どこまでも続く線路の上を思いっきり走ってみたい!と思ったことはありませんか。岐阜県飛騨市には、廃線になった線路の上をマウンテンバイクで走る「レールマウンテンバイク Gattan Go!!(ガッタンゴー)」というアクティビティがあります。ファミリー、カップル、ペットと一緒にのんびり景色を楽しみながらサイクリングをすることができます。
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本物の線路上を走ることができる、レールマウンテンバイクGattan Go!!
レールマウンテンバイクの仕組み
レールマウンテンバイクは、線路のレール上にマウンテンバイクの車輪がフレームで固定されています。スイスイ進み、脱線の心配もありません。
ガッタンゴー(Gattan Go!!)って何のこと?
レールマウンテンバイクは、約10年前に廃線となった旧神岡鉄道の線路の上を走ります。もちろん、レールの継ぎ目もそのまま。なので、マウンテンバイクで継ぎ目を通過する時には電車のように「ガッタンゴットン」という振動が伝わってくるのです。「レールマウンテンバイク Gattan Go!!」という名前は、この音に由来しています。
レールマウンテンバイクの魅力
本物の線路ならではの臨場感
線路の途中には高架やトンネルがあるので、本物の線路ならではの風景を満喫してください。
トンネルの中は真っ暗で夏でもヒンヤリ涼しく、夏のレジャーにもピッタリ。
サイクリングの途中で出会う線路上にある駅には、昔の駅名看板がそのまま掲げてあり、ノスタルジー溢れる風景にも出逢うことができます。
いつもは電車の中から見る風景を、自分の体で風を切って走りながら眺めるのは未知の体験となるはずです。
大人からこども、ペットも一緒に乗れる
レールマウンテンバイクの車両にはいろいろ種類があります。家族旅行なら最大で4人まで乗れるタンデム車に乗ることもできます。また、補助席を取り付けチャイルドシートやペットケージを装着することも可能。
線路は往復で約6kmの道のりですが、ここのマウンテンバイクはすべて電動アシスト付き!息切れもしないので、景色を楽しむことに集中できるのがこの電動アシストのうれしいところ。
自分のペースでサイクリングを満喫できるので、年齢や体力に関係なく、家族全員で参加できるアクティビティです。
季節によって異なる風景に出逢える
レールマウンテンバイクの営業期間は毎年4月上旬から11月下旬です。
4月下旬頃は線路沿いに植えられた桜並木が満開になり、お花見しながらのサイクリングを楽しむことができます。夏はトンネルの中が涼しく、外の暑さを忘れさせてくれそう。夏のトンネルの中と外の温度差は、なんと20度以上にもなるとのこと。
秋になれば飛騨の山々が一斉に紅葉します。黄金色に染まった山並みを眺め、サイクリングしながら紅葉狩りを楽しむのはいかがでしょうか。
- レールマウンテンバイク ガッタンゴー
- 飛騨古川 / 体験・アクティビティ / 穴場観光スポット / 遊び場
- 住所:岐阜県飛騨市神岡町東雲1327−2地図で見る
- 電話:090-7020-5852
- Web:http://rail-mtb.com/
神岡町はレールマウンテンバイク以外のお楽しみもいっぱい
昭和レトロな街並みを散策
飛騨市にある神岡町は、昭和30年代に鉱山の町として栄えていました。今でも、当時の面影が残る昭和レトロな町並みを見ることができます。地元をよく知るガイドさんと町歩きができるツアーも出ています。(要事前予約)
ニュートリノを発見する装着、スーパーカミオカンデ体験
また神岡町では、ノーベル賞を生み出したニュートリノを発見する装着「スーパーカミオカンデ」を体験することもできます。ニュートリノとは、宇宙から降ってくる宇宙線が地球上の大気と衝突して生まれる物質。星の一生の最後の大爆発でも放出されています。
旧神岡鉱山の地下約1,000mの深さで、地表の物質の影響をほとんど受けない場所。そこに世界最大のニュートリノ研究施設「スーパーカミオカンデ」があります。
この施設を使ったニュートリノの研究で、2015年に梶田隆章教授がノーベル物理学賞を受賞しました。体験コーナーでは、実際に観測しているモニターを覗くこともでき、宇宙の不思議を体感できます。
大自然も宇宙の神秘も体感できる神岡町、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。
- 道の駅宙ドーム・神岡
- 飛騨古川 / 道の駅・サービスエリア / おみやげ屋
- 住所:岐阜県飛騨市神岡町夕陽ケ丘6地図で見る
- 電話:0578-82-6777
- Web:http://www.skydome.jp/