この記事の目次表示
島の西側
【4】アフ・アキビ
島の西側に位置しているアフ・アキビのモアイは7体あり、他のモアイ像と少し異なる特徴があります。通常は海の近くにあり、顔が内陸を向いていますが、このモアイ達は内陸の小高い丘にそびえ立ち海の方向を向いています。
春分・秋分の日にはモアイ達が向いている方向に太陽が沈むということは分かっていますが、なぜこのモアイ達だけが海の方向を向いているのかはまだ明らかになっていません。まだまだ謎があるモアイ、ロマンがありますね!
【5】プナ・パウ
1300年以降に建てられたモアイ像の上に「プカオ」という赤い帽子のような物が乗っかっていることがあります。実はプカオは帽子ではなく、長い髪を結った髷を表しています。プカオを乗せているモアイ像は位の高かった者の墓石で、当時のイースター島では位の高い者は髪の毛を赤く染めていたと言われています。
このプカオの採石場が島の西側の火山にあるプナ・パウです。ここでは火山性の赤色凝灰岩が採石できるため、プナ・パウでプカオが製作されていました。しかし、モアイの製作場であるラノ・ララクまで12km程離れており、車もトラックも無い時代に大きなプカオを運ぶのは大変なことだったと伺えます。最大のプカオは重さ12トンにも及び、それをどのようにモアイ像の上に乗せたかは未だ謎のままとなっています。
【6】オロンゴ
モアイが倒された1800年頃以降から鳥人儀式が盛んになりました。その鳥人儀式が行われていたのが、島の南東部のラノ・カウ火山にあるオロンゴです。
それぞれの部族の中から選ばれた者達が、崖を下り2km先のモトゥ・ヌイ島まで泳いで渡り鳥の卵を割らずに持って帰ってくるというトライアスロンにも似た儀式です。その儀式の優勝者の部族長が一年間島の長として統治するというものでした。
儀式村にはオリンピック村のような選ばれし儀式を行う者が泊まる用の家や創造神マケマケのレリーフもあり、すぐ近くにはラノ・カウ火山の直径1.6㎞のカルデラ湖も観ることができます。
島の中心街
【7】ハンガロア
ハンガロアは唯一のイースター島にある村で島の中心街です。村の人口は3,800人程で、島の人口の87%を占めています。空港からも近くレストランやカフェやホテルはここに集中していますが、村全体も徒歩で移動できてしまう程こじんまりとしています。ポリネシアン調の少しノスタルジックでカワイイ雰囲気で、港の近くにはモアイ像もあります。
おすすめレストラン「テ・モアナ」
サンセットと一緒に素敵なポリネシアンのディナーを食べるならテ・モアナはオススメのレストランです。少しお値段は張りますが、陽が沈むのを観ながら特別なひと時を過ごせます。ココナッツミルクのセビーチェはイースター島でぜひ食べたい一品です。
- テ・モアナ
- チリ / 洋食・西洋料理
- 住所:Policarpo Toro s/n, Hanga Roa, Easter Island 2770000, Chile地図で見る
- 電話:09322551578
- Web:https://www.facebook.com/TeMoana.Restaurante
【8】アフ・タハイ
島の中心街ハンガロアから徒歩10~15分で行くことができるサンセットの名所アフ・タハイは7体のモアイ像のある場所です。夕日の時間にはたくさんの観光客や地元民がサンセットを観にアフ・タハイに足を運びます。一番奥にはプカオを乗せた島で唯一目の入っているモアイ像がありますが、これは1974年にアメリカの考古学者であるウィリアム・ムロイ氏によって復元されたものです。
最後に
人生一度きり!まだまだ謎が多いモアイ像を観にイースター島へ旅行してみてはいかがでしょうか。