藤沢市

【湘南】在住ライターが本気で推す本格フレンチ「名古屋」!?

取材・写真・文:

神奈川在住
訪問エリア:47都道府県

2021年1月19日更新

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写真:えいぶゆう/TossyPhoto

湘南エリアで1,2を争うと言っても過言ではない本格フレンチ料理店「佛蘭西料理 名古屋」。海や山の自然豊かなロケーションで、人生をめいっぱい楽しみたい人々が集う湘南には、オシャレなレストランやカフェが沢山あります。そんな激戦区の湘南エリアにおいて、地元民がここぞという時に利用するフレンチ料理店をご紹介します。

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湘南なのに「名古屋」ってどういうこと?

江ノ島など湘南を代表する観光地を有する神奈川県藤沢市。この藤沢市で地元民に愛されている本格フレンチ店があります。それが今回ご紹介する「佛蘭西料理 名古屋(ふらんすりょうり なごや)」。

  • 写真:えいぶゆう/TossyPhoto外観

藤沢市にあるのに店名が「名古屋」とは不思議ですよね?その理由はいたってシンプル!オーナーが名古屋出身ということで「名古屋」なんだそう。お店は住宅地の真ん中にあり、歩いていると瀟洒(しょうしゃ)な洋館風の建物がいきなり出てくるので「オヤ?」と思うはず。

それでは早速お邪魔してみましょう。ドアを開けると開放感ある吹き抜けのエントランスホールがあります。外観はこじんまんりとした雰囲気でしたが、中に入ると意外な広さにびっくりします。20~30畳くらいはありそうな空間に、ゆったりと曲線を描く階段と、ダークカラーのファニチャーが空間をピリッと締めていて素敵です。

  • 写真:えいぶゆう/TossyPhotoエントランス

2階は個室となっていて、ご家族、親戚、女子会とグループでの特別なお食事会に利用されるそう。少人数でのお食事は1階エリアで。1階はシックな内装にゆったりとした円形のテーブルが置かれていてます。

  • 写真:えいぶゆう/TossyPhoto1階の様子
  • 写真:えいぶゆう/TossyPhotoガーデンに面した席

目の前にはガーデンが緑豊かで、店内を広く明るく見せています。ここはウェディングにも使われているようで、内装はとても重厚感があります。レストランウェディングをした場合、結婚式当日だけでなく、その後の記念日や特別な日などにも繰り返し同じレストランを訪れることができるので、長く付き合える思い出の場所ができますよね。地元民に愛されている秘密はもしかしたら、そんなところにもあるのかもしれません。

予算は?

こちらのレストランのシェフは、もともとミシュラン2つ星レストランで副料理長をされていた方だそう。さてさて気になるご予算ですが、例えば高級店だとランチコースの基本料金で8,000円前後くらいでしょうか。

こちらでは、高級店なみのクオリティで、コースの基本料金が5,000円前後です。5,000円のコースのお店も沢山ありますが、こちらのレストランはそのクオリティの高さにびっくりしますよ。

  • 写真:えいぶゆう/TossyPhotoいくら・・・?

さて、実際に筆者はいくら使ったかというと、この日はランチタイムにお邪魔して5,500円のコースをいただきました。基本のコース料金にくわえて、メインの料理のアップグレード+ドリンク+サービス料などを考慮すると、ランチで1人当たり1万円で見積もっておけば良いでしょう。

料理:ランチコースの例

それでは、筆者が訪れた際のメニューを例に、クオリティが超高いお料理の数々をご紹介してまいりましょう。いずれも味、触感などの味覚にくわえて、プレート上での料理の見せ方、華やかさが素晴らしんです!

茅ヶ崎産のトマトのムース

藤沢市の隣にある茅ヶ崎市。海の街というイメージがあるので、まっさきに海産物を想像するかもしれませんが、茅ヶ崎は野菜も美味しいんですよ。そんな茅ヶ崎産のトマトを使ったムースがトップバッターとして登場。

  • 写真:えいぶゆう/TossyPhotoトマトのムース

ジュレに浮かんだトマトが見た目が涼やかなお皿です。スプーンを手に取り、トマト、ジュレ、ムースが全てはいるように上手にすくいます。スプーンを握る指先には、トマトがジュレにくずれて交わっていく感覚と、ジュレのぷるっぷるの弾力、そしてムースの確かな存在感が伝わってきます。そして口に運び、実食!

しっかりした触感のムースの中に、トマトの甘みと爽やかな酸味が調和していて、大事に大事に食べたくなる深~い味わい!食感に変化をつけるため種も入っていて、舌触りも楽しめます。コースの前菜は、食欲をかりたてるために、酸味の強いものが選ばれることが多いですが、こちらのお料理の酸味は上品で、うま味のようにすら感じます。

アナゴとナスの前菜

続いて前菜です。皮をむいてボイルしたナスの上に、アナゴがのっかっています。アナゴごしにナスをフォークで貫き、崩れないように静かに口の中にいれて、それぞれの2つ食材を比べてみます。ナスのやわらかい触感とは反対に、アナゴはパリパリに揚げられていて、こちらも2つの触感が楽しめるお皿です。

  • 写真:えいぶゆう/TossyPhotoアナゴとナスの前菜

アナゴはパリパリにすることで香りが引き立つという効果もあるようです。さらにお豆の葉っぱがボタニカルアートのような華やかさを演出していますね。お味はもちろんのこと、触覚+嗅覚+視覚の総攻撃とも言えるお皿です。う~ん。クオリティ高い♡

とうもろこしのポタージュ

お次は、とうもろこしの冷製スープです。ところでコースって、どこからメインが始まるかご存知ですか?これまでのお皿は食欲を駆り立てるための、助走的な立ち位置。実はこのスープからが、いよいよ本番スタートなんです。それぞれのお皿の役割分担を知りつついただくと、シェフの工夫や配慮が見えたりして、よりお料理を美味しくいただけますよ。

  • 写真:えいぶゆう/TossyPhotoとうもろこしのポタージュ

こちらのポタージュは。こっくりとしたとうもろこしのポタージュの上に、さらにとうもろこしのムースが乗っています。ムースでクリーミーさを調節しながら、自分でお好みの濃厚さを楽しめます。

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えいぶゆう(文)とTossyPhoto(写真)の2人で、心のまんなかにある「旅」を切り取っていきます。

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