三宮の喧騒から少し離れた磯上にあるビルの一階に2018年12月オープンした「ヒシミツ醤油 磯上出張所」。16席ほどの店内はいつもお客さんでいっぱいです。人気の理由とそのこだわりとは?
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ヒシミツ醤油って?
福岡県田川郡添田町にある醤油醸造所で、明治時代から約140年続いていた老舗。しかし、機械化や職人さんたちの高齢化により、樽製法である伝統は5代目を最後に幕を閉じました。2017年、7代目が眠っていた蔵をリノベーションし、カフェレストランへ生まれ変わったことからヒシミツの新しい挑戦がスタートしました。
ヒシミツ醤油(福岡県添田町)
なんと、蔵をリノベーションして生まれたのは本格釜焼きピザが食べられるイタリアンレストラン!長年続いてきた伝統の醤油を復活させるべく、様々な試行錯誤を行ってきたそうです。そして辿り着いた伝統の醤油の味は、お店でお醤油を使った和風ピザや醤油ラスクとして味わうことができます。
ヒシミツ醤油(磯上出張所)
2店舗目の神戸店ではこの生まれ変わったヒシミツ醤油を朝食やランチの定食メニューに使用することで、より多くの人に味わってもらいたいという思いで2018年にオープン。店頭ではそのこだわりのヒシミツ醤油を実際に購入することもできます。
ご飯おかわり無料!味もボリュームもたまらないランチ(11時〜16時)
森ランチ(1,000円)
- 九州地鶏の唐揚げ
- 添田町産 ”夢つくし”ごはん
- ごちそう豚汁
- サラダ ヒシミツ醤油のドレッシング
- 小鉢、香の物
- 添田町のお茶菓子(日替わり)
森ランチのメインメニューは、九州宮崎地鶏をヒシミツ醤油の特製タレで漬け込んだ唐揚げ!そのまま食べてももちろん美味しいですが、さらにお好みで添えてあるお醤油に少し浸して食べるのもGood!
ランチメニューは他にも赤村豚の塩麹生姜焼きを使用した村ランチ(1,200円)や添田町産ヤマメの唐揚げ黒酢(1,200円)がメインの川ランチ、柔らかく甘みのある赤村豚のモモカツもろみ卵黄ソース(1,200円)をメインにした山ランチとメニューも豊富。
女性の「おかわり!」も珍しくない、美味しすぎるお米とご飯のお供
そしてこのランチメニューの一番の特徴はご飯が何杯でもおかわり自由だということ。しかもシンプルな白米だけではないんです。時期によって内容は変わりますが常時7〜8種類のご飯メニューがあるんです!
2019年11月の時点では下記のメニューが用意されていました。
- シンプル白米
- ヒシミツ醤油漬け卵かけごはん
- ヒシミツ醤油のかしわ飯
- 柚子胡椒もろみのだし茶漬け
- 焼きネギなめ茸ごはん
- ちりめん山椒とわさびのだし茶漬け
- 明太子のだし茶漬け
- おかかバター醤油
文字を眺めているだけでお腹が空いてきそうなラインナップですよね。これ!と決めた一品を味わうのも良いですが、オススメは少なめをお願いして2〜3種類の食べ比べ。お米自体も柔らかく、一粒一粒がふっくらしていて美味しいんです。どのお供が一番かな?とワクワクしながらお箸が進みます。
女性だけではなく、男性にもボリューム満点のランチメニュー。この価格でこの満足度はかなり嬉しいですよね。ランチメニューは無くなり次第終了なので、絶対食べたい!という日は11時半頃までの来店必須です。
ヒシミツのこだわり〜お米と野菜〜
お米
ヒシミツで提供されているお米は添田町産の英彦山(ひこさん)清流米。日本百景・日本二百名山にも名を連ねる英彦山は福岡県田川郡添田町と大分県中津市山国町にまたがる山で、この英彦山から流れるきれいな水をふんだんに使うことでお米に旨味が出るんだそう。ネバリとツヤ、柔らかな食感が特徴です。
野菜
福岡県と大分県の県境にある自然が豊かな山間の町、添田町。ヒシミツで扱う野菜は、ヒシミツ醤油の地元と言える添田町で農家の方が育てた野菜を直送して使用しています。野菜の他にも水がきれいな土地なので豆腐やこんにゃくも名産品です。
ヒシミツではランチメニューの小鉢に一品、豆腐かこんにゃくを使用したものが登場しています。
まとめ
優しいウッド調の店内は、入るだけでなんだかほっとしてしまう優しい空間。伝統の味と故郷を愛する思いが伝わってくるヒシミツのご飯。朝8時からはモーニングも食べられるので混み合うランチ時を避けたい方にはオススメです。
モーニングではご飯は2杯までおかわり無料、ごちそう豚汁と香の物がついて400円。その他にも追加メニューがあるので、気になる方はぜひお店で確かめてみてくださいね。
- ヒシミツ醤油 磯上出張所
- 神戸 / カフェ・喫茶店 / ランチ / モーニング・朝ごはん
- 住所:〒651-0085 兵庫県神戸市中央区八幡通4丁目1−17地図で見る