本記事では福井県で観られるおすすめの滝を紹介いたします。日本の滝100選に選ばれている名瀑や船でしか行く事ができない滝、福井を代表する景勝地「越前海岸」に流れ込む滝など、様々な風景が楽しめます。
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【1】白糸の滝・吹雪の滝
福井県を代表する景勝地の一つ「蘇洞門(福井県小浜市)」を巡る観光船に乗船すると、眺められる滝です。
落差20mの「白糸の滝」は、その名前の通り白い糸が線を引くように日本海に流れ落ちていて、船上からその美しい姿を望む事ができます。
さらに「蘇洞門めぐり」で最大の見せ場である「大門」では、その近くにかかる落差15mの「吹雪の滝」も見ることができます。観光船が「大門」を観光するために、観光用の桟橋に寄港してくれますので、あわせて滝も間近で見る事ができます。
【2】瓜割の滝
瓜を冷やそうとしたところ、あまりの冷たさに瓜が割れた事が名前の由来。落差は3mとけして大きな滝ではありませんが、こんこんと湧き出る湧水が流れている滝で、その美しい水は日本の名水100選にも選ばれています。
給水場には観光客や地元住民など、多くの人が名水を求めて訪れています。
【3】足見滝
日本海の絶景が広がる「越前海岸」の岸壁を流れ落ちる、落差18mの滝です。流れ落ちた水は越前海岸に沿って走る国道305号線をくぐって日本海へと流れ込んでいます。
国道沿いにかかる滝なのでアクセスも便利で、越前海岸ドライブと合わせて訪れる事ができます。
【4】五太子の滝
日本海へと流れる一光川(いかりがわ)の本流にかかる、落差20mの滝です。水量豊富な滝が断崖を一気に流れ落ちるため、飛沫が多く、マイナスイオンを感じられる滝でもあります。滝壺へと流れ落ちる水音が鼓を打つ響きに似ている為、別名「鳴滝」とも呼ばれています。
国道305号線から市道を3kmほど上流に登った所にあり、駐車場も整備されています。駐車場からは徒歩3分ほどで滝へとアクセスできます。
【5】柳の滝
越前市今立の山中にかかる滝で、「不動滝」「お釜滝」「布滝」「窓滝」「夫婦滝」の5つの滝を総称して「柳の滝」と呼ばれています。
柳の滝で最も規模の大きな「布滝(落差36m)」は、傾斜のある岩肌に白い線を引くように流れ落ちる美しい滝です。
5つの滝は遊歩道で結ばれており、往復2時間ほどで滝めぐりを楽しめます。「布滝」までであれば、駐車場から往復30分でアクセスできます。
【6】一乗滝
九頭龍川の支流である一乗谷川に流れ落ちる、落差12mの滝。戦国時代に越前の大名であった朝倉氏の居城「一乗谷」から、車で上流に10分ほど上流に進んだ所にあります。
巌流島の戦いで宮本武蔵と戦った、佐々木小次郎が剣の修行をした場所との言い伝えもあり、滝の近くには小次郎の像も建っています。
【7】龍双ヶ滝
福井県で唯一日本の滝100選に選ばれている名瀑です。
岐阜県との県境がある池田町の山中にある滝で、落差は60mあります。駐車場は整備されており、駐車場から滝までは徒歩3分ほどで行く事ができますが、駐車場までの道路は、車幅がかなり狭い所もあり運転には注意が必要です。
周りの緑の木々の中、岩肌を滑り落ちるように流れる美しい滝ですが、渇水期には水量が減ってしまいますので、訪れる時期や天候を考えて訪れる事をおすすめします。
【8】仏御前の滝
福井県と岐阜県を結ぶ美濃街道(国道158号線)沿いにある、落差100mを誇る滝です。『平家物語』に登場する仏御前が、この滝水で顔や髪を洗った事が名前の由来とされています。
国道脇に駐車場があり、10分程山道を登ると訪れる事ができます。100mの落差を、3段になって流れ落ちる豪快な姿が楽しめます。