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まるで無人島!奄美の秘境「加計呂麻島」で感動のシーカヤック&シュノーケルツアー!

取材・写真・文:

訪問エリア:44都道府県

2018年8月17日更新

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写真:Emmy

奄美大島からフェリーで20分のところに浮かぶ加計呂麻島。言わずと知れた秘境ですが、ここでのシーカヤック&シュノーケルツアーが最高です!大自然の中、始終人に会うことのないツアーはまるで無人島にいるような感覚。エメラルドグリーンに囲まれたシーカヤック、途中の楽しいマングローブ散策、貸し切りビーチ、そして最後には竜宮城のような世界のシュノーケル。感動の連続で、最高の思い出になること間違いなしです!そんな夢のような体験をご紹介します。

この記事の目次表示

ツアーに申し込もう

加計呂麻島は大人数で行くよりも、一人旅や二人旅にぴったりな秘境の島ですが、安全にシーカヤックやシュノーケルを楽しむには現地のツアーに申し込むのが安心です。今回は筆者が体験したクロスアイランドさんのシュノーケル&シーカヤック半日ツアーをご紹介します。

ツアーの流れ

まずは待ち合わせ場所へ

加計呂麻島全域にシュノーケルスポットはありますが、加計呂麻島を知り尽くしたガイドさんがその時期のベストスポットを選んでくれます。待ち合わせ場所でガイドさんと合流したら、必要な書類に記入をし早速着替えです。

カヌーに乗り込む

  • 写真:Emmy

筆者のツアーの出発は呑之浦でした。この入り江からカヌーに乗り込みます。すでに景色が素晴らしすぎて、これからのツアーの期待度が増します。

  • 写真:Emmy

目の前は青い海が広がり、その先には山が見える風景。川でカヌーをしたことはありましたが、海の上もまた別格!最高に気持ち良いがいいです。カヌーは1人乗りではないので安心ですよ。

興味津々のマングローブ散策

  • 写真:Emmy

途中、マングローブを散策するために寄り道をします。ここも海からしか入れない特別な場所。ガイドさんが加計呂麻島のマングローブの特徴についてから生態系について、わかりやすく説明してくれます。

オヒルギの生態系がおもしろい!

  • 写真:Emmy

ここに生息しているマングローブ樹種のオヒルギ。このオヒルギの生態系がとても興味深いのでご紹介します。奄美大島はオヒルギの北限となっています。

  • 写真:Emmy

オヒルギの根っこはとても特徴的です。

  • 写真:Emmy

ひざっこぞうのように見えませんか?膝根(しっこん)屈曲膝根とも呼ばれています。マングローブが生えているような泥地は、地中に酸素が少ないので地上に露出した根で呼吸を行っています。

そしてこの下の写真がオヒルギの花。タコさんウインナーのようです。

  • 写真:Emmy

やがて花から胎生種子と言う棒状に育った種が付きます。このタッチペンのようなものがその胎生種子。

  • 写真:Emmy

見たこともない種の形にびっくりです。この種は縦に浮いて海流に乗って旅をするらしいです。すごいですね!そうやって生息域を広げていくのですね。

こちらが少し成長した様子です。

  • 写真:Emmy

普段の生活をしていたら全く縁のないマングローブでしたが、驚きの連続で、自然の仕組みに感動しました。

珍しい植物がたくさん

他にも、南国特有の植物がたくさんあります。こちらはサキシマスオウノキという木の根っこ。奄美大島以南の亜熱帯から熱帯に生息しており、地盤が不安定な場所でも流されないように、板根と呼ばれるこのような頑丈な根を張っています。

  • 写真:Emmy

まさに板でした!自然の中で生き抜く知恵ですね。

このマングローブ散策だけでも十分価値がある濃厚な時間です。何が面白いかって、筆者のガイドをしてくれた佐藤さんはなんでも知っていること!植物や生物に関しての気になる疑問を投げかければ、どんな質問でも答えてくれます。

わくわくの無人ビーチへ!

マングローブを満喫したら再度カヌーに乗り込み、また海へ。360度この信じられないくらい綺麗なエメラルドグリーンに囲まれ、感動で言葉を失います。

  • 写真:Emmy

そしてついに、無人ビーチに到着!本当に人っ子一人いません!まるで無人島に漂着したよう。

  • 写真:Emmy

この地に立ったら、誰もが感動と興奮に包まれることでしょう。

  • 写真:Emmy

ガイドさんの「ここを基地にしましょう!」の一言が、更にテンションを上げてくれます。

美しすぎる海を眺める

  • 写真:Emmy

もちろん目の前には美しい海が一望できます。まさに秘境の眺め!加計呂麻島に来て良かったとしみじみ思います。自然のパワーを充電。

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この記事を書いたトラベルライター

✿ かわいいと不思議と古いものが好き ✿
~トラベルライターアワード受賞歴~
2018年間 “審査員特別賞”
2019上半期 “国内記事部門・フォトジェニック賞”
2019年間 “海外記事部門・アクセストップ賞”
2020年間 “海外記事部門・フォトジェニック賞”
2021年間 “国内記事部門・フォトジェニック賞”をいただきました

旅が人生のモチベーション。年々好奇心だけが向上していく30代。

一人旅の魅力を知ってから、国内外問わずフリーの一人旅に出ています。念入りな下調べ、計画は欠かせない慎重派。宿を決めない自由旅は憧れ。

メジャーな場所より、あまり人が行かないスポットに惹かれます。

可愛い街並みはもちろんのこと、
摩訶不思議な光景、大自然、秘境、
古い建築物、遺跡、お城やお寺 etc…

訪れた国は現在41ヶ国、国内は44都道府県。
海外も好きだけど日本も好き。

主に一人旅やフリーの旅人を意識して、詳しく正確な記事を心掛けています。

※2020年12月にトリップノートさんよりインタビューを受けました。興味がある方はサイト内の「トラベルライターインタビューVol.3」をご覧ください。

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