ガーナは1年中暑いの?ガーナ旅行のベストシーズン/ワーストシーズンは?そんな疑問にお答えすべく、本記事では旅行前に知っておくと便利なガーナの気候についてご紹介します。さらに、ガーナ旅行に持っていくと便利なものについてもお伝えします!
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ガーナの気候
ガーナでは、南部と北部で気候が異なります。大きく分けると、アシャンティ州以南は熱帯気候、サバンナ州以北はサバンナ気候に分類されます。熱帯気候地域では湿度が高く、サバンナ気候地域では乾燥しています。
熱帯気候地域・サバンナ気候地域どちらにおいても、雨季と乾季の2つの季節があります。それに加えて、ハマターンという時季もあります。
雨季
ガーナの雨季は5~11月頃。日本だと梅雨は観光に不向きなイメージですが、ガーナでは雨季のほうが過ごしやすく、訪れるのにはお勧めの季節です。1日に数時間、何度かスコールが降るのがガーナの雨季。日本の梅雨のように1日中シトシト雨が降り続くという感じではありません。雨季の中でも8月は特に涼しく、観光のベストシーズンと言えます。
乾季
乾季は12~4月頃。日本とは逆で、ガーナでは乾季のほうが暑いです。特にサバンナ州以北では日中の気温が40度前後と非常に暑くなります。最も過酷な季節は2~4月頃。地方の宿に泊まる場合、エアコンのないところがほとんど。ちょっぴり覚悟が必要です。
ハマターン
12~1月の約1ヶ月間、毎日くもりのような、濃霧のような、視界の悪い天気が続きます。ところがこれは雲でも霧でもなく、砂。「ハマターン」とは、サハラ砂漠の砂が飛んできて上空が砂で覆われる季節です。もともと砂ぼこりのひどいガーナですが、この季節は特に深刻です。
この時季に景色を楽しむレジャーは不向きです。そして、気管支が弱い方は特に注意が必要です。砂埃に慣れているガーナ人ですら喉を傷めてしまいます。特にトロトロに乗るときはマスクを着用することをお勧めします。視界不良のため飛行機が欠航になることもあるため、可能であればハマターンの時季のガーナ旅行は避けたほうが無難でしょう。
暑さの厳しい乾季ですが、ハマターンの時季には太陽光が砂で遮られるため朝晩は涼しくなります。特に、北部では寒いくらい温度が下がります。サバンナ州以北へご旅行の際は夜間に羽織るものや、寝るとき用に長ズボンを用意しておきましょう。ただし、寒いとは言ってもニットやジャケットまでは必要ありません。薄手のパーカー程度のものがあれば、大丈夫です。
ガーナの気候に関して注意すること4つ
1. 暑さ
ガーナでは、1年を通して日中は暑いです。暑さに慣れていない方は、特に2~3月頃は熱中症に注意が必要です。飲み水はよっぽどの僻地でない限り、どこでも手に入ります。
また、暑いので1年を通してどこにでも蚊がいます。ガーナの蚊はマラリアの病原菌を持っていることがあるので、注意が必要です。
2. 砂ぼこり
未舗装の場所が多く、砂ぼこりがひどいです。喉を傷めないように注意しましょう。ただし、乾季にはマスクは暑すぎてできません。ストールやハンカチで口を覆う方が便利です。
3. 乾燥
乾季は、ガーナ全土でかなり湿度が下がります。特にサバンナ州以北の乾燥は過酷です。
ハマターンの時季の湿度の低さは、さらに深刻です。保湿クリームを使っていても、塗った先から手や唇の水分が奪われ、ガサガサになっていきます。肌の弱い方は注意が必要です。
4. 服装
日中用
ガーナでの服装は、基本的には真夏の服装でOKです。砂ぼこりや泥で汚れやすいので、大切な服は持っていかないようにしましょう。白い服も避けましょう。ガーナの赤土で汚れが目立ちます。
また日差しがとても強いので、日焼けが気になる方は帽子や薄手の長袖があると安心です。
朝晩用
1年を通して暑いガーナですが、雨季およびハマターンの時季の朝方には肌寒さを感じるほどの日もあります。乾季には、寝るとき用の服として長袖・長ズボンがあると安心です。
履物
未舗装道路の多いガーナ。雨季には道路が冠水し、ドロドロになることも多々あります。そのため、クロックスなどの水で洗い流せる靴がお勧めです。乾きにくいスニーカーや革のサンダルは避けましょう。ビーチサンダルなら現地でも100円程度で調達できます。
気候に関して持っていくと便利なグッズ4つ
1. ストール
砂埃から喉を守るのには、マスクよりもストールがお勧めです。マスクは暑すぎて長時間は着用できません。なお、ストールは日よけ対策にもなりますので便利です。
2. リップ(保湿)クリーム
乾季、特にハマターンの時季は肌が乾燥し、唇もガサガサになります。リップクリームがあると安心です。ただし、日中は暑くなるので溶けるという点にはご注意ください。なお、添加物なしのナチュラルシアバターなら、ガーナ全国どこでも購入できます。ただしきちんとした入れ物に入っていないことが多い(購入時にビニール袋に入れてくれる)ので、扱いづらいという点はご了承ください。
3. かゆみ止め
日本の虫よけだと弱いので、虫よけ(mosquito reperant)は現地調達がお勧めです。その代わり、蚊に刺されたあとの対策は日本の製品のほうが良いですね。虫パッチやかゆみ止めがあると安心です。
4. 日焼け止め
ガーナの日差しはとても強いので、日焼け止めは必須アイテムです。ガーナでは、日焼け止めは首都の一部のショッピングモールでしか手に入りません。購入できたとしても、日本の製品のように高品質のものはありません。日本から持参することをお勧めします。
最後に
ガーナ旅行のベストシーズンは8月。そして、ワーストシーズンは12~1月です。乾季にガーナへご旅行の際は、暑さを覚悟して旅行に臨んでくださいね。ワーストシーズンに行ったとしても、日本とは全く違うガーナの気候を体験できる貴重な機会になるはず!自分に合った時季に旅行し、上手にガーナ旅行を楽しんでくださいね。