山陽新幹線・新神戸駅のプラットフォームの真下には、びっくりするほど澄んでキレイな「生田川」という清流が流れていて、小さなお子様から大人まで水遊びができる一帯があります。知る人ぞ知るその隠れスポットについて、貴重なアクセス方法含めてご紹介いたします。
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こんな隠れスポットが神戸の玄関口【新神戸駅】の真下に!
神戸の陸の玄関口といえば山陽新幹線の【新神戸駅】。その駅の真下に 無料 で遊べる 涼しい隠れスポット があるということはあまり知られていません。あまり広くはないのですが、川は浅くてとても澄んでおり、ほどよい木陰もあって涼しむにも良い感じ。
でも「新幹線の駅の真下ってどういうこと?!」と不思議に思われるかも知れませんね。そんな “涼しい隠れスポット” をご紹介していきたいと思います。
神戸の玄関口【新神戸駅】はどんな場所にある?
神戸は政令指定都市、いわゆる大都市の1つです。そんな大都市の新幹線の駅というのは都市の中心地に造られているものですが、新神戸駅は立地環境がなかなか面白いんです。
新神戸駅に降り立ったことがある方はご存知かと思いますが、わりと中心地から離れている上に、山のど真ん中。
新神戸駅の海側(南側)にはビルなどの建物を見ることができるので、ちょうど山と中心地の中間にある…という感じでしょうか。
この山は「六甲のおいしい水」や、「六甲おろし」でも知られる【六甲山】です。
【生田川】が流れる自然豊かな環境
新神戸駅は、その六甲山を流れる【生田川】を跨いで建てられています。新神戸駅より下流は川沿いに公園が続いていたりして子供達の遊び場も豊富。
ですが、新神戸駅より上流が、実はすごいんです。
ハイカーにも人気!「日本三大神滝」の一つ【布引の滝】
新神戸駅からたった10分ほど山を登るだけで、那智勝浦の「那智の滝」、日光の「華厳の滝」とともに「日本三大神滝」の一つに挙げられる【布引の滝】があります。
全部で4つの滝から成り、上流から順に、雄滝(写真左)、夫婦滝(写真右)、鼓滝、雌滝 。六甲山を訪れるハイカーにも人気があるんだそう。
このように新神戸駅が跨ぐ【生田川】がなかなかスゴイ!ということは分かってもらえたかも知れませんが、今回ご紹介したいのは、そんな山登りをしなくても良いスポットなんです。
本当に新神戸駅の建物の真下!なのにとってもキレイ!
このスポットに来ると、最初は「ぎょ!」とするかも?!鉄骨で組み立てられた物々しい駅の裏側が突然目に入るので、「本当にこんなところで遊んで大丈夫?」と思うかも知れませんが、視線をちょっとだけ左奥にやってみてください。
とってもキレイな清流
豊かな緑が広がっています。
上流のさらに奥はまた自然豊かな雰囲気。木々と川の間からマイナスイオンさえも感じられます。
川の水はとても透明度があり、ものすごくキレイ!
浅いので小さなお子様連れも安心
子連れファミリーにとって嬉しいのは、この辺り一帯がとても浅いこと。子供だけ水着に着替えさせて、親は短パンで一緒に遊べます!
真ん中あたりに1段だけ高低差があり、そこは水流が少し強いので小さなお子様はご注意くださいね。
程よく木陰があるので涼しめます♪
この【新神戸駅の真下】が人気なのは、ただ水がキレイなだけではなく、気持ちいい木陰 。川や海へ遊びに行くと、だいたいのところは日陰がなく、高い料金でパラソルを借りたりテントを持っていかないと熱中症の恐れもありますが、ここは木陰がとても気持ちが良い〜んです。
子供を川で遊ばせながら、親がすぐ近くの木陰で見守ることができるというのは、子連れファミリーにはポイントが高いです。なお、上流の方は深さもそこそこあり、大人もしっかり遊べますヨ。
新神戸駅の真下は常に日陰なのでBBQも快適!
新神戸駅の真下には少し高い場所に平たいスペースがあり、そこではBBQをしている人が目立ちます。ここなら常に駅の建物の影に入るので涼しくBBQをしながら過ごせそうですね。
要チェック!アクセス方法
“新神戸駅の真下” と呼ばれているだけで特にスポット名はなく、アクセス方法をWEBで調べようとしてもなかなか難しいかと思いますので、簡単にご紹介します。
まず新神戸駅は、新幹線、地下鉄、北神急行電鉄の3つが乗り入れていますが、新幹線の駅の1F を目指してください。ここで気を付けていただきたいのが、新幹線の改札口やタクシー乗車口がある階(2F)ではありません。1Fはちょっと薄暗いですが高速バスやシャトルバスの乗り場ロータリーになっています。
その1Fから南(海側)を見て左手に回ると、「市ケ原3.7km 布引の滝0.4km」と大きく書かれた表示が目に入ります。
その矢印通りに進み、新神戸駅の真下にあるトンネルをくぐります。歩道はなく、たまにタクシーなどが通るので小さなお子様連れの方はご注意ください。
トンネルを抜けると、左に登る急な坂が目に入ります。この道は、布引の滝や市ケ原へ続くハイキングコースの道ですが、今回ご紹介した「新神戸駅の真下」はこの道ではなく・・・
右の脇道、写真に描いた黄色い矢印の方向に進みます。なんの表示もないので不安かも知れませんが大丈夫!
その脇道を進めば、すぐに川岸につながる階段にたどり着きますヨ。
最後に・・・
ここは、特に行政に管理された場所ではありません。何かあっても自己責任。BBQをするのも、犬を連れて行くのも、自由な場所ではありますが、他の人のご迷惑にならないよう、ゴミを放置しないようお気をつけください。
また晴れた日が続いていれば穏やかですが、やはり川遊びは天候によってはとても危険なものです。雨の日はもちろん、水量が多かったり、流れが早く感じられるような場合は、決して川には近づかないようご注意くださいね。
- 新神戸駅下「生田川」
- 神戸 / 自然・景勝地 / 子供が喜ぶ / 遊び場 / 川遊び
- 住所:神戸市中央区加納町一丁目地図で見る