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白河だるまで縁起を担ぎ厄除けを願う【福島】

取材・写真・文:

福島在住
訪問エリア:30都道府県

2024年1月6日更新

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福島県に見て学んで楽しめる「だるまランド」ができました。幸運をもたらす縁起物として、古くから日本の家庭に置かれ愛されていただるま。初詣の出店でもおなじみですが、300年余の歴史を誇る白河だるまで幸運を祈願してみませんか?

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白河達磨の歴史は?

「だるま」の元となったのは、仏教の一派である禅宗開祖の達磨の坐禅姿を模した置物でした。その流れで玩具にもなりました。白河達磨の歴史は今から300年前にさかのぼります。松平定信が白河城主を務めていた際、城下の繁栄を願ってだるま作りの技術を習得させ、旧正月の1月14日を縁日として、大手門前に「だるま市」を開催させたのが始まりと伝えられています。松平定信はのちに、白河藩主としての手腕が評価され江戸幕府の老中に就任、寛政の改革を行ったことで知られる名君です。

白河だるまの特徴

「だるま」は、家族の健康や会社の繁栄、高校や大学の合格や選挙での当選など、人々の夢や希望を願う場におかれるようになっていきます。「白河だるま」の特徴は、幸運や吉兆の象徴とされる鶴、亀、松竹梅が、顔の中に描写されていることです。デザインは、江戸後期の日本画家で、松平定信のお抱え絵師として活動していた谷 文晁(たに ぶんちょう)によるものです。徳川時代の三大画家の一人として、円山応挙、狩野探幽らとともに数えられています。

  • 写真:Olive

眉は鶴、髭は亀、あご髭は松、びん髭は梅、顔の下には竹を模様化しています。現在は技術革新で、だるまの大量生産、同じ顔のだるまを製造することができるようになってきましたが、「白河だるま」は、人の顔と同じように個性にこだわり、一つ一つ手書きで製造されています。現在は市内の「佐川だるま製造所」と「白河だるま総本舗」の2店舗が、白河だるまの歴史を受け継いでいます。

だるまランドとは?

  • 写真:Olive

白河駅からも白河の小峰城からも歩いて10分強の場所に、2021年7月だるまランドがオープンしました。蔵造りの建物を使用しており、趣のある雰囲気です。前出の「白河だるま総本舗」が手がけ、作業場や製造工程、展示場などがあります。広い作業場には、作業中のカラフルな商品がずらりと並んでいて、どんな完成品になるのかワクワクしてしまいそう。時間帯によっては、職人さんが実際に作業している様子を見学できます。だるま以外にも、人気の赤べこが制作されていました。

だるま制作の工程からアート作品まで

  • 写真:Olive

「学び場」と題されたコーナーは、だるまの製造工程が詳しく展示、説明されています。造形から色塗り、乾燥まで、身近な存在でありながら意外に知らない「だるま」の世界を知ることができます。

  • 写真:Olive

展示場は季節に合わせて模様替えが行われるそうですが、企業や有名キャラクターとのコラボだるまが展示されています。中でも、アート作家による斬新な「だるま」も多数展示されていて、新しい「だるま」との出会いにびっくりするはず。

絵付けやお気に入りの購入も

  • 写真:Olive
  • 写真:Olive

物販体験場では、絵付け体験はもちろん、お買い物も楽しめます。2メートルもの巨大だるまガチャや、だるまさんがころんだゲームを楽しむこともできます。他にも、こんなに?と驚くほど、「だるま」に関するグッズが豊富にそろえられていて、さすが縁起物なのだと改めて感心させられます。ここは、300年の歴史を誇り人々から愛されてきた「白河だるま」を満喫できる場所です。

だるまの目入れや飾り方

余談ですが、「だるま」の目入れについて参考までに、ご紹介しておきますね。願い事がある場合は、一般的に良い日と言われる、大安、友引、先勝の日を選び、左目に目を入れ、成就したら右目に入れるという風習があります。特に願い事がない場合は、両眼を入れて飾ります。「だるま」は、昔から厄除けの縁起物とされているので、東または、南向きに飾ると良いとされています。

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この記事を書いたトラベルライター

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日帰りドライブから、国内、海外を問わずお出かけするのが大好きです。ずっとタウン重視でお買い物に夢中の旅でしたが、10年ほど前にアメリカ・サンフランシスコに在住。国立公園めぐりをしたことをきっかけに、自然も大好きになりました。少し歴史を知ってから出かけると楽しいこと、美味しい食べ物や綺麗な風景に出会えると幸せなこと。小さな情報が、誰かの楽しい!や嬉しい!につながったらいいなと思っています。これからも、いろんなところへ出かけて、たくさんの情報を発信してゆきたいと思っています。少しでも参考になれますように!

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