「一生に一度はお伊勢参り」と語られる伊勢神宮。三重県伊勢市全体の四分の一を占める面積を誇ります。およそ二千年に及ぶ歴史を持ち、天照大御神を祀る内宮と、豊受大御神を祀る外宮には多くの参拝者が訪れます。今回は、伊勢神宮の簡単なご紹介と、かつての伊勢参り客が歩いたとされる街道「おはらい町」でおすすめの、美味しい食べ歩きシリーズを厳選してご紹介します!
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伊勢神宮とは?
伊勢市の四分の一の敷地面積を占める?
伊勢神宮は、三重県伊勢市に5,500ヘクタールの敷地を持ち、その広さはなんと伊勢市の四分の一の広さにあたります。
伊勢神宮として知られているのは、それぞれが車で20分ほど離れた場所にある、外宮(げくう)と内宮(ないくう)です。正式には伊勢神宮とは、さまざまな神様を祀る125宮社の総称を指します。外宮と内宮の中に125もの社が存在しているのです。
外宮、内宮の順番にお参りするのが習わしとなっています。
外宮には食事の神様がいる?
伊勢神宮外宮では、豊受大御神(とようけのおおみかみ)が祀られています。トヨウケの「ケ」は食物を意味しています。文字通り、豊かな食物を司る神様ということですね。
また、衣食住をはじめとした産業全般の守護神としても崇拝されています。
外宮は駅がすぐそばにある立地とは思えないほどの大自然が特徴的で、大きな鳥居も堂々と佇んでおり、まるで参拝者を歓迎してくれているようです。
内宮には太陽の神様がいる?
伊勢神宮内宮では、天照大御神(あまてらすおおみかみ)が祀られています。八百万の神々がおられる高天原(たかまのはら)という天上世界では、最高神とされています。
生命を育む神として知られ、太陽にたとえられることから、日神とも言われます。
内宮の敷地はとても広く、自然に囲まれており、森のなかを散策しているような感覚になります。まるでハイキングコースを歩いているようで、ところどころに社が現れる様子もまた神秘的です。
- 伊勢神宮外宮
- 伊勢・二見 / パワースポット / 観光名所 / 神社
- 住所:三重県伊勢市豊川町279地図で見る
- 電話:0596-24-1111
- Web:https://www.isejingu.or.jp/
- 伊勢神宮内宮
- 伊勢・二見 / 紅葉 / 観光名所 / 神社 / パワースポット / 桜の名所 / ツーリング
- 住所:三重県伊勢市宇治館町1地図で見る
- 電話:0596-24-1111
- Web:http://www.isejingu.or.jp/
おはらい町&おかげ横丁に行こう!
おはらい町とは800メートルもある通りのこと!
外宮と内宮をたくさん歩くと、お腹がすいてきます。そんな時はぜひ「おはらい町」へ行きましょう!おはらい町とは内宮近くにある、約800メートルにわたって続く、お土産屋さんやレストラン、カフェが立ち並ぶ通りのことです。
かつてお伊勢参りをした旅人が歩いたとされる、旧参宮街道沿いにあります。
お買い物が好きな人ならこの通りだけで、半日は時間を使えるほどかわいい雑貨や食べ物が充実しています。ショッピング好きな方は、時間に余裕を持って行くことをおすすめします!
- おはらい町
- 伊勢・二見 / 町・ストリート / 観光名所
- 住所:三重県伊勢市宇治中之切町、宇治今在家町地図で見る
- 電話:0596-28-3705(伊勢市観光協会)
- Web:https://ise-kanko.jp/main/overview/ise/oharai/
おかげ横丁はおはらい町の中にある!
おはらい町と揃って訪問をおすすめしたいのが、「おかげ横丁」です。こちらはおはらい町のショッピング通りを歩いていると、自然に現れるので、見落とすことはありません。
江戸から明治期の風情をテーマに、伊勢路の代表的な建築物を移築したスポットとなっています。
おかげ横丁にもたくさんのお土産屋さんが詰まっています。夕方早くに閉店するお店が多いため、時間に余裕を持って訪問するのがおすすめです。
- おかげ横丁
- 伊勢・二見 / 町・ストリート / 観光名所
- 住所:三重県伊勢市宇治中之切町地図で見る
- 電話:0596-28-3705(伊勢市観光協会)
- Web:http://www.okageyokocho.co.jp/
食べ歩きでおすすめのもの4選
ここまで伊勢神宮とおはらい町についてご説明しました。ここからは、おはらい町で食べられる美味しいものをご紹介していきたいと思います!
おすすめその一 「赤福餅」
赤福といえば伊勢を代表する名物餅。おはらい町には、厳かな木造建築の本店があります。
柔らかく、とろけそうなお餅の上にはさらっとしたこし餡がたっぷり!こし餡の三本筋は、本店からも眺めることができる、五十鈴川の清流をイメージしたものだとか。
お餅はイートインも可能。冬場だと、おしるこも味わうことができます。夏場には、かき氷も用意されていますので、要チェックです。
おはらい町にはお餅屋さんがたくさんあります。なかでも無添加かつ繊細で、一口食べれば幸せがぱっと広がる赤福餅は、一度はぜひ召し上がって頂きたいおすすめ品です。
- 赤福 本店
- 伊勢・二見 / 和菓子 / 和菓子店 / ご当地グルメ・名物料理
- 住所:三重県伊勢市宇治中之切町26地図で見る
- 電話:0596-22-7000
- Web:https://www.akafuku.co.jp/ise/honten/
おすすめそのニ 「こんにゃくようかん」
木の棒に豪快に突き刺してある、甘さ控えめのようかんです。おかげ横丁内にある、美杉郷八知玉屋(みすぎごうやちだまや)で食べられます。
味はこし餡と緑茶が選べます。みずみずしくさっぱりとした味わいと、独特な食感がクセになること間違いなしです!
ぷるっとつるっと、本当にこんにゃくとようかんの間のような舌触りに仕上がっています。ここでしか味わえない一品です。
- 【閉店】美杉郷八知玉屋
- 伊勢・二見
- 住所:三重県伊勢市宇治中之切町52地図で見る
- 電話:0596-23-8835
- Web:http://www.okageyokocho.co.jp/tenpo.php?no=29
おすすめその三 「伊勢うどん」
伊勢といったら伊勢うどん! 太い麺とふっくら柔らかい食感が特徴のおうどんです。伊勢に行けばあちらこちらで伊勢うどんの看板を見かけます。
伊勢うどんは、なんと麺はあらかじめ1時間もかけて茹でておくそうです。その後、注文ごとにもう一度ゆがいて提供されるため、独特な柔らかさが表現できるのだとか!
また、具材はネギのみというお店がほとんどです。シンプルにうどんの味が楽しめます。
つゆは真っ黒なたまり醤油で、うどんの下に少量入っています。現地ではつゆではなく、タレと呼ばれる理由もこれで分かります。
実際食してみると、柔らかくて、ふわふわした非常に食べやすい麺でした。タレが少量でも気にならないほど、うどん本体が主役となっている食べ物です。
おすすめその四 「甘酒」
ひときわ目立った蔵造りの建物とのれん。伊勢萬(いせまん)内宮前酒造場は、店奥に酒造場を有する造り酒屋です。
しぼりたての生原酒も味わうことができます。お酒が苦手な方は本格的な甘酒も賞味することができます!
しっかりとお米の粒感が残っており、天然の麹の甘さが身体にしみ渡ります。飲む点滴とも言われる甘酒ですが、酒屋の甘酒はやはり美味しいです。
コップ一杯でも販売していますよ!
- 伊勢萬 内宮前酒造場
- 伊勢・二見 / 日本酒 / 食べ歩き / 酒屋
- 住所:三重県伊勢市宇治中之切町77−2地図で見る
- 電話:0120-177-381
- Web:http://www.iseman.co.jp/sakagura/about.html
まとめ
伊勢神宮近辺は神聖な雰囲気とともに、活気にあふれた町でもあります。今回おすすめした食べ物以外にも美味しい物がたくさん眠っているので、ぜひぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか?