植民地時代のコロニアル建築が色濃く残るコロンビアのビジャデレイバ(Villa de Leyva)は、首都ボゴタから4時間ほどで行けるコロンビア人に人気の観光地です。石畳の広場に歴史的な街並みなどが魅力的な町とその周辺の、おすすめスポットを紹介します。
この記事の目次表示
1.マジョール広場(Plaza Mayor)
ビジャデレイバの町の中心にあるマジョール広場。植民地時代の面影が色濃く残り、美しい石畳が見られることから町随一の名所となっています。そしてこの広場は南米で一番広い広場としても知られているとのこと。
また、コロンビアの町の中心広場とセットになって必ずあるのが教会です。高さはなく、横に長い建物の中心にある入口から教会の中へと入ることが出来ます。
2.カサ・テラコッタ(La Casa de Terracota)
別名で粘土の家ともいわれるカサ・テラコッタは、粘土で作られた家形の大きな作品で、一塊の陶器としては世界最大のサイズとされています。2階建て構造にも関わらず、鉄筋やセメントなどの補強材は一切使われていないながら、制限なく動いても問題ないほど強靭な強度を誇る完全な粘土の家です。
この土地の歴史的な何かに関連する建物というわけではなく、芸術家の一作品として公開されています。建物の中に入って実際に家に触ってみたり、テラスや屋上に出て外を眺めることもできます。
窓も多く明かりが入りやすいため、暗い印象は一切ありません。キッチンやダイニング、ベッドに至るまで全て粘土で作られ、一部の飾りなどは鉄製で作られています。
3.ポゾス・アズーレス(Pozos Azules)
池が5つある公園です。園内では、誘導の矢印を辿って進みます。園内を進んでいくと、エメラルドグリーンとスカイブルーの中間の色合いの池「ポゾス・アズーレス」が姿を見せます。天候によって多少色が変わりますので、なるべく天気のよい日に行きたい場所です。
池の水に金属が溶けていることから青い色になっており、この金属によって浮力が働かなくなっていることから、池で泳ぐと溺れてしまうとのこと。また、魚も棲んでいません。
ついでに行きたい近隣観光
1.ラキジャ(Ráquira)
ラキジャは、アーティストたちのコロニーとして発展した町です。小さい町ながらお土産屋さんが並ぶ中心部は、建物自体も魅力的で独特な雰囲気が楽しめます。また、良質の土が取れることから、陶芸が盛んな町としても有名です。
北アンデスの伝統的な陶器と手織り品を生産する土地として知られており、この町で作られた器やお皿、陶器でできた風鈴などは、コロンビア国内でも人気のお土産品です。他にもクリエイティブなアクセサリーや置物も多く、土産屋さんを回るだけでも楽しめますよ。
2.Vargas Swamp Lancers
スペイン支配下からの最後の独立戦争が行なわれた場所として、コロンビア人なら誰でも知っている場所に建っているモニュメント。高さは33mもあり、コロンビア最大のモニュメントとして、コロンビア独立戦争から150周年の時に建てられました。
大砲の発射口のようなところには、騎馬に乗ったたくましい戦士たちの像がいくつも付いており、独立戦争を忘れないためのシンボルとして建っています。
- Vargas Swamp Lancers
- コロンビア / その他スポット
- 住所:La, Calle Pantano de Vargas, Paipa, Boyacá, コロンビア地図で見る
3.ソチャゴタ湖(Lago Sochagota)
パイパという町の中心部にある湖で、地域住民の憩いの場としても親しまれています。遊覧フェリーが運航していたり、水辺のレストランでゆったり湖を眺めながら食事やお茶を楽しむこともできる、リフレッシュスポットです。
4.トタ湖(Laguna De Tota)
巨大なトタ湖の中で、白い砂浜、青い水辺が広がるビーチがある「PLAYA BLANCA」は特に人気の観光スポットです。この浜辺からはボートで湖を遊覧することもできます。海からは遠いこの地域で、人気の水遊びスポットです。
この湖ならではの名産かつご当地料理として、鱒料理が各レストランで提供されています。一周するには1時間近くかかる湖周辺の道中には広大なネギ畑があり、収穫の時期になると新鮮なネギの香りがどこからともなくしてきます。
いかがでしたか
ボゴタから4時間程度で行けるビジャデレイバ。長期旅行中の欧米人は訪れていますが、日本人の観光客はごく少ないようです。よりディープな旅にするなら、こちらにも立ち寄ってみてはいかがでしょうか?