岩手県の久慈市にある小袖海岸。平成25年(2013年)に放送されたNHKの大人気朝ドラ『あまちゃん』の舞台にもなった場所です!海岸沿いには三陸らしい自然の絶景スポットが数多くありますが、今回はその中から3つご紹介します。
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1.『あまちゃん』のモデルとなった“北限の海女”がいる「小袖漁港」
「じぇじぇじぇ」のフレーズで、その年の流行語大賞にも選ばれたNHKの連続テレビドラマ小説(朝ドラ)の『あまちゃん』。三陸の海女として生きていくことを決めた主人公が、ひょんなことからアイドルとして活躍する中で成長していくというユニークな物語で、平成25年(2013年)の上期に放送されたドラマながら数ある朝ドラの中でも未だに根強い人気を誇っています。
そんな『あまちゃん』のメインロケ地にもなったのが、まさに上の写真に写っている小袖漁港です。久慈駅などがある同じ久慈の市街地からは車でおよそ15分ほど。オープニングにも登場した“白い灯台”こと、小袖港の「北防波堤灯台」があるのも、まさにこちらの小袖漁港になります!
写真の「夫婦岩」も朝ドラ『あまちゃん』の舞台に登場したロケ地の1つ。同じ小袖漁港内にあるスポットですが、“三陸の海女”の物語は、何も『あまちゃん』の世界の中だけに留まるフィクションの話ではなく、本当に実在しているんです!
そう!こちらの小袖漁港こそが、まさに海女さんが素潜りの漁を今なお行っている北限の地。「北限の海女」として知られる久慈ですがその歴史は古く、なんと明治維新の頃には既に海女さんたちが素潜り漁を行うようになっていたんだとか。
三陸の冷たい海にも負けず、素潜り漁を行う姿は、小袖漁港に併設されている「小袖海女センター」にて実演もされています。『あまちゃん』の思い出とともに、海女さんたちの見事なテクニックにも注目してみてくださいね!
- 夫婦岩(小袖海岸)
- 久慈市 / 自然・景勝地
- 住所:〒028-8111 岩手県久慈市宇部町地図で見る
- Web:https://www.city.kuji.iwate.jp/kanko/kanko/geopark...
- 小袖海女センター
- 久慈市 / 観光サービス / 観光案内所・ビジターセンター
- 住所:岩手県久慈市宇部町24-110-2地図で見る
- 電話:0194-54-2261
- Web:http://www.kuji-tourism.jp/ama/amacenter/
- 小袖漁港
- 久慈市 / 漁港
- 住所:小袖漁港 岩手県久慈市地図で見る
- Web:https://www.kuji-kankou.com/kosode
2.これぞ三陸の海岸美!「つりがね洞」
こちらの「つりがね洞」は、久慈の市街地から先程紹介した小袖漁港へとちょうど向かう途中にある絶景スポットです。いかにも三陸らしいド迫力の海岸線の造形美に、穴の開いた岩山が非常に特徴的。言うまでもなく小袖海岸を代表する景勝地です。
実はこちらのつりがね洞、以前は穴の開いた部分に釣り鐘型の岩がぶら下がっていたことから、“つりがね”洞と呼ばれるようになったそうなのですが、釣り鐘型の岩は、明治29年(1896年)に発生した明治三陸地震の際の大津波によって流されてしまい、今はありません。
しかしながら、平成23年(2011年)に発生した東日本大震災の津波には、負けじと今の形を留めて今に至ります。夏の間の僅かな期間には、なんと穴の開いた場所から日が昇る神秘的な光景も眺めることが出来ます!是非とも小袖海岸が誇る迫力の絶景スポットで足を止めて、その姿を目に焼き付けておくと良いでしょう。
- 久慈海岸・つりがね洞
- 久慈市 / 自然・景勝地 / 絶景 / 奇岩
- 住所:岩手県久慈市長内町地図で見る
3.えっ?こんなトコロに滝が…!?県道268号線沿いにある「五丈の滝」
最後に紹介するのは、写真の「五丈の滝」です。つりがね洞のように、迫力ある海岸美が魅力だと思われがちの三陸エリアですが、こちらの小袖海岸ではなんと滝まで見ることができます!しかもこちらの五丈の滝、久慈の市街地から小袖漁港へと至る、先程のつりがね洞と同じ海岸線をずっと走っていく県道268号線沿いにあるんです。
ご覧の通り落差はおよそ20mあって、下から見上げると相応な迫力を持った滝であることが良く分かります。そんな迫力とは裏腹に、道端にバス停がポツンと佇むのみの場所にあるので、実際に訪れてみるとビックリしますよ。
荒々しい三陸の海岸線を横目に、駐車スペースにちょっと車を停めて、気軽に立ち寄ってみることをおススメします!
- 五丈の滝
- 久慈市 / 自然・景勝地 / 滝
- 住所:〒028-0041 岩手県久慈市長内町地図で見る
- Web:https://www.kuji-kankou.com/kosode