アメリカ本場でステーキといったらニューヨーク?いえいえ実は、アメリカ人の間では「肉といったらシカゴ!」と言われているそうです。その他にもシカゴには、シカゴピザや、シカゴ発祥の老舗ポップコーンなど、“いわゆるアメリカンフード”とはちょっと違う個性的なグルメがいっぱい!その中でもオススメな4つのシカゴ名物とその由来を、それぞれ食べられる人気のレストランを含めてご紹介します。
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シカゴの「地理」が個性派グルメを生んだ!
アメリカ3大都市の1つでもあるシカゴはアメリカ大陸のほぼ中央にあり、今や交通のハブとしても、産業やビジネスにおいても、重要な都市となっています。
ですが、個性派グルメの由来は、だいぶ昔、鉄道が普及する前の港として栄えてきた頃まで遡ります。
「シカゴに港?!」と思われるかもしれませんが、シカゴに海はありません。シカゴは五大湖の1つミシガン湖に面しています。そして、シカゴに流れるイリノイ川は、アメリカ合衆国で南北に一番長いミシシッピ川とミシガン湖を繋いでいるので、シカゴは昔から船による交通の便が良かったのですね。
こうしてアメリカ全土からモノが集まって来たこともあり、当時から中西部の農産物の集配地であったり、食肉加工産業の中心地としてアメリカ全土に加工した食肉を送り出していたそうです。
それでは、そんな歴史深いシカゴに行ったら食べるべきオススメ4グルメを、レストランとともにご紹介します。
ナイフとフォークで食べる!【Deep Dish Pizza(ディープディッシュピザ)】
シカゴピザといっても、日本のピザチェーン店ではありません(笑)。まさにシカゴ特有のピザで、正式にはDeep Dish Pizza(ディープディッシュピザ)と呼びます。その名の通り、深い鉄製の鍋で作られるピザで、ボリュームがあり、普通のピザと見た目が全然違います。
元々はシカゴでも普通の平たいピザが食べられていたそうですが、テキサス州の有名なフットボール選手Sewellが、シカゴで「Pizzeria Uno」というお店を創業したのがディープディッシュピザの始まりと言われています。さすがフットボール選手、とてつもないボリュームのピザを考案したものですね〜。
「Pizzeria Uno」以外にもディープディッシュピザの名店はたくさんあります。今回、筆者がご紹介するお店はこちら↓!
行列は覚悟!「Gino's East Pizzeria」
1966年創業から変わらない味を提供しているという老舗の人気店。ディナーを食べるには少し早いかな?と思う16時に行っても、もうこの行列!
中はレンガ造りで穴蔵みたいな雰囲気がいい感じです。しかもお店の壁という壁に、落書きが!!周りをみると、落書きするためにペンを持参している人もたくさん。
壁だけじゃありません、木製の椅子にもびっしり!コンセントの差し込み口のプラスチックにまでびっしり!
廊下や柱、お店の像にもびっしり!
ディープディッシュピザは注文してから作られるので、出てくるのに約30分以上かかります。その待っている間に子供が落書きしたのが、この落書きの始まりだったそう。
ディープディッシュピザは深い鉄製の鍋で作られるので、具材もたっぷり!筆者が注文したGino's Supremeは、中にpepperoni(ペパロニ), onion(玉ねぎ), mushroom(マッシュルーム), greenpepper(グリーンペッパー),そしてSausage(ソーセージ)が入っているのですが、このSausageがハンバーガーのパテみたいに大きく、食べ応えがあります。
注文する際はサイズにご注意ください。ミディアムは3〜4人用。2人ならスモールで十分です
- Small $23(約2,530円)
- Midium $27(約2,970円)
- Large $30(約3,300円)
スモールといってもこのボリューム!4分の1でこのサイズです。しかもパン生地の高さは5cm。
ピザといえば手で食べるのが普通ですが、ディープディッシュピザはこんな大きなピザなので、ナイフとフォークで食べるのも特徴。ジャンクフードというイメージのあるアメリカンピザとは違い、ディープディッシュピザはチーズもトマトソースも本格的でジャンクフードとは格が違います。
なお、今回ご紹介したのは本店です。本店から徒歩20分くらいの距離のところにも新店があり、その他の地区にも展開しているようです。
- ジーノズ・イースト・ピッツェリア
- アメリカ / 洋食・西洋料理
- 住所:162 E Superior St, Chicago, IL 60611 アメリカ合衆国地図で見る
- Web:http://www.ginoseast.com