独特な雰囲気がたまらない!北ドイツの世界遺産の町リューベック

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   2017年10月27日更新

北ドイツを中心としたハンザ同盟都市の中心として400年以上歴史を支えてきた商業都市リューベック。赤レンガ造りの建物が街に独特な雰囲気を醸し出す旧市街は、ユネスコ世界文化遺産にも登録されており、今もなお中世の面影を感じることができます。「ハンザの女王」とも称されるリューベックの魅力をご紹介。

リューベックについて

ドイツにある16つの連邦州のなかでも最も北にあるシュレースヴィヒ=ホルシュタイン州の中の都市です。13世紀~15世紀頃まではハンザ同盟の盟主として繁栄を誇っていました。

リューベックまでのアクセス

リューベックまでのアクセスは電車利用が便利。

  • ハンブルクから列車で約45分
  • ベルリンから列車で約3時間(乗換あり)
  • フランクフルトから列車で約4時間半(ハンブルク乗換)

北ドイツの中でも北部に位置していますが、ドイツは高速列車・鉄道網が発達しているので、各主要都市から乗換も少なく、意外に楽にアクセスできます。

さぁ街歩き!

リューベックの街歩きはリューベック中央駅から始まります。駅を出発して町の中心までは徒歩約15分ほど。

この町の象徴“ホルステン門”

駅を出て市街地へ向かい歩き、ほどなくしてすぐにこの町の入口であり、シンボルともいえるホルステン門がお出迎えです。赤レンガ造りで他に類を見ないその存在感ある門は、その先に広がるリューベックの町を守り隠すかのような印象を受けます。ちなみに、町への入口側の壁をより頑丈に建設したことから、少し傾いているのが見て取れます。

また門の中はホルステン門博物館となっており、リューベックの歴史や船舶関連の模型等の展示がされています。

州の象徴として

このホルステン門はリューベックのシンボルであることはもちろんですが、州を代表する歴史的建造物です。というのも、ドイツでは通常のユーロコインとは別に連邦州ごとのデザインもあり、リューベックのあるシュレースヴィヒ=ホルシュタイン州の2ユーロコインの柄は、このホルステン門が刻まれています。

CONCORDIA DOMI FORIS PAX=“内に結束を、外に平和を”

ホルステン門

ドイツ / 建造物

 

住所:Holstentorplatz, 23552 Lübeck, ドイツ

Web:https://museum-holstentor.de/

塩倉庫

ホルスステン門を抜けてすぐトラベ川沿いに、こちらも赤レンガで作られた建物が立ち並ぶ景色を見ることができます。ハンザ同盟時代、塩は富や権力と結びついていたといわれ、重要な資源でした。

塩は内陸地のリューネブルクから仕入れられてここで保管され、ハンザの商人たちはバルト海で捕れたニシンを塩漬けにし、それらを諸都市へ売りさばくことでリューベックは繁栄していきました。

塩倉庫

ドイツ / 建造物

 

住所:Wallstraße 1, 23560 Lübeck, ドイツ

Web:http://www.luebeck.de/tourismus/sightseeing/sehens...

聖ペトリ教会からまず一望

ホルステン門を正面から見た際に、背後にひときわ目立って立っている1本の塔が聖ペトリ教会です。教会自体はモダンなつくりとなっていますが、見どころは展望台。エスカレーターで展望階まで登れば、リューベックの街を180度眺望することできます。

聖ペトリ教会

ドイツ / 社寺・教会

 

住所:Petrikirchhof, 23552 Lübeck, ドイツ

Web:http://www.st-petri-luebeck.de/

中世を感じる旧市街

旧市街のマルクト広場には、繁栄していた当時の威厳を面影として残す市庁舎があります。牛の血で染めたといわれる黒レンガに槍のような緑の尖塔、バルト海からの強風を通すための風穴があけられており、独特な雰囲気を放っています。これらはリューベック特有の建築と言われています。

リューベックのマルクト広場

ドイツ / 公園・動植物園

 

住所:Breite Str. 62, 23552 Lübeck, ドイツ

聖霊養老院/Heiligen-Geist-Hospital

世界最古の福祉施設のひとつであるこの聖霊養老院は、13世紀後半、ハンザ同盟都市として繁栄をしていた頃に、社会的弱者の救済のために建てられました。現在は一部見学が可能となっており、市内でも最も重要な建物の一つです。

聖霊養老院

ドイツ / 建造物

 

住所:Koberg 11, 23552 Lübeck, ドイツ

いくつものストーリーを持つマリエン教会

リューベックに来たのならば、この教会は欠かせません。レンガの温かみのある内装も美しいだけでなく、この教会には多種多様なストーリーが秘められています。

あのバッハが足しげく通った音色

この教会には、世界最大級のパイプオルガンがあり、かつて音楽家のバッハは、当時この教会でオルガニストをしていたブクステフーデの演奏を聴くために遠いチューリンゲン州から400キロの道のりやって来たそうです。そして魅了されたバッハは4ヵ月もリューベックに滞在したとか。

残された戦争の傷跡

マリエン教会の片隅には、第二次世界大戦時の爆撃で尖塔から落下し破壊した鐘がそのままの姿で残されています。まるで飴細工のように破損しているその姿は、当時の被害の大きさ、悲惨さを今もなお伝え続けています。

酒飲み悪魔の物語

マリエン教会のすぐそばに、何かうれしそうな顔をしている銅像が座っています。この子は実は悪魔で、こんな物語があるのです。

かつて教会の建設が開始した時、お酒が大好きなこの悪魔はこの場所に“酒場”ができるものだと信じ、建設の手伝いをしていました。ところが完成間近でここが酒場ではないという真実を知った悪魔は激怒し、石を投げつけ教会を壊そうとしました。困った住人達はすぐ近くに酒場を作ることを約束すると、悪魔の機嫌は戻り、無事にマリエン教会が完成した。実際に近くに酒場が建設されたとか。

この物語を聞くと、悪魔のこの待ち遠しそうな笑顔も納得ですね。

マリエン教会

ドイツ / 社寺・教会

 

住所:Marienkirchhof 1, 23552 Lübeck, ドイツ

Web:http://www.st-marien-luebeck.de/

散歩心をくすぐる街並み

世界遺産に登録されているリューベック旧市街は、歴史的な建築物だけではなく、ちょっと入ってみたくなるような裏道や小道も多くあり、街歩きをより楽しくさせます。

街自体はそこまで大きくいので、のんびり街歩きをするにもちょうどいい都市です。ブライテ通りにはレストランやショッピングスポットもあり、さまざまな要素がコンパクトにまとまった街です。レストランでは北ドイツ料理とビールを♪♪

おわりに

北ドイツの街リューベックには、過去の歴史や繁栄の面影からどこか哀愁すら感じる独特な雰囲気があります。市内はそこまで観光地化されていないので、ほっと落ち着く温かい雰囲気を持ち合わせています。地図で見ると主要都市からは遠く感じますが、電車で行ける距離なので、ぜひ足を運んでみてください♪♪

リューベック

ドイツ / 町・ストリート

 

住所:リューベック ドイツ

この記事で紹介されたスポットの地図

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※この記事は2017年2月25日の取材に基づき公開した情報です。
 記事内容については、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。
トラベルライター
“きゅん”っと来るものが旅の原動力+*

福岡県出身。なんとなくでドイツ語を始める。初めての海外渡航でドイツへ行ってヨーロッパに魅了される。就職と同時に上京し、ふと思い立ったタイミングで1年間ドイツ渡航。なんとなくから始まってどこか切っても切れない縁があるドイツが大好きです。基本的には列車旅行がメインです。現在ヨーロッパ以外の海外にもアンテナ広げ中♪

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