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ドイツ観光
ロマンティック街道には古城や中世の街並

【ドイツ】ドラゴン伝説を追う旅~竜の岩山ドラッヘンフェルスとドラッヘンブルク城~

取材・写真・文:

福岡在住

2019年5月29日更新

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写真:a s a

デュッセルドルフからマインツまでのライン川沿いには、“ライン川伝説街道”と呼ばれる街道があり、その中にケーニヒスヴィンター/Königswinterという街があります。この街に伝わるドラゴンの伝説やライン川の絶景を眺められる山岳鉄道など、この街の魅力をご紹介します。

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ケーニヒスヴィンター/Königswinterとは

  • 写真:a s aチケット購入時に貰えるMAP

ケーニヒスヴィンターは、ドイツ西部に位置するノルトライン=ヴェストファーレン州に属しており、デュッセルドルフ~マインツまで約590Kmを結ぶドイツの観光街道、 "ライン川伝説街道"の中の街のひとつです。近郊の主要都市は、ボン(Bonn)から約12Km、ケルン(Köln)からは約40Kmの場所にあります。フランクフルトからは、ローカル線(RE)を乗り継いで片道およそ3時間程度の距離です。

いざ、ドラゴンの伝説を追う!

ドラゴンの伝説とは?

ケーニヒスヴィンターがドラゴンの伝説の町といわれるのは、中世の叙事詩に由来しています。登場人物は“ニーベルンゲンの歌”という作品の中に出てくる、英雄ジークフリート。彼がドラゴン退治の際に、その返り血を浴び不死身になったというお話の舞台となっているのです。

登山列車・ドラッヘンフェルスバーンに乗ろう!

  • 写真:a s a登山列車乗り場
  • 写真:a s a完成してから現在までの月日の表示
  • 写真:a s a
  • 写真:a s aドラッヘンフェルス(竜の岩山)駅
  • 写真:a s a
  • 写真:a s a山の中を走っていきます
  • 写真:a s aレトロな運転席

ケーニヒスヴィンターの見どころはすべて、ジーベンゲビルゲ(Siebengebirge)と呼ばれる山脈の中にあり、麓からハイキングして歩いても行けますが、せっかくならドイツ最古の登山鉄道、ドラッヘンフェルス電車(Drachenfelsbahn)に乗って行きましょう!駅から15分ほど歩いたところに、この登山列車専用の駅があります。ルートは麓⇔ドラッヘンフェルス城⇔ドラッヘンフェルス(竜の岩山)となっており、往復チケットを購入していれば途中下車可能です。レトロな列車がガタンゴトンと山を登っていきます。

【料金】
おとな往復:10EUR(約1,250円)/おとな片道:8EURO(約1,000円)
こども往復:5,5EUR(約690円)/こども片道:5EURO(約630円)
※そのほか特別料金は公式HPをご確認ください。
【運行スケジュール】
15分おきの運行
※ただし冬季運休(12月~3月)詳細は公式HPにてご確認ください。
ドラッヘンフェルス登山鉄道駅
ドイツ / 駅・空港・ターミナル
住所:Drachenfelsstraße 53, 53639 Königswinter地図で見る
電話:02223 92090
Web:https://www.drachenfelsbahn.de/index.php/de/

竜の岩山/ドラッヘンフェルス

  • 写真:a s a
  • 写真:a s a
  • 写真:a s a
  • 写真:a s a

登山列車の終点が、ドイツ語で"竜の岩山"といわれるドラッヘンフェルスがある場所です。駅から少し登ったこの場所が、その英雄ジークフリードがドラゴン退治を行ったといわれる場所です。粗々とした岩肌が、戦いの場であった雰囲気をより醸し出しています。それとは対照的に、ここからのライン川の素晴らしい景色は感動もの。

絶景とともに贅沢なひと休み

  • 写真:a s a
  • 写真:a s a
  • 写真:a s a

登山列車の停留所とドラッヘンフェルスの間には、ライン川をダイナミックなパノラマで眺望できるエリアがあります。カフェ・レストランもあるので、絶景とともに贅沢なひと休みはいかが?

ドラッヘンフェルス(竜の岩山)
ドイツ / 展望・景観
住所:50.665457, 7.210595地図で見る
電話:02223 296990
Web:http://www.der-drachenfels.de/

ドラッヘンブルク城/Schloss Drachenburg

  • 写真:a s a
  • 写真:a s a
  • 写真:a s a
  • 写真:a s a

ドラッヘンフェルス(竜の岩山)から一駅下ると、ドラッヘンブルク城に到着です。1882~1884年頃に建設されたこのお城は、他の古城や要塞のように、かつて政治的または軍事的な役目を果たしていたわけでなく、金融家の個人邸宅として建てられたというのも驚きです。

豪華な装飾の館内

  • 写真:a s a
  • 写真:a s a

館内は、もともと個人邸宅というだけあり書斎や客間など、豪華絢爛な客室の数々を見ることができます。特に壁に描かれた装飾が目を惹きます。

景色も最高

  • 写真:a s a北棟展望台からの眺め
  • 写真:a s a北棟展望台からの眺め

ドラッヘンブルク城敷地内の公園は、噴水やたくさんの花々があるだけでなく、ここからもライン川を一望できます。北側にある塔からの眺めがおすすめ!天気が良い日には、遠くに建つケルン大聖堂を見つけることがでるでしょう。

ドラゴンの血のワイン?!

  • 写真:a s a

ドラッヘンフェルス城の入り口には、お土産ショップやカフェも併設しています。そこで是非手に入れたいのが、「竜の血のワイン」と呼ばれるもの。この地に伝わる伝説にまつわるワインを是非お土産に♡

【ドラッヘンブルク城料金】
おとな:7EUR(約880円)
※往復登山列車券+ドラッヘンブルク城料金のコンビチケット(16EUR/約2,000円)の販売もあり。
詳しくは公式HPをご確認ください。
ドラッヘンブルク城
ドイツ / 建造物
住所:Schloß Drachenburg, Drachenfelsstraße 118, 53639 Königswinter地図で見る
電話:02223 901970
Web:https://www.schloss-drachenburg.de/index.php/de/

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この記事を書いたトラベルライター

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福岡県出身。なんとなくでドイツ語を始め、初めての海外渡航でドイツへ行ってヨーロッパに感動!就職と同時に上京し、数年後に1年間ドイツ勤務。なんとなくから始まってどこか切っても切れない縁があるドイツが大好きです。基本的には列車旅行がメインです。きゅん!とした気持ちをきっかけに旅してます♪

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