アメリカ
アメリカ観光
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ワシントンDCは政治の街だけじゃない!【ナショナルモール】の魅力

取材・写真・文:

兵庫在住
訪問エリア:18ヶ国

2018年9月7日更新

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巨大さにびっくり!「Lincoln Memorial(リンカーン記念堂)」

  • 写真:まき子

ナショナルモールの一番西に位置するのが、第16代大統領 エイブラハム・リンカーン の偉業を讃えるために建てられた「リンカーン記念堂」です。

近くに来てみれば、その圧倒的な大きさにびっくりするはず。神殿のようなデザインの建物を支える柱は 高さ10m もあります。

数に意味がある外観デザイン

10mの柱は全部で 36本。これは、リンカーンが亡くなった1865年にアメリカ合衆国に加盟していた州の数で、1本ずつに州の名前が刻まれています。

また記念堂から下に伸びる階段は 56段 。これは、リンカーンが亡くなった年齢を表しているそう。階段を登り(降り)ながら「one,two,three...」と数えている観光客もたくさんいます。

表情が素晴らしいリンカーンの坐像

  • 写真:まき子

この建物の中に鎮座するのが、高さ 8mリンカーンの坐像 。目前にすると、これもまた「大きい〜〜〜!」と唸ってしまうほどですが、それ以上にリンカーンの表情に魅入ってしまうものがあります。

南北戦争による国家分裂の危機を乗り越えた威厳があるだけではなく、戦争により多くの国民たちを戦死させてしまったという哀愁漂う表情も伺えます。

  • 写真:まき子
  • 写真:まき子

一説には リンカーンの顔を右から見ると微笑んでいる表情、左から見ると苦悩の表情 をしているとか。

彫刻家ダニエル・チェスター・フレンチの真意は不明ですが、あなたもぜひ間近に行って、表情を分析してみてください。

美しい反射を見せる「Reflecting Pool(リフレクティング・プール)」

  • 写真:まき子

「リンカーン記念堂」から「ワシントン記念塔」に向かって伸びる、長さ618mの長方形の池が「リフレクティング・プール」です。

“Reflecting=反射”という名の通り、風が穏やかな日は「ワシントン記念塔」や「リンカーン記念堂」が映える様がとても綺麗です。

  • 写真:まき子

プールの周囲は芝や遊歩道が広がっていて、ゆったり歩く人、ランニングをする人など様々な方が楽しんでいます。

時にはたくさんの鴨たちが散歩していますので、遭遇した場合には大量の“お尻からの落し物”にご注意を。。。

リンカーン記念堂
アメリカ / 観光名所
住所:2 Lincoln Memorial Circle NW, Washington, DC 20037地図で見る
Web:https://www.nps.gov/linc/index.htm
リンカーン記念堂 リフレクティング・プール
アメリカ / 自然・景勝地
住所:2 Lincoln Memorial Circle NW, Washington, DC 20037地図で見る

見応えあるのに全部無料!!「Smithsonian Museum(スミソニアン博物館)」

「スミソニアン博物館」とは1つの博物館を指しているわけではなく、10以上の博物館や美術館の総称です。

驚くべきことは、それぞれ全世界的にも貴重な遺産、標本、絵画や彫刻などを展示しているにも関わらず すべて入館無料!しかも、どの博物館・美術館もとにかく規模が大きくて、「こんなに素晴らしい博物館や美術館が入り放題なの?!」とびっくりすること間違いなしです。

しかし規模が大きいからこそ、全てをじっくり廻るのは1日では不可能とも言えます。本来ならば1つの博物館ないし美術館に1日を費やしてじっくり観たいところですが、旅ともなるとそんなに時間がないのが現状。

そんな方のために【一押し3スポット】をご紹介します。それぞれに分野が違いますので、一番気になるところを重点的に廻るのがお勧めです。

National Air and Space Museum【国立航空宇宙博物館】

  • 写真:まき子

まず1つ目は「国立航空宇宙博物館」。ここでは航空機や宇宙にまつわる展示がありますが、何も難しいことはありません。むしろ小さなお子様連れの親子で賑わっており、とても楽しい作りや見せ場にこだわりを感じます。

  • 写真:まき子

実際に触れる「月の石」、初めて月面に着陸したと言われる「アポロ11号」の指令船、ライト兄弟の「ライトフライヤー号」など、見所はたくさん!

宇宙船や飛行機に関する博物館の中では世界でもトップレベルなのに、これが無料だなんて信じられません…が、本当に無料なのです。

国立航空宇宙博物館
アメリカ / 博物館・美術館 / 博物館
住所:600 Independence Ave SW, Washington, DC 20560地図で見る
Web:https://airandspace.si.edu/

National Museum of Natural History【国立自然史博物館】

  • 写真:まき子

2つ目は「国立自然史博物館」です。こんな大きな像の剥製がお出迎えしてくれる通り、動物の歴史を遡る展示は素晴らしく、臨場感ある剥製は見ものです。

  • 写真:まき子

世界的&歴史的大ヒットの映画『タイタニック』に出てくる宝石のモチーフとなった、「ホープダイヤモンド」始め、全世界で有数の宝石も展示されています。

それ以外にも、恐竜などの化石、鉱石、隕石など本当に様々な展示があり、見応え十分!なのに、もちろんココも無料です。

国立自然史博物館
アメリカ / 博物館・美術館 / 博物館
住所:10th St. & Constitution Ave. NW, Washington, DC 20560地図で見る
Web:http://naturalhistory.si.edu/

National Gallery of Art【ナショナルギャラリー】

西洋美術が大好きな方であれば、スミソニアンの中で外してはいけないのが【ナショナルギャラリー】。13世紀頃からの西洋美術が主なコレクションで、クオリティ高い作品の数は全世界でもトップクラス!

  • 写真:まき子「ジネブラ・デ・ベンチの肖像」レオナルド・ダ・ビンチ作

『モナ・リザ』で知られる「レオナルド・ダ・ビンチ」作の絵画は、実はアメリカには1つしかありません。それが、この『ジネブラ・デ・ベンチの肖像』で、ナショナルギャラリー最大の見もの と言われています。

  • 写真:まき子「ベロニカのベール」フェッティ作
  • 写真:まき子「はかりを持つ女」フェルメール作

17世紀〜18世紀の絵画も充実。

  • 写真:まき子「自画像」ヴァン・ゴッホ作
  • 写真:まき子「4人の踊り子たち」エドガー・ドガ作

ゴッホ、ドガ、ルノワール、モネ、セザンヌ、ゴーギャンなど、19世紀フランスの印象派が好きな方は必見!

以上のギャラリーは「西館」にあり、この他にも現代美術と特別展示用の「東館」、そして外には「彫刻庭園」もあります。しつこいようですが、これだけ見所があって、無料!オドロキです。

ナショナルギャラリー
アメリカ / 博物館・美術館
住所:6th & Constitution Ave NW, Washington, DC 20565地図で見る
Web:http://www.nga.gov/content/ngaweb.html

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この記事を書いたトラベルライター

じっとしているのは耐えられない旅行好き&飲兵衛です
日本在住ですがアメリカで生活したこともあり、その時にすっかりアメリカ大陸の自然に魅了されました。それ以来、帰国しても日本の自然の素晴らしい場所をあちこち旅行するのが好きです。1児の母でもありますので、“子連れで行くとどんな旅になる?!”という視点も織り交ぜていろんな場所をご紹介できればと思っています。
http://blog.goo.ne.jp/makiko0213ha

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