エルサルバドル

【エルサルバドル】マヤ文明随一の珍しさを誇る3つの遺跡

取材・写真・文:

東京在住
訪問エリア:191ヶ国

2023年6月27日更新

3,727view

お気に入り

この記事の目次表示

遺跡の外には可愛らしいマヤのお土産

マヤ遺跡の外には、どこもお土産屋さんが並んでいます。

  • 写真:toshel
  • 写真:toshel
  • 写真:toshel

それぞれのアイテムには、独特の可愛らしさがあります。趣向をこらしたマヤのお土産ですので、足をとめてみるのも楽しいです。

  • 写真:toshel
  • 写真:toshel

話好きな地元の方が多く、すぐに声をかけてくれて日本の話をすることもしばしば。

  • 写真:toshel
  • 写真:toshel
  • 写真:toshel

次に、タスマル遺跡へ行く途中にある、エルサルバドル第二の都市をご紹介します。

サンタ・アナ

エルサルバドル第二の都市サンタ・アナは、首都サンサルバドルの北西65kmのところにあるのんびりとしたコロニアルの街です。

  • 写真:toshel

エル・サルバドルが「コーヒー黄金時代」と呼ばれた時期に、サンタ・アナは国内で最も繁栄し、コーヒーを手掛けた企業家たちはこの地に暮らし、当時は原料となるコーヒー豆を栽培するコーヒー農園がいくつも見られたとのことです。しかし、内戦が勃発すると大きな被害を受け、街から多くの人が離れました。

  • 写真:toshel

サンタ・アナの中心となる旧市街歴史地区をご紹介します。

サンタ・アナ
エルサルバドル / 町・ストリート
住所:サンタアナ エルサルバドル地図で見る

サンタ・アナ大聖堂

エルサルバドルで最も美しいともいわれている大聖堂です。1906年に着工し、わずか7年で完成。世界の美しい聖堂100選にも選ばれたこともある大聖堂です。

  • 写真:toshel
  • 写真:toshel

内装は、石柱のカーブがエレガントで圧倒的な存在感を漂わしていますが、全体的にはシンプルな造りで、センスの良さを感じます。

  • 写真:toshel

中南米にはあまり見られないゴシック様式の教会は、青空を貫くようなシャープなファサードが印象的で、サンタ・アナの人々の心の拠り所でもあります。

  • 写真:toshel
サンタ・アナ大聖堂
エルサルバドル / 社寺・教会 / 教会
住所:サンタ・アナ大聖堂地図で見る

サンタ・アナ国立劇場

1889年に建設が始まり、1902年にオープンした、かなり古くからある劇場です。壁は美しい緑に塗られ、歴史と文化に溢れた場所として、市民に親しまれています。

  • 写真:toshel
サンタ・アナ国立劇場
エルサルバドル / エンターテイメント
住所:Teatro de Santa Ana, Avenida Independencia Norte, Santa Ana, エルサルバドル地図で見る

サンタ・アナ自治体庁舎

1871年に建設された木造2階建ての建物です。ネオルネッサンスのイタリアと新古典主義の影響を受けており、その対称ファサードは8つのイオニア式の列柱と鮮やかな黄色がトッピングされた美しい建物です。

  • 写真:toshel
サンタ・アナ自治体庁舎
エルサルバドル / 建造物
住所:サンタ・アナ自治体庁舎地図で見る

リベルター公園

リベルター公園は、街の中心に位置する緑豊かな空間で、地元のサルバドル人が集まっておしゃべりをしています。

  • 写真:toshel
  • 写真:toshel

スナック売りやアイスクリーム屋さんのでる公園は、子供たちの声もにぎやか。世界の殺人発生率上位国に常にランキングされるような危険な雰囲気はありません。

  • 写真:toshel
  • 写真:toshel

陽が暮れてからの一人歩きは気を付けましょう。というくらいのレベルです。これまで172ヵ国を旅してきた筆者は、ここよりもっと危険な都市はいくらでもあったとの認識ですよ。

  • 写真:toshel
  • 写真:toshel
リベルター公園
エルサルバドル / 公園・動植物園 / 公園
住所:リベルター公園 サンタアナ エルサルバドル地図で見る

3つの遺跡とサンタ・アナへの行き方

ご紹介したサン・アンドレス遺跡とホヤ・デ・セレン遺跡はお互いが近くにあり、エルサルバドルの首都サンサルバドルから車で一時間ほどです。タスマル遺跡は2遺跡から見てサンタ・アナよりも先にあり、車でさらに一時間ほどの距離です。

3遺跡を巡るのは日帰りでも十分可能ですが、じっくり観られたい方は、サンタ・アナで宿泊して回られるとよいと思います。また、タスマル遺跡からグアテマラへ抜けることもできます。首都のグアテマラまで、イミグレーションへの立ち寄り時間込みで3時間ほどです。

  • 写真:toshel
サンサルバドル
エルサルバドル / 町・ストリート
住所:サンサルバドル エルサルバドル地図で見る

エルサルバドルへの行き方

日本からエルサルバドルへの直行便はないため、アメリカかメキシコを経由してエルサルバドル唯一の国際空港がある首都のサンサルバドルへ行きます。遺跡はサンサルバドルより西方に集中しています。遺跡巡りには、信頼できる現地の個人ツアーや、ホテルでチャーターするタクシーをオススメします。

上記したように、殺人事件の多い国ではありますが、特段、街に警察が多い印象もありません。万が一、そのような場面に遭遇したら、自分の身をどのように守るかを、少しだけシミュレーションしておくとよいかもしれません。

  • 写真:toshel人懐こいガソリンスタンドで働く人々

エルサルバドルの旅行予約はこちら


エルサルバドルのパッケージツアー(新幹線・飛行機付宿泊プラン)を探す

エルサルバドルのホテルを探す

エルサルバドルの航空券を探す

エルサルバドルのWi-Fiレンタルを探す

この記事で紹介されたスポットの地図

関連するキーワード

※記事内容については、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

あなたにオススメの記事

この記事を書いたトラベルライター

地球旅~現在192ヵ国~
行ったことのない国を中心にひとり旅しています。他国の歴史、文化、宗教、遺跡、そしてそこに住む人々の考え方に興味があります。

車の運転が好きなので、海外ではドライブ旅を楽しんでます。普段は会社員です。

【ホンジュラス】世界屈指の犯罪都市テグシガルパ

世界の治安が悪い国ランキングなどを見ると、毎年必ず上位になってしまうホンジュラス。しかし、手つかずの美しい自然が多く、世界遺産に登録されたマヤ文明のコパン遺跡を...


【レバノン】ベイルート・ビブロス・バールベックの見どころ

遠い昔、世界の中心が地中海にあった時代、レバノンは東西貿易の交差点となる重要な位置にあり、繁栄の極みにありました。古くから数多くの王様や将軍が、この土地を挙って...


カリブの島はどこがいい?陽気レゲエでちょっぴり危険な「バルバドス」どこまでも静かな「アンティグア」

カリブ海には、大小様々な島がおよそ700あります。そのほとんどは欧米各国の領土で、独立国はわずか13カ国のみ。今回は、その中より対極にある2つの小さな島国をご紹...

【サウジアラビア】ついに観光ビザ解禁!閉ざされていた王国の珍しい文化と各都市の見どころ

観光での入国が困難だったサウジアラビアが、2019年9月27日に突然、ツーリストビザの発給開始を発表しました。今回は、サウジアラビアに古くからある慣習と文化、そ...

【ベネズエラ】世界の危険都市上位?首都カラカス

世界屈指の産油国にしてハイパーインフレーションに陥った南米の国ベネズエラ。かつて、スペイン植民地から独立へと導いた英雄「シモン・ボリバル」の生まれ育った街でもあ...

トラベルライターインタビュー Vol.3 Emmyさん

【トラベルライターインタビューVol.3】一人旅を応援する記事を多数執筆!Emmyさんならではの人気記事執筆のコツやその原動力に迫ります