イギリス・ロンドンのナショナルギャラリーは、世界最大級の規模を誇る美術館。美しい内装もさることながら、ゴッホやモネ、レオナルド・ダ・ヴィンチなどの名画の数々を無料で楽しむことができます。またトラファルガー広場前という便利な立地も、観光客に人気の秘密。アートファンでなくてもきっとお気に入りの一枚を見つけることができるはず!
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ナショナルギャラリーって?
ナショナルギャラリーには13世紀から19世紀にかけて描かれたヨーロッパの名画が2,300点以上展示されており、入場料はなんと無料!またコレクションの多くが王族や貴族によるものではないという点で、ヨーロッパでも珍しい美術館となっています。
設立当初は、ルーヴル等他の美術館に比べて規模が劣ると言われていた英国ナショナルギャラリー。しかし長きにわたる話し合いの末、イギリスの中心地、トラファルガー広場前にギャラリーの建設を議会が許可したことで移転、現在は観光客にも人気の高いスポットになっています。
館内の様子
館内はピンクや水色などの壁が色鮮やかで、名画の数々を美しく彩ります。アーチ状に弧を描く天井や荘厳な佇まいの柱は美術品さながらの見ごたえがあり、その様子にうっとりとしてしまうことでしょう。
写真撮影について
多くの作品は写真撮影が許可されています。ですが、作品横にカメラに斜線が引かれたマークが付されているものは撮影禁止になっていますのでご注意ください。
英国が世界に誇る名画のコレクション!
クロード・モネ
- 左:「The Museum at Le Havre」
- 右:「Poplars on the Epte」
柔らかなタッチと繊細な色使いが特長的です。
ジョルジュ・スーラ
- 「アニエールの水浴」
新印象派とされるジョルジュ・スーラの代表作のひとつ。大きなキャンバス上に表現された独特の世界観が目を引きます。
グスタフ・クリムト
- 「ヘルミーネ・ガリアの肖像」
「接吻」で有名なクリムトの作品。金色がふんだんに使用され、はっきりとしたタッチの作品である「接吻」とは異なり、優しい印象を受けます。
フィンセント・ファン・ゴッホ
- 「ひまわり」
ナショナルギャラリーに来たのならば、これを見ずして帰れない!というほどの人気を誇る作品。生命力あふれるその姿は、一見の価値ありです。作品の前には写真撮影をすべく、たくさんの人が集まっています。
鑑賞を終えたら…
広い館内の散策で疲れたら、目の前のトラファルガー広場で休憩するのが良いでしょう。近くのお店でテイクアウトをしてここで食べるのもおすすめ。巨大な4頭のライオンのブロンズ像に囲まれた広場は人々の憩いの場となっており、その景観はロンドンに来たのならば必ず見ておきたい美しさがあります。