この時季のドイツ旅行のお楽しみといえば、クリスマスマルクト(マーケット)巡り。ドイツ南部の都市・ミュンヘン市内にも様々なクリスマスマルクトが建ち並びますが、なかでもおすすめなのが【中世のクリスマスマルクト】。屋台の小屋も、売っているも品々も、売り子さんのファッションまでみーんな“中世風”という徹底ぶりなんです!ちょっとのぞけば、たちまち500年前にタイムスリップした気分に♪
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マリエン広場から徒歩で行ける、ザ・中世ワールド
12月25日からさかのぼること約4週間前から、ミュンヘン市内では各地でクリスマスマルクトが開催されますが、なかでも毎年注目を集めているのが、【中世のクリスマスマルクト】。
ミュンヘンの「へそ」であるマリエン広場(Marienplatz)から徒歩10分、地下鉄で駅一つ分のオデオン広場(Odeonsplatz)からすぐの場所に、中世ワールドが広がっているんです!
- オデオン広場
- ドイツ / 公園・動植物園 / 広場
- 住所:Odeonspl. 1, 80539 München, ドイツ地図で見る
- Web:https://www.muenchen.de/sehenswuerdigkeiten/orte/1...
さっそく潜入!他のクリスマスマルクトと何が違うの?
小屋のつくり&装飾が昔風!
会場となる「ヴィッテルスバッハー広場」をぐるりと取り囲むように建ち並ぶマルクト小屋。そのつくりがなんとも昔っぽい雰囲気を醸し出しており、装飾もすっかり中世風。
名物“グリューワイン”も素焼きのカップで
ホットワインに、クローブやシナモンなどのスパイスを加えたクリスマスの風物詩・グリューワイン。通常はマグカップですが、こちらのマルクトではシンプルな素焼きのカップで供されます。
買い食いが楽しい「食べ物屋台」も素朴な料理ばかり・・・
ふだんからドイツの屋台ではあまり凝った食べ物は出ませんが、ここは中世らしくさらにシンプルの極み。薪の燻製器でスモークされるサーモンや、手ごねのパン、ソーセージの炭火焼きなど(これはどこでも一緒)、素材を活かした品々が並びます。
売り子さんのファッションにも注目☆
店員のみなさんもしっかり「中世コスプレ」を楽しんでいます♪売っているのは現代の商品ですが、雰囲気が違いますね~
中世の“エンターテイナー”の登場に会場は大盛り上がり!
衣装を見ているだけでも楽しめる「中世ダンサーズ」
こちらの【中世のマルクト】では、ときおりプチ余興が開催されています。ロングドレスにマントといった、中世風の衣装に身を包んだ人々がダンスを踊ったり、いきなりいかつい馬にまたがった女性が登場したり。
ちびっ子もくぎ付け!レトロなコメディーショー
ステージでは子供向けの余興として、でっかい付け鼻をしたコメディアンがジャグリングやマジックショーを披露♪おとぎ話から抜け出してきたかのような、カラフルな衣装のピエロも軽快な演技を見せてくれます。
お土産探しは微妙?珍品ぞろいのマーケット
クリスマスマルクトの最大の楽しみでもある、ショッピング。通常のマルクトでは、ツリーに飾るオーナメントや手作りのアクセサリーなどが並びますが、さすがにここは品ぞろえも一味違います。
誰が買うの!? 武具・甲冑がずらり
新品なのかアンティークなのか分かりませんでしたが、こちらの屋台の商品はジャンヌダルクが着ていそうな鎧かぶとなどの甲冑、切れ味するどい剣・・・。いったい誰が買うんでしょうか?
ケモノ臭がただよう・・・ワイルドな毛皮たち
ひょっとして剥ぎたて?と思いたくなる、やけに生々しい毛皮販売店。この辺り一帯がかなりケモノ臭かったような・・・。家の飾りにするのか、熱心に物色している奥様がいらっしゃいました。
お召しになれば、気分は15世紀の貴婦人❤
もちろん中世風ドレスも売っていました。次のマルクトでは、自分もコスプレしないと!?
おわりに
数あるクリスマスマルクトの中でも、ひときわ異彩を放つこちら。筆者が訪れたのは昼間でしたが、夜になるとさらにムード満点だそう!
クリスマスの時季にミュンヘンへ行く機会があれば、ぜひ足をのばしてみてください。
※ 2017年の開催日程は11月30日(木)~12月23日(土)
- 中世のクリスマスマルクト
- ドイツ / 市場・朝市
- 住所:Wittelsbacherpl., 80333 München地図で見る
- Web:http://www.weihnachtsmarkt-deutschland.de/muenchen...