神戸観光の人気エリア、旧外国人居留地にある【大丸神戸店】は、神戸元町を象徴する建物として鎮座しており、地元人も観光客もショッピングや飲食に訪れる人気スポット。そのデパ地下には神戸の美味しい物が一挙に集合!お土産にしたい名物たちをご紹介いたします。
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【大丸神戸店】は神戸一の繁華街「三宮・元町」で売上No.1!
「大丸」の地域店の呼び方は独特で、「〇〇店」のことを「〇〇みせ」と呼びます。大丸神戸店 も「だいまるこうべみせ」。デパートとしての開業は1913年(大正2年)と古いのですが、当時の建物は近代的なビルでした。
しかし、1995年の阪神・淡路大震災で建物は損壊。その後の復旧で「旧居留地のモダンな雰囲気を守るデパート」というコンセプトにより、御影石の外装、北側と東側にコリドール(回廊)、ガス灯23基を配するなど、“旧外国人居留地” らしい外観に。
特に夜間のライトアップされた姿は幻想的!“日本で最も美しい百貨店” とも言われています。
素晴らしいのは外観だけではなく、売上も神戸市内でトップ!デパ地下もとっても充実しており、神戸の美味しい名物が勢ぞろい。神戸中を歩き回らなくても、大丸神戸店のデパ地下だけでほとんどの神戸名物に出会えちゃうのは、お土産を買いたい時は嬉しいですね♪
ありがたいのは、店頭にある「神戸みやげ」と書かれた青いプレート。デパ地下は全国からも名店が集まっているため、どのお店が「神戸みやげ」を売っているのかが分かるような、目印になっています。
では、どんなお店に、この青いプレートが置かれているのか、ご紹介いたします。
1.【神戸風月堂】缶が可愛い!「神戸六景ミニゴーフル」
サクサクに焼き上げたワッフルに、うす〜くのばしたクリームをサンドした丸いこのお菓子は「ゴーフル」。似たようなお菓子は他にもいろいろありますが、「ゴーフル」は商品名で、 神戸風月堂 が商標登録しています。
神戸限定の 「神戸六景ミニゴーフル」(3枚入り×2袋 432円) は、缶に神戸の景色がオシャレに描かれた6種類!気に入った景色1個でも良いですし、2個入り、3個入り、6個入りの箱は無料でついてきます。
ゴーフル を食べた後でも、この丸い缶は小物入れなどに再利用したくなっちゃいますね♪
2.【ゴンチャロフ】のカラフルで可愛い「神戸ビュースポット」
チョコレート菓子で有名な ゴンチャロフ は、ロシア革命により日本に亡命してきた ゴンチャロフ さんが、1923年に 神戸北野 でチョコレートの製造販売を始めたことが始まり。彼が初めて日本で売り出した ウイスキーボンボン は、北野の裕福な婦人たちの間で人気があったそうです。
そんな ゴンチャロフ の神戸限定商品「神戸ビュースポット」は、神戸の景色が1つ1つの包装に描かれたお菓子が4種類あり、それぞれが箱詰めされているもの。とてもカラフルで可愛いですね!みんなでワイワイ食べれば盛り上がりそうです。
チョコレートは30個入り 1,188円と、15個入り 594円。チョコレートロールクッキーは12本入り 810円、クランチチョコレートは12個入り 648円です。
3.【モロゾフ】が【神戸タータン】とコラボ!「ロイヤルミルクティーのケーキ」
モロゾフ の創始者は、ゴンチャロフさん と時を同じくしてロシア革命から逃れてきた モロゾフさん 。1926年に 神戸トアロード でチョコレートの製造販売を始めました。ゴンチャロフさんとは、神戸でお互いを支え合う友人関係だったとか。
モロゾフ の商品は、チョコレートはもちろんチーズケーキやプリン、ゼリーなども人気がありますが、大丸神戸店限定 の商品が 神戸タータン とコラボした「ロイヤルミルクティーのケーキ」。1個 132円 で、5個セット 648円もあります。
神戸タータン とは、“神戸ブランド” を普及すべく、 神戸タータン協議会 が神戸を象徴するカラーでデザインした タータンチェック。2018年に神戸港の開港150周年を記念してデザインされて以来、ブランド・プラットフォームとして神戸のあちこちで使われるようになりました。
ケーキは、アールグレイとミルクの生地を重ねた2層仕立ての紅茶ケーキ。パッケージに 神戸タータン があしらわれています。
4.【文明堂】大丸神戸の “ツウグルメ” 「神戸元町 懐古カステラ」
1900年創業の 文明堂 、総本店は長崎にありますが、今は地域ごとに6社に分社化されており、地域性から会社ごとにカステラの味を変えていたり、別商品を扱っています。大丸神戸店に入っているのは 文明堂神戸店 です。
「神戸元町 懐古カステラ」(一本1,620円)は、パッケージがとても立派! “大丸神戸のツウグルメ” として、お土産にも大人気です。
パッケージから取り出すと、元町通のガス灯の焼き印が入っています。きめ細かく、口どけのよいコクとしっとりとした上品な味わいで、「じゃり♪」っとしたザラメが好きな方には嬉しいことに、通常の2倍のザラメを使っているんだそう。
5.【ユーハイム】通常よりもしっとり柔らか「神戸限定バウムクーヘン」
ドイツ人の ユーハイムさん が創始者であり、ドイツ洋菓子メーカーとして有名なのが ユーハイム。ちょっとしたおやつや、結婚式などの引き出物としても、ユーハイム の バウムクーヘン は人気です。なんと、バウムクーヘン という呼称は、本場のドイツよりも日本の方が浸透しているんだそう。
ユーハイムさんは、戦争の捕虜として連れてこられた広島にて、日本で初めてバウムクーヘンを焼いたと言われています。その後、日本での永住を決め、横浜に1号店をオープンさせましたが、1923年に起こった関東大震災の難を逃れ、神戸へ。それ以来、本拠地は神戸になりました。
神戸大丸限定 のバウムクーヘンは、通常よりキメ細かい小麦粉を使用しているため、よりしっとり柔らかな食感に仕上がっています。大きさは3種類あり、小 1,080円、中 1,620円、大 2,160円です。
また、パイ生地を伸ばして巻いてから焼く「Palmier パルミエ」も 大丸神戸限定 商品があります。手の平サイズの大きさが、6枚入り 1,080円です。
6.【ケーニヒスクローネ】“とろ〜り”がたまらない「フォンダン・ショコラ」
1977年に神戸で創業した ケーニヒスクローネ 。ドイツ語で「勝利の王冠(Königskrone)」という意味で、文字体といい荘厳な雰囲気ですが、そのイメージキャラクターは王冠をかぶった可愛いクマ。名前も「ポチ」と可愛いく、ギャップがなんだか新鮮です。(上記写真の看板にもポチが居ます)
ちょっと面白い洋菓子メーカーで、大丸神戸店のすぐ近くでホテルも経営しています。 旧外国人居留地の雰囲気にぴったりのヨーロピアンな建物で、ホテル内には「くまポチ邸」というCAFE&SHOPもあります。
洋菓子はクッキーやパイ、ケーキなどいろいろありますが、温めるとチョコレートがとろ〜り♪な「フォンダン・ショコラ」は他にはなかなかありません。
中央のとろ〜り溶けるチョコは、ダークチョコ、ホワイトチョコ、ストロベリーの3種類あり、1個486円です。23℃以下であれば常温でお持ち帰りできます。
7.【SHOTANI】洋菓子でも和菓子でもない「庄谷の和の心」
尼崎で創業、今や阪神間で人気のケーキ屋さん「ケーキハウスショウタニ」は、スポンジの美味しさに定評があり、ケーキのバリエーションも豊か。でも、ケーキ以外にもお土産として大人気なのが「庄谷の和の心」です。
ほろほろとした食感のクッキーとでも言うのでしょうか。でも洋菓子とは違う味わいで、まぶしている粉が和の味わいをグッと引き出します。写真は 阿波和三盆、ほかにも 深煎りきな粉、宇治抹茶、黒糖 があります。
贈り物として巾着袋に入れられているものは、クッキー8個入り580円。自分用のお土産だから簡易包装で良いという方は、同じ内容で410円です。