海外に住む外国人の友人や家族には、どのような日本のお土産をあげると喜んでもらえると思いますか?外国人観光客が増え、今や空港のみならず街中でも日本のお土産ショップやコーナーを見かけるようになり、お土産選びも楽にできるようになりました。一方で、選択肢が増えるとどれを買おうかと迷いも多くなる・・そこで今回の記事では、日本から持っていくと喜ばれるお土産の選び方と、おすすめの品をご紹介します!
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海外で持たれている、日本のイメージとは?
2020年のオリンピック開催を控え、海外ではインターネットサイトや店舗などを介して、日本の文化や伝統が盛んに紹介されています。中でも注目されているのは和食や日本酒などの食文化で、和食を紹介する料理番組を見かけたり、街のスーパーやレストランでは「出汁(Dashi)」「うどん(Udon)」などという言葉も浸透しつつあります。
一方で、「侍」や「舞妓さん」、「アニメ」といった昔からある日本のイメージも変わらずにあります。未だに、海外の子供や若者が黒澤明の映画を観て日本に興味を持ち、ドラゴンボールといったアニメを知ってグッズを集めるようになる事も珍しくありません。
日本から持っていくと喜ばれる、お土産選びの3つのポイント!
以上のようなイメージを持たれる事が多い日本ですが、日本から持っていくお土産を選ぶ時には、お土産を渡す人の興味や嗜好を思い浮かべつつ、以下の3つのポイントを念頭において品定めをすると選びやすくなります。あれこれと考えて品定めするのも楽しいものですが、ポイントがわかるとより簡単に決められます。
その1. 日本の食文化に通ずるもの
和食や日本酒ブームによって海外に浸透しつつある日本の食文化。そんな注目を集める日本の食文化に通じるお土産のアイデアは、以下のようなイメージです。
- お菓子
- 日本酒
- 調味料・和食のレシピ本
- お茶、茶器・箸など
お菓子はお土産の人気アイテムです。和菓子に限らず、抹茶やわさび、ほうじ茶や日本酒、和牛、手羽先、お好み焼き、瀬戸レモン、夕張メロンなどのフレーバーも「日本っぽさ」があって、おすすめです。
日本酒は海外では「Sake」という名で知られています。近年は日本酒ブームも手伝って、その認知度はより高まっています。これまで海外で日本酒を取り扱う場合は、日本からの輸入に頼っていたのですが、ヨーロッパには酒蔵ができるなど、日本以外の国でも日本酒が生産されるようにもなり、日本酒に対する関心は高まる一方です。
和食ブームとともに、海外でも自宅で和食作りに挑戦する方が増えています。そこで、和食作りに用いる出汁や七味、柚子胡椒、昆布、干しシイタケなどの調味料は、本場の和食の味が出せるとして喜ばれます。また現在は、英語で書かれたレシピ本がたくさん出版されているので、そういったお土産も喜ばれるかと思います。工程から盛付けまで、写真が多く使われている本だと便利です。
抹茶や緑茶は海外でも一般的に売られていますが、日本では良くみかけるけれども海外では一般的ではない新茶や特選焙煎などのこだわりのお茶は、お土産としておすすめです。また最近はほうじ茶も「ほうじ茶ラテ」として販売されるなどして親しまれるようになっているので、ほうじ茶を選んでみるのもいいかもしれません。
また自宅で和食やお茶などを楽しむ時には、箸や茶器など日本の食卓でメジャーに用いられているアイテムがあると嬉しいものです。これらのアイテムは、日本の食文化に馴染みがある、無いに関わらず喜ばれます。
なお、食料品を海外へ持ち込む場合は、事前に渡航先の情報を調べておくと安心です。詳しくは、「輸出入条件検索」で調べるか、植物防疫所へお問い合わせください。
その2. 日本の伝統文化が伺えるもの
長い歴史の中で代々受け継がれている日本の文化には、芸能や美術、工芸など様々なものがあります。その中でも特に海外で注目される日本の伝統文化といえば、以下のようなものが挙げられます。
- 歌舞伎
- 相撲
- 舞妓
- 侍
- 忍者
- 浴衣
- 髪飾り
- 足袋
これらは直接的に日本のイメージにつながるため、お土産に「日本っぽさ」を出せるキーワードでもあります。
歌舞伎、相撲、舞妓、侍、忍者は日本の伝統文化を代表するイメージで、外国人観光客が多く訪れる観光地やお店では必ずと言って良いほど見かけます。これらのイメージがプリントされたアイテムは、日本のお土産として一番無難であるとも言えます。
和装の小物やアクセサリーは、上記で挙げたイメージに繋がるアイテムです。着物は高価ですが、浴衣は手ごろな価格の商品が多くあります。和装で用いる髪飾りや足袋のデザインを用いた普段使いもできるアイテムも多くあり、これらは着物を着ない人にも渡しやすいお土産です。
その3. 日本の生活様式に触れるもの
海外で紹介される日本の生活様式で特に注目されるのは、畳の床や半纏、敷布団、温泉などです。これらは旅番組や映画のシーンなどを通して興味をもたれる事が多く、日本に行ったら是非体験してみたい事として印象に残ります。そんな日本の生活様式に触れるアイテムが、以下のようなイメージです。
- 手ぬぐい、ふきん
- のれん、タペストリー
拭く・巻く・包むなど、様々な使い方ができる手ぬぐい、そして台所で重宝するふきんは、日本に馴染みがあるないに関わらず、その使い勝手から喜ばれるお土産です。
和のテイストを部屋に持ち込むことができるのれんやタペストリーは、日本の文化を感じることができるアイテムです。特に四季を演出するデザインは、模様替えのアイテムにもなって喜ばれます。