ハワイ島
ハワイ島観光
豊かな自然に恵まれたハワイ諸島最大の島

ハワイ島で火山の女神ペレに出会う!レンタカーで行く火山国立公園

取材・写真・文:

トラベルライター

2018年4月23日更新

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写真:トラベルライター

ハワイ諸島で最大の島、ハワイ島。独特なエネルギーで満ちたこの島は、活発な火山活動によって形成されました。現在でもマウナ・ロア(Mauna Loa)とキラウエア(Kilauea)という2つの活火山があり、一帯はハワイ火山国立公園(Hawaii Volcanoes National Park)として管理され、たくさんの観光客を惹きつけています。そんなハワイ火山国立公園を、レンタカーで回ってみましょう。

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ハワイ火山国立公園とは

ハワイ火山国立公園は、ハワイ島の南部に広がる国立公園です。敷地内にはマウナ・ロアとキラウエアの二つの巨大な活火山があり、これらの火山は現在でも活動を続けています。

キラウエア火山は、プウ・オオ(Pu'u 'O'o)火口とハレマウマウ(Halema'uma'u)火口の2箇所の地点で活発な噴火活動を続けていて、条件がよければ海に流れ込む溶岩を見ることもできます。

現在は国立公園となっているキラウエアですが、ネイティブハワイアンにとっては非常に神聖な場所です。ハワイの神々の中では最も有名とされる火山の女神ペレ(Pele)が住むとされています。

  • 写真:トラベルライター火山の女神ペレ

ペレは美しく情熱的な女神ですが、気性が激しく気まぐれです。恋多き女神で嫉妬深く、気に入らない相手は、すぐに燃やしてしまいます。そんなペレの魂が宿るキラウエア一帯は、パワースポットとしても有名です。実際に訪れるとわかりますが、確かに不思議な自然のエネルギーに溢れた場所だと思います。

見所にあふれたハワイ火山国立公園。もちろんツアーで行くのも楽しいですが、せっかくなのでレンタカーで訪れて丸一日、公園内の独特な景観やハイキングコースを満喫してはどうでしょう。公園内は舗装された道路が整備されているので、小型のコンパクトカーで行っても十分楽しめます。

旅の準備

レンタカーを借りる

ハワイ島はハワイ諸島で最大の島で、その面積は東京都の約5倍です。その広い島中にまんべんなく見所の観光スポットが散らばっている、というイメージです。オアフ島にあるホノルルのようにバスなどの公共交通機関も充実していないので、レンタカーで回るのが一番のおすすめです。

  • 写真:トラベルライター真っ赤なレンタカー!ペレに会いに行くにはぴったりの色

ハワイでは、日本の運転免許証でレンタカーが借りられます。事前に日本で国際免許を取得していく必要がないので非常に楽です。空港にはたくさんのレンタカー会社の営業所があるので、日本を出発する前にお気に入りのレンタカー会社で予約を取っていくと良いと思います。

持ち物

ハワイ火山国立公園では手軽なハイキングから、数時間かかる本格的なトレッキングまで、様々なアクティビティが楽しめます。車で展望台などを回るだけであれば特別な準備は必要ありませんが、ある程度歩いてみたいと考えている場合は、念のため持って行った方がよいものがいくつかあります。

  • 長ズボン:溶岩が冷えてできた溶岩台地は、鋭い岩になっている部分があります。万が一転んだときに怪我をする可能性があるので、念のため長ズボンで歩くのがおすすめです。
  • 防寒具:火山国立公園はとても広く、高低差もあります。そのため場所や時間帯によって気温差が非常に激しくなります。特に夜は寒いので、薄手のダウンなどの防寒着を持って行きましょう。
  • 雨具:キラウエア周辺は天気が変わりやすく、雨も非常に多い地域です。雨具は必ず持って行きましょう。できれば傘ではなく防水のウィンドブレーカーなどの方がよいと思います。
  • 懐中電灯、ヘッドライト:公園内は昼と夜で景色がガラリと変わります。両方見るのがおすすめですが、夜は街灯などもなく非常に暗いので、懐中電灯もしくはヘッドライトを持参する方が安全です。
  • サングラス:晴れると公園内は日陰もなく、日差しが非常に強いです。サングラスがあると便利です。
  • 帽子:こちらも晴れた日には必須です。熱中症予防のために帽子をかぶってください。
  • 日焼け止め:ハワイ全般に言えることですが、日差しが強いので日焼け止めはこまめに塗りましょう。
  • 水:公園内に長時間滞在する場合は、とにかくたくさん水を持っていきましょう。売店もありますが、限られた場所にしかないので事前に用意して持っていくことをおすすめします。
  • お弁当:公園内には食事を取れる場所がほとんどありません。サンドイッチなどのお弁当を事前に用意して持参した方がゆっくりと散策できて安心です。
  • オペラグラス:火山は生きているので、条件によっては火口や溶岩流の近くは危険なため近づけない場合もあります。そんなときに活躍するのがオペラグラスです。意外と役に立つので是非持って行ってください。

いざハワイ火山国立公園へ!

まずはビジターセンターへ行こう

では実際にハワイ火山国立公園に行ってみましょう。島の東側にあるコナ(Kona)からは車で3時間ほどかかってしまいますが、西側のヒロ(Hilo)からであれば45分ほどのドライブです。

より近くに宿泊したい場合は、公園のすぐ外にVolcano Villageという集落もあるのでそちらに滞在するのも選択肢のひとつです。街遊びと自然観光のバランスを考えると、ヒロ周辺に宿泊するのがよいかもしれません。

アメリカの国立公園は入場するのに入場料がかかります。車で行く場合、1台につき25ドル(約2,800円、2017年9月現在)かかります。この入場券は7日間有効です。支払った際に渡されるレシートが入場券になっていますので、捨てずに必ず持っていましょう。これがあれば何度でも再入場できます。

  • 写真:トラベルライター1週間有効の入場券

入場料を払ったら、まずはビジターセンターへ行きましょう。ここでは公園内の地図や、ハイキングトレイルの地図などが手に入ります。

また公園のレンジャーが常にいて、その日の溶岩の状況や、おすすめのトレイルに関する情報を教えてくれます。質問すれば何でも答えてくれるので、わからないことはここで確認していくとよいです。

キラウエア ビジターセンター
ハワイ島 / 観光案内所・ビジターセンター
住所:Niaulani Campus, 19-4074 Old Volcano Road Volcano, HI地図で見る

キラウエアカルデラ

手軽に車で観光したい場合、ハイライトとなるのがキラウエアカルデラです。カルデラを一周するCrater Rim Driveと呼ばれる道路があり(2017年9月現在は一部通行止めで一周はできない)、道路沿いにジャガー博物館(Jaggar Museum)、キラウエア・イキ(Kilauea Iki)火口、サーストン溶岩洞(Thurston Lava Tube)などがあります。

  • 写真:トラベルライターキラウエア・イキ火口
  • 写真:トラベルライターサーストン溶岩洞

ジャガー博物館の裏にある展望台からは、ハレマウマウ火口が間近に見えます。活火山の火口をこれほどの近距離から見られる、というのはなかなかありません。ペレの魂が宿るとされるハレマウマウ火口は必見です。

  • 写真:トラベルライターハレマウマウ火口

ここには是非とも暗くなってから再び来てください。昼と夜とでは全く景色が違って見えます。夜の方がペレのパワーをより強く感じられると思います。

  • 写真:トラベルライター夜のハレマウマウ火口
ジャガー・ミュージアム
ハワイ島 / 博物館・美術館 / 博物館
住所:Hawai‘i Volcanoes National Park, Volcano, Island of Hawaii, HI 96718地図で見る
ハレマウマウ火口
ハワイ島 / 自然・景勝地
住所:Hawaii Volcanoes National Park, ハワイ州 96718 アメリカ合衆国地図で見る

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