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お金を水で洗って収入UP!?鎌倉「銭洗弁天」

取材・写真・文:

神奈川在住
訪問エリア:47都道府県

2020年11月25日更新

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Let’s 銭洗い!

銭洗弁天は「銭を洗う」わけですが、お参り方法はライトに済ませるパターンから、がっつりお祈りするパターンまで松竹梅のレベルがあります(松竹梅のレベルは本記事で勝手に名付けたものです)。

  • 梅パターン

無料のざるにお金を乗せ、水を掛けて銭を洗う。ささっと済ませたいライトユーザー向け。

  • 竹パターン

100円の参拝キット(ロウソク、線香、ざる)を使ってお参りするパターン。多くの参拝者が選ぶパターンがこれ。中級者向け。

  • 松パターン

100円の参拝キットに加え、神様に卵をお供えするパターン。感覚的に100人に1人くらいの割合しかいない。上級者向け。卵を持ってうろうろしていると、すれ違いざまに、小さな声で「え?なんで卵?」とびっくりされることも多い。たぶん卵をお供えするパターンがあることをご存じない方も多いのでは。

今回は松パターンでのお参りをご紹介します。ところで、なぜ卵をお供えするかお解りですか?

宇賀神は蛇の体をした神様でしたね。蛇は卵が好き。お稲荷様に油揚げをお供えするのと同じ感覚で、ここでは卵をお供えするのです。

Step1 参拝キットの入手

境内の真ん中に社務所があります。そこには「ざる」、「ロウソク」、「線香」の3点セットが置いてありますので、100円をお納めしてキットを入手します。

  • 写真:えいぶゆう/TossyPhoto3点セット

Step2 卵の入手

社務所でキットを入手したら、境内の端っこにある売店に行きましょう。

  • 写真:えいぶゆう/TossyPhoto境内に軒を連ねる売店

お店の人に300円を渡して卵を5個ゲットします。

なぜ5個も?と思われるかもしれません。銭洗弁天にはお社が5つあって、それぞれに卵をお供えするのです。

目の前に生卵があるとスーパーに食材を買いに来た感覚に襲われます・・・。

  • 写真:えいぶゆう/TossyPhoto卵5個

Step3 ロウソクに火をつける

さあ、必要なものは全てゲットしました。

「いよいよお参りしていくぞ~!」と向かうは、社務所のすぐわきにある、ロウソクを立てる専用の台です。中にとびきり大きなロウソクがあるので、それで自分のロウソクに火をつけ、燭台に立てます。

小さいロウソクは、他の参拝者が立てたものなので、そこから火を貰わないようにしましょう。

  • 写真:えいぶゆう/TossyPhotoでっかいロウソクで、自分のミニロウソクに火をつけます
  • 写真:えいぶゆう/TossyPhoto燭台に立てます。

Step4 線香に火をつける

同じく、大きなロウソクで線香に火をつけます。ロウソクゾーンの近くに大きな線香立てとトングがおいてあり、線香をトングでつまんで立てます。

常に大量の線香がたかれているので、火傷防止のためにトングを使うのですが、ふとBBQ感が胸を過ります・・・。

  • 写真:えいぶゆう/TossyPhoto大きなロウソクで線香に火をつけます。
  • 写真:えいぶゆう/TossyPhotoトングで線香を持つというBBQ感。

Step5 卵をお供えする

境内の5つのお社に卵をお供えしていきますが、お供えする順番が決まっています。位の高い神様から順番にお供えします。

それでは順番に行きましょう!

  • 写真:えいぶゆう/TossyPhoto境内の5つのお社

奥宮

境内の洞窟内にある奥宮。ここには弁財天と宇賀神が祀られています。

  • 写真:えいぶゆう/TossyPhoto奥宮入口

ざるでお金を洗っている人がいますが、ここであせってお金を洗ってはいけません。メインイベントは最後に取っておくのです!

洞窟の奥にお社があり、そこにカゴが置いてありますので卵をお供えします。

  • 写真:えいぶゆう/TossyPhoto奥宮に卵をお供え

本社

奥宮入口の真ん前に鳥居がならんでいて、その奥に本社があります。ここには市杵島姫命(いちきしまひめ)が祀られています。

女神様かつ水系の神様ということで、この方も神仏習合で弁財天とくっついた系の神様です。

  • 写真:えいぶゆう/TossyPhoto本社にお参りする人々

奥宮は洞窟の中だったので、卵をカゴに置くだけでしたが、外にある本社はカラスに狙われるので、ふたのついた緑色のケースに入れます。

  • 写真:えいぶゆう/TossyPhoto卵入れ

上之水神宮

本社の奥に進むと、こじんまりとした階段と鳥居が現れます。この奥に上之水神宮のお社があり、水波売神(みずはのめのかみ)が祀られています。名前からわかるとおり、水系の神様です。

  • 写真:えいぶゆう/TossyPhoto上之水神へ続く道

同じように緑色のケースに卵をお納めします。

  • 写真:えいぶゆう/TossyPhoto上之水神のお社

下之水神宮

上之水神宮から階段を下って先に進むと、下之水神宮のお社があらわれます。ここも水波売神がいらっしゃいます。

真っ赤な橋の下には錦鯉がゆうゆうと泳いでいます。

  • 写真:えいぶゆう/TossyPhoto真っ赤な橋とお社

ここでも卵をお供えします。

  • 写真:えいぶゆう/TossyPhoto下之水神のお社

七福神社

卵お供えラリーの最後を飾るのは七福神社。ここで最後の卵をお供えし、じーっくりお祈りします。

  • 写真:えいぶゆう/TossyPhoto七福神社

Step6 お金を洗う

さあ!いよいよやってきました本日のハイライト!お金を洗いましょう!

一番最初に卵をお供えした奥宮に戻って、ざるにお金を並べます。

この時のためにATMで万札をおろしてきました!どどどんっと並べてやりましょう!いやーっほぅ。テンションが上がります。

  • 写真:えいぶゆう/TossyPhotoお金をどーんと乗せましょう

洞窟の奥に湧水がはられており、その上に棚とひしゃくがあります。ひしゃくで水をすくい、お金にバッシャバッシャかけちゃいましょう!

実は端っこをちょっと濡らすだけでもいいそうですが、この際なのでビッタビタにしました。

  • 写真:えいぶゆう/TossyPhotoビッタビタにお金を濡らしました。

ビッタビタにした後は、持参したタオルでやさしく包んで、ビニール袋に入れておきましょう。使うのは乾くまでのお楽しみ!

洗ったお金はどうすればいいの?

さて、洗ったお金はどうすればいいのでしょう?ずっと大事にしまっておく?それとも使う?

お金は「天下のまわりもの」というとおり、ご利益があるからとしまっておくよりは、使われたほうがお金も嬉しいと言われています。ただ使うタイミングは諸説あり、「すぐに使ったほうが良い派」と「ここぞという大事なときに使う派」があるようです。

スピリチュアル的な考え方が浸透してきた昨今、お金は喜ばれる使い方をしたほうがいいと言われています。自分が喜ぶことに使ってもいいですが、人が喜ぶことに使ったほうがさらにいいそう。お金は多くの人に喜ばれる使い方が好きで、そういう使い方をする人の所にやってくると言います。

ということで、本日洗ったお金の一部は募金しようと思います(決して全額と言えないところが、小心者な私・・・)。

銭洗弁財天 宇賀福神社
鎌倉 / パワースポット / 観光名所 / 神社 / 女子旅 / 一人旅 / ロケ地
住所:神奈川県鎌倉市佐助2-25-16地図で見る
電話:0467-25-1081

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この記事を書いたトラベルライター

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