旅行先として、大人気の北海道札幌市。市街には多数の観光地やグルメスポットがあり、何度でも訪れたくなる街です。ですが、札幌市街から一足伸ばせば自然豊かなスポットがあり、さらに旅を豊かにしてくれること間違いなし!今回は札幌市内から車で2時間以内、日帰りドライブで行けるおすすめスポットを3箇所ご紹介します。
この記事の目次表示
1.札幌駅から車で約30分 【モエレ沼公園】
市内からわずか30分で行けるのが、広々とした緑溢れるモエレ沼公園。地下鉄とバスを乗り継いで行くこともできるので、車が運転できない方でもアクセス良好です。
モエレ沼公園は、札幌市街地を公園や緑で囲もうという「環状グリーンベルト構想」における拠点公園として1982年着工、2005年にオープンしました。その構想通り、189haという広大な敷地には、緑の中に噴水やアート作品が設置され、市民の憩いの場にもなっています。
モエレ山
園内には、札幌市北東部唯一の山であるモエレ山。標高62mの山には、もちろん登頂可能。週末プチ登山を手軽に楽しんでみては!?
テトラマウンド
こちらの公園の基本設計を手掛けたのは、世界的に有名な彫刻家イサム・ノグチ氏。「全体を一つの彫刻作品とする」というコンセプト通り、園内には自然と調和したアート作品も。
西口ゲートに近い場所にあるテトラマウンドは、直径2mのステンレス柱の三角錐と、芝生のマウンドで構成されています。ステンレス柱は日の光の加減によって色が、見る角度によって形が変わるおもしろい作品です。
ガラスのピラミッド''HIDAMARI''
モエレ沼公園のシンボル的存在となっているガラスのピラミッドHIDAMARI。
全面ガラス張りのピラミッドは、外から眺めるだけでも光の反射を受け美しい作品ですが、中に入ってガラス超しの光や影が作るシルエットを見るのも楽しみ方の一つ。
また、展望スペースとなっている屋上へ上がれば、公園を一望することもできます。館内には、イサム・ノグチ氏のギャラリーやレストラン、ショップなども併設されています。
海の噴水
公園計画の最中、「私はずっと噴水の研究をしているんです」と語っておられたというノグチ氏。公園中央に設けられた直径48mの大きな噴水では、1日数回、水のショーを見ることができます。(2017年の水のショー開催期間は4月29日〜10月20日まで)
ショーは、40分と15分の2種類があり、夜にはライトアップも。ショーの時間は月によって異なるので、こちらモエレ沼公園「海の噴水」でご確認ください。
イサム・ノグチ氏のアート作品を眺めながら、綺麗に整備された芝生に寝転がり北海道の青空を仰いでゴロゴロ。旅の最中にあえて「のんびりと何もしない時間」をこのモエレ沼公園で楽しんでみてはいかがでしょうか。
- モエレ沼公園
- 札幌 / デート / 絶景 / 穴場観光スポット / 遊び場 / インスタ映え
- 住所:北海道札幌市東区モエレ沼公園1−1地図で見る
- 電話:011-790-1231
- Web:http://moerenumapark.jp/
2.札幌駅から車で約1時間 【支笏湖】
千歳市にある支笏湖は、札幌市からも車で約1時間とアクセス良好。
「シコツ」とはアイヌ語で、大きな窪地という意味。なんと支笏湖ができたのは、約4万年前の火山活動。冬の間凍ることのない不凍湖としては、最北に位置しています。
周囲約40kmの湖は、琵琶湖に次いで日本で2番目の貯水量を誇り、平均水深は265m。何と言っても驚くのが、約14~20mの水の透明度。環境省調査による湖沼の水質調査では、2017年に9年連続で水質日本一に輝いています。美しい水質だからこそ、日本では珍しい淡水ダイビングも体験できるそうです。
標高1,320mの恵庭岳や、紋別岳、風不死岳など数々の山に囲まれており、付近には登山客や自転車ライダーさんなども多数。
ダイビングはちょっと・・・という方は手軽に、スワンボートやカヌーなどのアクティビティを楽しんでみるのもいいのではないでしょうか。
- 支笏湖
- 千歳市 / 自然・景勝地 / 紅葉 / ツーリング / 湖
- 住所:北海道千歳市地図で見る
- 電話:0123-25-2404(支笏湖ビジターセンター)
- Web:http://shikotsukovc.sakura.ne.jp/index.html
3.札幌駅から車で約1時間40分 【登別温泉】
北海道の代表的温泉地の一つ、登別温泉。9種類の泉質を有した温泉地です。日帰り入浴のみ可能な温泉宿も複数あるため、宿泊せずとも温泉を楽しむことができます。
また、付近にはぜひ見てまわりたい景勝地も。その一つ、地獄谷は、日和山の噴火活動によってできた爆裂火口跡。
近づくと、うっすら漂う硫黄臭。谷に沿って多くの噴出孔があり、濛々と湯気が立ち上がる様は地獄という名もうなづける風景。ですが、ここからは1日に約1万トンもの温泉が湧出されており、多くの温泉宿にお湯を給湯している大事な供給源なんです。
周りには整備された遊歩道があり、鉄泉池と呼ばれる間欠泉も間近で見ることができます。ボコボコと激しく湧き上がる様子は、思わず間近で見ることをためらってしまいそうな迫力です。
また、地獄谷同様日和山の噴火でできた大湯沼は、周囲1km、深さ22m。最深部は130度の高温で、看板には「中州に入ると埋ります」と恐ろしい一言が・・・。今は行われていませんが、昔はここから硫黄を採掘していたそうです。
- 登別地獄谷
- 登別市 / 自然・景勝地 / 観光名所 / パワースポット / 紅葉
- 住所:北海道登別市登別温泉町無番地地図で見る
- 電話:0143-84-3311(一般社団法人登別観光協会)
- Web:http://www.noboribetsu-spa.jp/?see=jigokudani2
- 登別温泉
- 登別市 / 温泉地 / 観光名所
- 住所:北海道登別市登別温泉町地図で見る
- 電話:0143-84-3311(一般社団法人登別観光協会)
- Web:http://www.noboribetsu-spa.jp/
さいごに
今回ご紹介した3箇所は、いずれも新千歳空港からも近く、それぞれ車でモエレ沼公園は50分、支笏湖45分、登別温泉1時間10分となっています。
レンタカー会社によっては、札幌で借りた車を空港近くのお店で返却することも可能なので、旅の最終日に、空港に向かいがてら立ち寄るのにも最適ですよ。