奄美大島では、島ならではの美味しい地元グルメがたくさん。絶景を眺めながらのイタリアンに、島唄を聞きながら頂く島ごはんなど、お勧め店と共に必食のメニューやスィーツ、食材もご紹介しますので、コンプリートに挑戦してみましょう!
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【1】奄美きょら海工房/FRANDOR café
奄美空港から名瀬に向かう途中、県道82号線沿いにあり、2009年にグッドデザイン賞を受賞したファッショナブルな外観が目を引きます。店内に入ると、目の前には用安(ようあん)・神の子海岸の青い海が広がります。
そんな絶景を見ながら頂けるのが、地元の食材を使った本格イタリアン。あおさとサーモンのピッツァや、奄美の島タコや車海老を使った海人(うみんちゅ)のトマトソースパスタなど、オリジナルメニューも豊富です。変わったところでは、奄美大島の郷土料理・鶏飯の具を生地に載せて焼き上げた鶏飯ピッツァなどもあります。さらに、自社栽培のサトウキビを生搾りしているさとうきびジュースもあるので、試してみたい方はぜひ!
晴れていれば、テラス席で波の音をBGMに頂くのも良いですね。店内には黒糖や奄美大島のフルーツを使ったスイーツや加工品、焼き立てパンも販売しています。また、レストラン脇には、塩と黒糖をつくる工場が併設されているので、見学希望の方は係の方にご確認ください。地元の方もデートで使うという人気のレストランなので、オンシーズンは予約がお勧めです。
- 奄美きょら海工房
- 鹿児島 / おみやげ屋 / イタリアン
- 住所:奄美市笠利町大字用安1254-1地図で見る
- 電話:0997-63-2208
- Web:http://kyora-umi.com/
【2】 La Fonte(ラフォンテ)
数々のTV番組にも取り上げられている農園直営のジェラート店「La Fonte(ラフォンテ)」。こちらも空港から名瀬に向かう県道82号線沿いの赤尾木地区にあります。国道58号線との交差点手前で、洋風で白いかわいらしい外観なので、見落とすことはないでしょう。
店内も白を基調としたインテリアで、お天気の良い日は外でもいただけるよう、テラス席が設けられています。定番メニューは、La Fonteのミルク、真塩、イタリアンレモン、チョコレート、奄美黒糖の5種類。
ジェラートは、常時10種類用意されており、その日の仕入れや旬のフルーツによって入れ替わります。黒糖のやさしい甘さや、奄美ミルクのコク、真塩のほのかな塩味など地元食材使用の個性的なジェラートが勢ぞろい。(ダブル¥550)
- ラフォンテ
- 鹿児島 / アイス・ジェラート / ご当地グルメ・名物料理
- 住所:鹿児島県大島郡龍郷町赤尾木1325-3地図で見る
- 電話:0997623935
- Web:http://lafonte.amamin.jp/
【3】ひさ倉
奄美大島で代表的な郷土料理といえば、鶏飯(けいはん)。この鶏飯の人気店がこちらの「ひさ倉」で、数々のメディアでも紹介されています。国道58号線沿いの屋入地区にあり、テーブル席と座敷をあわせて150席ほどあるので、グループで訪れても安心です。
鶏飯とは、ご飯に、ほぐした鶏肉、錦糸卵、椎茸、パパイヤの漬物などをのせ、お店特製の鶏スープをかけていただく料理です。ご飯が多めにくるので、具を数回に分けて頂くのがコツ。奄美大島内には、この鶏飯を出すお店が多くあり、お店によって、スープの味が変わります。
ひさ倉のけいはん(¥1,210)は、自営の養鶏場で育てた鶏肉を使用し、放し飼い地鶏からダシをとったスープで、コクがありながら、さっぱりしているので、永遠にお代わりができそうな気分。タンカンの皮の薬味が爽やかで、食欲を刺激されます。また、養鶏場直営だからこそできる、鶏のお刺身(¥550)の追加は地元民イチオシのメニューです。
- ひさ倉
- 鹿児島 / 郷土料理
- 住所:鹿児島県大島郡龍郷町屋入511-1地図で見る
- 電話:0997-62-2988
- Web:http://www4.synapse.ne.jp/hisakura/
【4】島とうふ屋
奄美産のにがりを使って作られるミネラルたっぷりの豆腐料理が話題の「島とうふ屋」も、国道58号線沿いの中勝地区にあります。古民家風の落ち着いた雰囲気のお店です。こちらは、なんといっても格安でボリューム満点。メニューの豊富さにも驚いてしまいます。
なんと汲み上げ湯豆腐に、枝豆豆腐(季節により変更)が食べ放題、豆乳と発酵飲料ミキが飲み放題なのです。気を付けないと、料理が来る前に満腹になりそうな状態です。
今回注文したのは、揚げ出し豆腐定食(¥1,150)と盛り合わせちょこちょこ。こだわりのお出汁がしみ込んだ揚げ出しも大満足ですし、色々な豆腐づくしを満喫できる、ちょこちょこもお勧めです。店内では島豆腐や島豆腐を使用したスイーツも販売しています。
- 島とうふ屋
- 鹿児島 / その他グルメ / 和食 / ご当地グルメ・名物料理
- 住所:鹿児島県大島郡龍郷町中勝1561-6地図で見る
- 電話:0997-55-4411
- Web:https://shimatoufuya.jp/
【5】吟亭
名瀬の繁華街、屋仁川(やんご)通りにある吟亭は、島唄も島料理も両方堪能できる貴重なお店です。女将の松山美枝子さんは、「奄美民謡大賞」を受賞したこともある有名な唄者で、CDも出されている方。島内で島唄を聞けるお店は多くはないので、予約がお勧めです。
こちらでは、島料理と島唄が楽しめる、おまかせコース(¥4,000ワンドリンク付き)が、おすすめです。季節や仕入れによって変動はあるようですが、この日は、奄美の食材三種盛りの奄美のもずく、とびんにゃ(飛び貝)、クルマエビの塩焼き、生節とつきあげ(さつまあげ)と粒味噌の和え物、ハンダマ(奄美の伝統的野菜)のゴマ和え、油ソーメン、豚骨と島野菜の炊き合わせに、ご飯とアオサの汁物がつきました。
お料理についても、歴史や効能を説明してくれます。珍しい食材や美味しい味付けに感動しながら、箸が進みます。少しずつ、一気に島グルメを満喫できてしまうのも嬉しいところです。
女将さんは、次の世代に島唄を継承するため、島唄教室も開いているとのこと。一曲ごとに、唄の解説を入れながら、島唄を披露してくれます。この日は、愛弟子で全国大会にも出ている男子生徒が、奄美三味線の生演奏と美声を聞かせてくれました。
終盤になると、島の宴に欠かせないと言われる「六調(ろくちょう)」で、全員が輪になって踊ります。お客さんも、働いている島のお母さんたちも一緒です。美味しい料理にお酒、島唄に島踊り、そして、島の人情と、奄美大島の空気を存分に満喫できる夜となります。