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2:海風が清々しい【ウォーターフロント Waterfront】
ダウンタウンのすぐ東のエリア、港に沿ってあるエリアが【ウォーターフロント】です。ボストンは港町としても栄えてきており、このエリアにはボストンハーバーが見渡せる観光スポットがたくさんあります。シーフードも美味しいですよ!
広々とした芝生の公園【クリストファー・コロンブス・ウオーターフロント公園 Christopher Columbus Waterfront Park】
ファニエル・ホール・マーケットプレイス のすぐ東側には、気持ちの良い海風を感じられる公園、【クリストファー・コロンブス・ウオーターフロント公園 Christopher Columbus Waterfront Park】があります。
特に何があるというわけではないのですが、それがまたイイ。この芝生にゴロンと寝転んでいたり、ランチパックを広げたり、本を読んだり…まったりと過ごしている人がたくさん。周囲にはレストランもあり、テラスからはこの光景を眺めながら食事を取ることもできます。
- クリストファー・コロンブス・ウオーターフロント公園
- アメリカ / 公園・動植物園
- 住所:Atlantic Ave, Boston, MA 02110 アメリカ合衆国地図で見る
【ボストン茶会事件】はここで起きた!
独立戦争が起きたきっかけの1つとして、ボストン虐殺事件 と併せて有名なのが1773年の【ボストン茶会事件】。とても有名な事件ですね。その現場は、今は【ボストン茶会事件の船と博物館 Boston Tea Party Ships & Museum】として公開されています。
当時、ボストンに対してどんどん課税で圧力をかけていたイギリスは、お茶にまで課税したため、ボストン市民はお茶をオランダから密輸し始めます。それに気付いたイギリスは「お茶の輸入はイギリス東インド会社に独占権を与える!」としたわけです。
当然、ボストン市民は怒り、イギリスから貿易船でお茶が届いても「帰れ帰れ!」と荷揚げを許さない。でもイギリス本国としてもプライドがあるわけで、すごすご帰らず数日間ボストン港に停泊していたそう。
そこで事件は起きました。ボストンの急進派市民が「ボストン港をティーポットにするぞー!」と叫びながら、貿易船に乗り込み、342箱の茶箱を海に投げ捨ててしまったんです。このグループの中心は、先にも紹介した サミュエル・アダムズ だったと言われています。
ちなみに、この事件で海に投げ捨てられたお茶は約100万ドル。「この金額を賠償できなかったら軍圧するぞ!」というイギリスに対して、私財を払ってでも賠償すると言い出したのが ベンジャミン・フランクリン でした。でも、結局は、ベンジャミンの申し出は受けいられずに軍圧され、それが本格的に独立戦争へと進んで行くのでした。
- ボストン茶会事件の船と博物館
- アメリカ / 博物館・美術館 / 博物館
- 住所:306 Congress St, Boston, MA 02210 アメリカ合衆国地図で見る
シーフードレストランで食べよう!
ボストンには美味しい食べ物がたくさんありますが、おすすめなのは、やっぱりウォーターフロントのレストランでシーフード!心地よい海風を感じながらの食事は最高です。
筆者が訪れたのは、クリストファー・コロンブス・ウオーターフロント公園 に面したシーフードレストランの「Tia's」。
港町ならではのシーフードといったら、やっぱり「Clam Chowderクラムチャウダー」 はmustです。CUPで$5(約650円)、Bread Bowlで$8.5(約1,100円)。CUPでも写真のように結構なボリューム。
また新鮮なムール貝もおすすめ!「Steamed Mussels」 は$12(約1,500円)です。日本でよく見るのは身がとっても小さいのですが、さすがアメリカ。大粒でプリプリ!
このお店に限らず、ほとんどのお店にはテラスがあるので、天気が良ければ是非テラスへ!売店などで買って、芝生の上でピクニックも良いかもしれません♪ ただしピクニックする場合、公共エリアではアルコールを飲むことは禁止されているのでご注意を。
3:名門校がいっぱいの【ケンブリッジ Cambridge】
最後にご紹介するエリアは【ケンブリッジ】。ボストンに流れる チャールズ川 の北岸にあります。
ボストンにはとにかく沢山の大学がありますが、中でも ケンブリッジ には世界的に有名な ハーバード大学、マサチューセッツ工科大学、ボストン大学、タフツ大学 といった名門大学が集結!政治や技術、医療、芸術、音楽などあらゆる分野に優秀な人材を輩出しています。
大学は、立ち入り禁止エリアでなければ自由に入ることができるので、ぜひ散策してみましょう!
こちらは ハーバード大学 。アカデミックなだけではなく、その歴史が伺える趣深いキャンパスです。
また、アメリカの大学はとにかく敷地が広い!道は広く、木々も大きく、そしてゆったりとした時間が流れる、まるで1つの街のよう。
街を歩いていると、学生がたくさん出入りする本屋さんなどもあり、ダウンタウンなどの雰囲気とは異ります。芝生には学生も沢山いて、ここでも本を読んだり、寝転んでいるだけだったり、様々な過ごし方をしています。皆さまも学生気分に浸ってゴロンと寝転んでみてはいかがでしょう?
最後に・・・
ボストンはギュっと凝縮された都市なので1日でも十分に楽しめますが、1〜2泊すればもっと楽しめると思います。水族館、博物館、美術館はもちろん、スポーツも盛ん!アメリカ4大スポーツ のアメリカンフットボール、アイスホッケー、ベースボール、バスケットボールの全てにチームがあるので、ゲーム観戦も楽しめます。
実際にゲームを観に行かなくてもスポーツバーで盛り上がるのもアリ!郊外には、「サミュエルアダムス」という名のクラフトビアの醸造場もありますヨ♪ ぜひいろんなボストンの“顔”を楽しんでくださいね!
※記事内のドルから円への換算は1ドル=約130円で計算しています