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大人気!鹿鳴館を彷彿とさせる大広間やバルコニー等で、気分は紳士・淑女!
旧函館区公会堂の1階、玄関を入って左に進むとショップの向かいに「ハイカラ衣裳館」があります。ここは衣裳のレンタル(衣裳1着/1,000円、20分間)と衣装に合わせたヘアメイク(ヘアメイク料金/1,000円、1回:約5分間)のサービスを提供してくれます。
豪華にドレスアップして明治・大正の面影を残す旧函館区公会堂内を闊歩し、廊下やバルコニーに立って旅の思い出を作ってみませんか?
※写真撮影サービスはなく、ご自身のカメラやビデオカメラでの撮影となりますのでご持参くださいね!
衣装の種類やサイズ、ヘアメイク、料金、営業時間などの詳細はこちらでご確認ください。
ちなみに、ショップの隣には当時の装いの展示もあります。
女性の衣装は、明治20年代の上流階級貴婦人の復元衣装だそうです。函館の女性で最初に洋装をしたのは、願乗寺川開削で多大な貢献をした、願乗寺(現 本願寺函館別院)の僧侶・堀川乗経の長女で、日本地震学の父とも呼ばれたジョン・ミルン氏と結婚し英国へ渡ったトネ・ミルン(旧姓 堀川トネ)だったそうです。
現在、男性の礼装といえば、昼はモーニングコートで夜はタキシードが多いと思いますが、明治時代には法令によって、夜に行われる公式会合や観劇等の礼服として燕尾服(夜間の正装)が定められていたそうです。この燕尾服は、18世紀のフランス宮廷服が起源とされています。
前述の当時の装い展示のすぐ横には、実際使用されていた二人乗り用の赤馬車が置いてあります。こちらは札幌農学校(現 北海道大学)の校長・橋口文蔵博士がこよなく愛用し、アメリカ留学帰国時に日本に持ち帰ったものだそうです。
明治・大正の佇まい満点のお部屋です。
現在の北海道大学や札幌農学校にご興味がある方は、"Be Ambitious"スピリッツが受け継がれる北海道大学の見どころ・完全ガイド!や化石からノーベル賞まで! 北海道大学総合博物館の充実過ぎる展示品をご覧ください。
- ハイカラ衣装館
- 函館 / 体験・アクティビティ
- 住所:北海道函館市元町11-13 旧函館区公会堂内地図で見る
- 電話:0138-22-1001
- Web:https://hakodate-kokaido.jp/2021/04/20/dress/
カメラ好きにはたまらない!明治・大正時代に活躍した写真器材や調度品
1階「ハイカラ衣裳館」の隣の部屋には、小林写真館の写場で実際に使用されていた貴重な器材類が展示してあります。
初代小林健蔵氏は、神戸元町で写真技術と英語を学んだ後、函館に渡って写真館を開業した人物です。明治40(1907)年の大火で店舗は焼失してしまいましたが、再建して旧函館区公会堂、石川啄木等の写真を残しています。
この3枚の写真のうち、上に飾られている写真の建物は、築100年以上経った今も現存しており、平成元(1989)年に函館市から「歴史的景観形成指定建築物」に指定されています。
また一度は廃業していましたが、現在は「写楽館 (谷杉写真館)」の姉妹店として、完全予約制の「旧小林寫真館」として再開しています。お店の詳細は公式サイトをご覧ください。
どこを見てもキラッキラ!華やかさが充満のメモリアルショップも注目!
1階のショップは、ティーカップや腕時計、扇子、スカーフなど、乙女心をくすぐられる商品が盛りだくさんです。またクラシックカーやクラシックウィングのミニチュアなど、ファン垂涎の商品も並んでいました。
旧函館区公会堂はライトアップも見どころの1つ!
太陽の光を浴びて輝く旧函館区公会堂も美しいのですが、夜はライトアップされ、日中とは違った雰囲気となります。お時間のある方は、是非、夜も歩いてみてくださいね!
おわりに
いかがでしたでしょうか?函館の観光地といえば元町・西部地区。その代表的な建物である旧函館区公会堂は、函館の歴史と多くの人の支えがあったことを教えてくれる建物として、見ごたえ充分の施設です。そして、小さなお子さんから着られるレンタルドレスもあり、大人から子どもまで楽しめる場所でもあります。
周辺には教会群や旧領事館など、桜の春、バラやアジサイの夏、紅葉の秋、雪がきらめく冬、四季折々に見ごたえのある建物が集まる場所にありますので、是非立ち寄ってみてくださいね。
- 旧函館区公会堂
- 函館 / 建造物 / 観光名所 / 歴史的建造物
- 住所:北海道函館市元町11−13地図で見る
- 電話:0138-22-1001
- Web:https://hakodate-kokaido.jp/
参考資料
・ガイドブック 函館の文化財(発行 市立函館博物館友の会)
・相馬哲平伝(著者 神山茂)