マレーシアの首都クアラルンプールにある、マレーシア最大の中国寺院「天后宮(Thean Hou Temple)」。縁結びスポットとして有名で、中華系マレーシア人のカップルは、「天后宮」で結婚式の前撮りをすることが多いそうです。そんなフォトジェニックなスポットをご紹介します!
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天后宮とは
天后宮は、1989年に創建されたマレーシアのみならず、東南アジアで最大級の中国寺院です。建物は赤、緑、青、黄色で彩られています。鮮やかな色合いはもちろんのこと、精巧な装飾も目を引く中国建築です。
入り口から階段を上っていくと、たくさんの赤い提灯が連なっている広場に出ます。数多くの赤い提灯と、その提灯たちの影が映し出される広場はなんともフォトジェニックです。夜はさぞかしライトアップされて綺麗なのでしょう!
その広場の奥に天后様が祀られており、多くの人が参拝に来ます。
さらに階段を上がると、もう一つ上のフロアがあります。天后宮自体のある場所はそこまで高くないものの、周りは開けているので、クアラルンプールの街並みが見渡せます。
天后宮でできること
お祈り
浅草の浅草寺などで見られるような大きな香炉が、天后宮にもあります。天后宮ではお線香をその香炉に差す前、お祈りをします。現地の友人に訊いたお祈りの流れは以下の通りです。まず寄付をして、お線香に火をつけます。その煙が出ているお線香を頭の前で数回上下し、お祈りします。お祈りしたら、そのお線香を香炉の中の灰に立てます。
おみくじ
筆者はおみくじに挑戦してみました。まず寄付をします。ちなみに、寄付箱には「香油箱」と書かれています。これは、寄付という言葉を直接使わず、名目上、「火を灯すための香油購入代金を入れる箱」としている、とのことです。「廣種福田」は、幸せを広げるという意味です。
次に、おみくじの番号が書いてある細長い札(おみくじ棒)をまとめて両手で持ち上げ、それを手放します。そうすると一つの札だけ少し浮き上がるので、その札に書かれた番号のおみくじをもらいます。
一つも札が浮き上がらない場合、あるいは、複数の札が浮き上がる場合は、何度か試すと一つの札だけ浮き上がるから不思議です!
結婚
天后宮では、婚姻届を出せます! 役所にただ提出するより、ロマンチックですね! 浮かれすぎて転ばないように・・(笑)
記念撮影
冒頭でも書きましたが、天后宮では結婚式の前撮りをすることが人気です。筆者が滞在していた小一時間の間にも、二組のカップルが写真を撮っていました。彼らの幸せそうな様子に、関係のない筆者たち参拝客や観光客も和みます。幸せを分けてもらえるスポットですね!
寺院自体が美しく、数多くの赤い提灯がさらに華を添えている天后宮は、結婚式の前撮りには最適でしょう!
食事と買い物
天后宮の下には、ちょっとしたフードコートとお土産物屋さんがあるので、お昼ご飯を食べたり、お土産を買ったりすることもできます!
天后宮へのアクセス
マレーシアの中心の駅であるKLセントラル駅から車で約10分です。タクシーは安めなので、タクシーで来るのが便利ですね。立地の良さから、クアラルンプール到着後、ホテルへ行く前に観光したり、クアラルンプール出発前に立ち寄ってみたりと、様々な旅程に組み込みやすいのも、オススメポイントです!
終わりに
結婚する人もしない人も、美しい天后宮はオススメです! 様々な民族を擁する大都市として変貌を遂げた、クアラルンプールに残された華人の信仰を、ちらっとのぞいてみては??