1日でこれだけ廻れる！【ボストン】のんびり散策

この記事の目次表示

• 「ボストン」というと何を思い浮かべますか？
• 1：【ダウンタウン Downtown】は見所たくさん！
•    アメリカ最古の都市公園【ボストンコモン Boston Common】
•    ボストン虐殺事件が起きた【旧マサチューセッツ州会議事堂　Old State House】
•    奴隷の反対運動はここから始まった！【パークストリート教会 Park Street Church】
•    多くのペイトリオットが眠る【グラナリー墓地 Granary Burying Ground】
•    ちょっと変わった【キングス・チャペル　King's Chapel】
•    【旧市庁舎 Boston's Old City Hall】と【ベンジャミン・フランクリン】
•    夜な夜な熱い独立談義がなされていた？！【ファニュエル・ホール Faneuil Hall】
•       ショッピングなら【ファニエル・ホール・マーケットプレイス】
•    【フリーダムトレイル Freedom Trail】を歩いてみよう！
• 2：海風が清々しい【ウォーターフロント Waterfront】
•    広々とした芝生の公園【クリストファー・コロンブス・ウオーターフロント公園　Christopher Columbus Waterfront Park】
•    【ボストン茶会事件】はここで起きた！
•    シーフードレストランで食べよう！
• 3：名門校がいっぱいの【ケンブリッジ Cambridge】
• 最後に・・・

多くのペイトリオットが眠る【グラナリー墓地 Granary Burying Ground】

• 写真：まき子

パークストリート教会 に隣接して【グラナリー墓地 Granary Burying Ground】があり、ここには先ほどご紹介した ボストン虐殺事件 でイギリス兵に殺された5名、そしてアメリカ独立宣言に署名したサミュエル・アダムズ、ジョン・ハンコック、ロバート・トリート・ペインが埋葬されている、とても由緒ある墓地です。

また、ボストンで活躍した著名な ペイトリオット もたくさん眠っています。「ペイトリオット patriot」という言葉も、ボストンではよく耳にします。直訳すれば「愛国者」ですが、独立戦争のころは「イギリスの圧力に反発し独立を目指す人」のニックネームでした。

ちょっと変わった【キングス・チャペル　King's Chapel】

• 写真：まき子

グラナリー墓地 を少し北上した交差点に、地味な建物ととても小さな墓地があります。これが【キングス・チャペル　King's Chapel】。「King's」という名前からもわかる通り、イギリス国教会 として建てられました。

実はこの墓地は1630年に ボストンで一番最初にできた無名の共同墓地 で、その56年後に教会が設立されたのです。当時、イギリス国教会はボストンでは嫌われ者だったので、教会を建てる土地を売ってもらえず、強行突破で 墓地の中に教会を建てた んだそう。

また、教会といえば “塔” がありますが、この教会には塔がないんです。だからパッと見 “教会らしくない” のですね。

【旧市庁舎 Boston's Old City Hall】と【ベンジャミン・フランクリン】

• 写真：まき子

キングス・チャペル からそのまま School St. に沿って東に行くと、【旧市庁舎 Boston's Old City Hall】が見えてきます。この建物の中は、今はオフィスと、アメリカで人気のステーキハウス 「ルースクリス Ruth's Chris」が入っています。

ここで注目したいのは【ベンジャミン・フランクリン】の銅像。ボストンで一番古い銅像だそうです。

• 写真：まき子

ベンジャミン・フランクリン と言ったら 100ドル札！最も高いドル札に描かれている彼は、1行では書き尽くせないくらい多くアメリカ独立に貢献し、“アメリカ合衆国建国の父” の一人として讃えられています。

ベンジャミンは独立宣言がなされたフィラデルフィアで活躍したイメージが強いのですが、 生まれたのはボストン。とても聡明で、10歳ですでに学校教育を終え、12歳からお兄さんが経営する印刷出版会社で働いていましたが、そのお兄さんと喧嘩別れをして17歳でボストンの実家を離れることになったんだそう。

夜な夜な熱い独立談義がなされていた？！【ファニュエル・ホール Faneuil Hall】

• 写真：まき子

ボストン虐殺事件 のあった場所から海岸の方へ向かうと、ショップや飲食店が連なり観光客も多くひときわ賑わってきます。

• 写真：まき子

そんな中に突如現れるレンガの建物が【ファニュエル・ホール Faneuil Hall】。その真ん前には サミュエル・アダムズ の銅像が鎮座しています。サミュエル・アダムズ も “アメリカ合衆国建国の父” の一人として有名、全米で知られる地ビール（HP）の銘柄でもあります。

今ではショッピングモールの一角ですが、設立当初は1Fは公設市場で “市民の台所” として賑わい、2Fは集会場だったそうです。ボストン生まれの サミュエル・アダムス の実家は地ビールの醸造家だったそうなので、この集会場でもビールを掲げながら、イギリスの増税に対抗する策に白熱していたのでしょうか。

ショッピングなら【ファニエル・ホール・マーケットプレイス】

• 写真：まき子

ファニュエル・ホール のすぐ裏側には【クインシー・マーケット Quincy Market】を中心に3棟のショッピングモールが広がる【ファニエル・ホール・マーケットプレイス Faneuil Hall Marketplace】があります。

これまでご紹介した歴史的な観光名所とはまた違う活気！ショッピングやグルメなど手軽に済ませたいならこのエリアが一押しです。

ちなみに クインシー・マーケット は、設立1825年当時、全米最大のショッピング施設の1つとして国定歴史建造物に認定されたそうです。

【フリーダムトレイル Freedom Trail】を歩いてみよう！

さて、ここまで色んなダウンタウンの名所をご紹介してきましたが、実はこれらの名所は【フリーダムトレイル Freedom Trail】に沿って歩けば行ける場所なのです。

• 写真：まき子

【フリーダムトレイル】とは、アメリカの先人たちが建国に向けて活躍した所縁の場所を訪ね歩く “道しるべ” 。

• 写真：まき子
• 写真：まき子

歴史的なポイントを、赤い筋がずーっと繋いでいます。ルートは ボストンコモン から バンカーヒル記念塔 まで続く約4kmのトレイル。

今回は抜粋してダウンタウンのみご紹介しましたが、フリーダムトレイル を忠実に歩けば、16カ所の史跡を巡ることができます。観光案内所や主要施設でMAPが手に入るので、興味のある方はぜひ全トレイルにトライしてみてくださいね。