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スミソニアンで最古!国立自然史博物館【ワシントンDC】

取材・写真・文:

兵庫在住
訪問エリア:18ヶ国

2019年11月6日更新

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国立自然史博物館で押さえるべき3つのポイント

こんな素晴らしい博物館なら、1週間ほど滞在して毎日でも通ってじっくり観たい!…と言いたいところですが、旅行となるとそういうわけにはいきませんよね。

しかもスミソニアンは他にも同じくらいの規模の博物館や美術館がたくさんあるので、一ヶ所でそんなに時間はかけられない…そんな方は、「せっかく来たなら、これだけは押さえておくべき!」 というテッパンの以下の見所3つを中心に廻るのがオススメです。

1:ロタンダにあるアフリカゾウ
2:恐竜の化石
3:ホープダイヤモンド

もう少し詳しくご紹介いたします。

1:世界最大のゾウの剥製!ロタンダにある「アフリカゾウ」

国立自然史博物館の入口は、モール側と逆側の2つありますが、せっかく入るなら モール側の入口 がダントツおすすめ!エントランスが写真映えするのはもちろん、セキュリティを入ってすぐの迫力ある光景がすごいんです!

その光景が、目の前にどどーん!と鎮座する、大きなアフリカゾウの剥製!ここはちょうど建物のロタンダ(rotunda = 円形ドーム)の真下で、1Fから3Fまで吹き抜けになっています。

このアフリカゾウは1955年に捕獲されたもので、これまで捕獲されたゾウの中では最大なんだそう。ゾウの周りにも鳥の剥製が飛んでいる展示で、アフリカの光景を彷彿させます。

また、ロタンダを囲む壁の造りや装飾もステキ。2F、3Fから見下ろすこともできるのですが、そのテラス(廊下?)の雰囲気が良いんです。ゾウの迫力はもちろんですが、「国立自然史博物館の威厳たるやいかに!」を、一目で伺えるようなロタンダですね。

2:1Fで一番人気の展示!恐竜の化石

2つ目は、迫力大満点の 恐竜の化石!先のアフリカゾウが展示されているロタンダから東側(入口を背に右)には「The History of Life 生命の歴史」というコーナーがあり、様々な化石が展示されています。

中でも超巨大な恐竜の骨格の復元は、下から見上げるとすごい迫力!中階もあるので、上から見渡すこともできます。

人類の歴史はまだ1億年も経っていませんが、恐竜は突然の絶滅まで 1億4,000万年 ものあいだ、地球に君臨していた生き物…そう考えると感慨深いものがありますね。人間も明日は我が身…?!

3:映画『タイタニック』の題材にもなったホープダイヤモンド

2Fの「Minerals & Gems 鉱物と宝石」コーナーに、3つ目の必見展示物があります。それが、映画『タイタニック』の題材にもなった ブルーダイヤ こと、「Hope Diamond ホープダイヤモンド」 です。

このフロアのどの展示よりも人が集まっているので、展示されている場所はすぐにわかると思います。現在展示されているのは様々な経緯で 45.52カラット まで削られてしまっていますが、17世紀に発見された当初は 112.18カラット もあったんだそう!

なお、「Hope ホープ」という名前は「希望」という意味はなく、1830年から長く所有していたイングランドの「ホープ家」に由来します。

人気の理由は「呪いのダイヤ」といういわく付きだから?!

人は何かといわく付きのものに興味を持ちますが、ホープダイヤモンドもその1つ。このダイヤが“呪いのダイヤ” というニックネームが付いていることは有名です。

その呪いは、ホープ家の不幸から語り継がれています。ホープ家が没落した後も、所有者に次々と不幸が訪れます。死んだり、離婚したり、破滅したり、など色々なエピソードがありますが、その大半は事実無根…この「呪いのダイヤ」というのは、都市伝説のようなものらしいですヨ。それでも、人は魅了されてしまうのですね〜。

「スミソナイト」を探してみよう!

ホープダイヤモンドが展示されている同じフロアには、他にも史上有名な人物がつけていた宝石や、綺麗な色の鉱物、世界最大級の隕石なども展示されており、とても見応えがある内容となっています。そしてこの中に、スミソニアンの誕生のきっかけとなった人物・スミソンが発見した鉱物「Smithonite スミソナイト」も展示されています。

スミソナイトの和名は「菱亜鉛鉱(りょうあえんこう)」。上記写真の中央少し左上にある、少し灰色がかったエメラルドグリーンの鉱石です。余裕があったら、ぜひ見つけてみてくださいね。

最後に・・・

見るべきポイント3点をご紹介しましたが、これらを観に行く間にも、とってもたくさんの見所を通ることができると思います。

また、敷地内にある昆虫園ではタランチュラの餌付けを行っていたり、哺乳類のホールでは、ものすごい臨場感のある剥製が観られます。時間に余裕があれば、ぜひ他のコーナーもじっくりゆっくり巡ってみてくださいね。

国立自然史博物館
アメリカ / 博物館・美術館 / 博物館
住所:10th St. & Constitution Ave. NW, Washington, DC 20560地図で見る
Web:http://naturalhistory.si.edu/

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この記事を書いたトラベルライター

じっとしているのは耐えられない旅行好き&飲兵衛です
日本在住ですがアメリカで生活したこともあり、その時にすっかりアメリカ大陸の自然に魅了されました。それ以来、帰国しても日本の自然の素晴らしい場所をあちこち旅行するのが好きです。1児の母でもありますので、“子連れで行くとどんな旅になる?!”という視点も織り交ぜていろんな場所をご紹介できればと思っています。
http://blog.goo.ne.jp/makiko0213ha

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