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【4】未だに燃え続ける「平和の灯(ともしび)」
水を求めてやまなかった犠牲者を慰めるとともに、核兵器廃絶と世界恒久平和を求めるという意味を込めて、1964年8月1日に平和の灯が点火されました。
全国12宗派から寄せられた宗教の火と、溶鉱炉などの全国の工場地帯から届けられた産業の火が火種となっています。
核兵器が地球上から姿を消す日まで燃やし続けようという、反核悲願の象徴となっています。灯の台座は、両手首を合わせ、手の平を空に向けた形がイメージされています。
【5】雨露から守られている「原爆死没者慰霊碑」
平和都市として再建することを念願し、建立された慰霊碑です。原爆により亡くなられた方の名前を記帳した原爆死没者名簿が納められており、ここに眠る人々の霊を、雨露から守りたいという想いから、屋根部分は家型に設計されています。
ここに立つと、慰霊碑と平和の灯、原爆ドームが一直線上に建つのがわかります。
【6】必見の「広島平和記念資料館」
広島原爆の惨状を、後世に伝えるための施設として建てられました。被爆までと、原爆投下後の広島市に関する歴史の展示や、原爆による人的・物的被害の様子、被爆者の遺品等、収蔵品は約2万1,000点に上ります。
資料館に展示されている物のほとんどが、実際に残された品々です。それら1つ1つが、多くの事柄を訴えかけてきます。そしておそらく、この博物館を出る時には、誰もが心に灯すだろう唯一無二の「恒久平和でなければ!」という強い想い。世界中の人々に訪れてもらいたい。日本人だからこそ訪れたい。そんな場所です。
- 広島平和記念資料館
- 広島市 / 一人旅 / 観光名所 / 博物館 / 雨の日観光 / 歴史博物館
- 住所:広島市中区中島町1-2地図で見る
- 電話:082-241-4004
- Web:http://www.pcf.city.hiroshima.jp/
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