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【5】吟亭
名瀬の繁華街、屋仁川(やんご)通りにある吟亭は、島唄も島料理も両方堪能できる貴重なお店です。女将の松山美枝子さんは、「奄美民謡大賞」を受賞したこともある有名な唄者で、CDも出されている方。島内で島唄を聞けるお店は多くはないので、予約がお勧めです。
こちらでは、島料理と島唄が楽しめる、おまかせコース(¥4,000ワンドリンク付き)が、おすすめです。季節や仕入れによって変動はあるようですが、この日は、奄美の食材三種盛りの奄美のもずく、とびんにゃ(飛び貝)、クルマエビの塩焼き、生節とつきあげ(さつまあげ)と粒味噌の和え物、ハンダマ(奄美の伝統的野菜)のゴマ和え、油ソーメン、豚骨と島野菜の炊き合わせに、ご飯とアオサの汁物がつきました。
お料理についても、歴史や効能を説明してくれます。珍しい食材や美味しい味付けに感動しながら、箸が進みます。少しずつ、一気に島グルメを満喫できてしまうのも嬉しいところです。
女将さんは、次の世代に島唄を継承するため、島唄教室も開いているとのこと。一曲ごとに、唄の解説を入れながら、島唄を披露してくれます。この日は、愛弟子で全国大会にも出ている男子生徒が、奄美三味線の生演奏と美声を聞かせてくれました。
終盤になると、島の宴に欠かせないと言われる「六調(ろくちょう)」で、全員が輪になって踊ります。お客さんも、働いている島のお母さんたちも一緒です。美味しい料理にお酒、島唄に島踊り、そして、島の人情と、奄美大島の空気を存分に満喫できる夜となります。
【6】誇羅司屋(ほこらしや)
名瀬の繁華街にある居酒屋で、郷土料理や創作料理を中心に提供されています。店内は広々としており、地元の方々にも人気のお店です。メニューは、コース料理から一品料理まで幅広く、食材も地元の食材がふんだんに使われているので、観光客としても嬉しいお店です。
筆者は、お店の6大名物料理とされているメニューの中から、磯の香りたっぷりでフルフル美味しい海鮮茶碗蒸し(¥480)と、ゴーヤと豚肉を炒めたニガウリの味噌炒め(¥580)を注文。他にも、うま味たっぷりで柔らかい豚の角煮や、エビのすり身がつまったエビマヨスティック(¥680)など、美味しいものが目白押しです。
- 誇羅司屋
- 鹿児島 / 郷土料理 / ご当地グルメ・名物料理 / 鶏飯
- 住所:鹿児島県奄美市名瀬入舟町13-6地図で見る
- 電話:0997-52-1158
- Web:https://tabelog.com/kagoshima/A4605/A460502/460008...
【7】とりせん 【閉業】
名瀬の繁華街、屋仁川通りから一本入った角にあるお店で、炭火の香ばしい香りにつられて覗いてしまう本格炭火焼きの「とりせん」。備長炭を使用した宮崎地鶏の炭火焼メニューがメインになっていますが、魚料理も揃っています。
鶏のせせり・ぼんじり・砂肝・軟骨が1皿で味わえる本格炭火焼スペシャルミックスがあれば、お酒が進むこと請け合いです。グラスロックで、楽しめる各種の黒糖焼酎は、それぞれ違った美味しさがあり、飲み比べもお勧めです。
【8】道の駅レストランマングローブ
大自然のふところ、住用地区に入ると、飲食店は極端に少なくなるのですが、そんな時でも安心なのが、「道の駅レストランマングローブ」。大きなガラス張りの店内からは、緑豊かな山や森をながめながら、美味しい食事が楽しめます。
メニューには、定食、丼物、カレーに、麺類なども用意されています。このレストランでのおすすめメニューは、奄美産まぐろ丼(¥1,080円)。数に限りがありますが、その日に水揚げされたキハダマグロを自家製の特製ダレでいただくのがイチオシ。トロリと、とろける中とろが、ボリューム満点で提供されます。付け合わせの、モズクの天ぷらも、カラリと揚がって美味です。
- 道の駅レストランマングローブ
- 鹿児島 / 郷土料理 / ご当地グルメ・名物料理
- 住所:鹿児島県奄美市住用町大字石原478地図で見る
- 電話:0997-69-2777
- Web:http://www.qsr.mlit.go.jp/n-michi/michi_no_eki/kob...
【9】みしょらんカフェ
奄美十景の一つとされる「あやまる岬」からは、青い海が眼下に広がり、まさに絶景を独り占めできる場所。その小高い丘の上に、観光案内所を兼ねた「みしょらんカフェ」があります。このカフェでは、島の人々に今も愛されている、島スィーツが頂けます。黒糖を使用した蒸しパンのような「ふくらかん」や、はったい粉と黒糖を使用したお餅のような「舟焼き」など、素朴でどこか懐かしいような島のおやつを、絶景と共にいかがでしょうか?