茨城県の有名観光スポット、日本三名瀑の一つでもある袋田の滝で、迫力の滝を堪能しながら奇跡のハートを探したら、通称「もみじ寺」と、言われる永源寺で紅葉を楽しみ、レトロな町をお散歩してみましょう。秋だからしてみたい、たまには、大人のお散歩デート。
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日本三名爆・袋田の滝
袋田の滝は、「日本の滝100選」はもちろん「日本三名瀑」の一つでもあります。久慈川の支流、滝川にかかる滝で高さ120メートル、幅73メートル。四段に落下することから別名四度の滝(よどのたき)とも呼ばれています。一説には、西行法師がこの地を訪れた際、「この滝は四季に一度ずつ来てみなければ、真の風趣を味わえない。」と、絶賛したとも伝えられています。
西行法師が伝えた言葉通り、季節ごとに様々な表情を見せる袋田の滝は、新芽の緑が印象的な春から、滝全体が凍結し氷瀑となる冬の景色まで、訪れるたびに違う景色を見せてくれます。毎年11月から2月にかけては、滝が幻想的にライトアップされます。水量の変化によって、滝の2段目中央部にハートマークが現れることも。そんな奇跡のハートマークを見つけられたカップルはラッキー?!
- 袋田の滝
- 茨城 / 自然・景勝地 / 観光名所 / 滝 / 紅葉 / パワースポット / ハイキング / インスタ映え / ツーリング
- 住所:茨城県久慈郡大子町袋田地図で見る
- 電話:0295-72-0285
- Web:http://www.town.daigo.ibaraki.jp/page/page001474.h...
通称「もみじ寺」の永源寺
永源寺は、文安3年(1446年)に創建された曹洞宗の寺院です。元治元年(1864年)に起きた天狗党の乱で、寺の大半を焼失してしまいました。そののち、1953年に再建され今日に至っています。
場所は、JR常陸大子駅裏手で久慈川を見下ろす高台に位置し、見晴らしの良い境内からは、大子町の中心部を一望できます。
見事な紅葉で有名
紅葉の季節には、多くの方々で賑わいます。赤や黄色に色づいたモミジ、ケヤキ、カエデなどで埋め尽くされる境内の風景は、紅葉で有名な京都にもひけをとらない美しさです。
パレットに絵具を散らしたような、紅葉が織りなす自然のアートに、見とれてしまいます。例年紅葉は、10月下旬ごろから色づき始め、11月中旬あたりから見頃となるようです。
漆の麗潤館 【閉業】
ご存知ない方が多いかも知れませんが、茨城県は、岩手県に次いで全国第2位の漆産出県であり、大子町は良質の漆が採れる産地なのです。
透明度が高く、良質の大子漆は、輪島塗や春慶塗など高級漆器に仕上げ用として使われています。麗潤館は、国産漆の振興のため大子町に拠点を置くNPO法人です。
建物は昭和30年代の病院を改装されていて、館内には漆搔きの方法などわかりやすく展示されています。
漆と日本
江戸時代までの日本は、漆とは、切っても切れない生活をしていました。馬の鞍や刀、家具、漆器など、ペンキやプラスチックがない時代には、漆がその役割を担っていました。しかし、時代の移り変わりによって、漆製品は、高い、使いにくいなどの理由で徐々に影をひそめてしまいます。
そうした市場の需要の低下も含め、漆掻き職人の高齢化や後継者の減少の問題など、縄文時代から続いたわが国の漆文化は危機を迎えようとしているのだそうです。この機会に、漆文化に興味を持ってみるのも良いのではないでしょうか?
- 麗潤館
- 茨城 / 体験・アクティビティ
- 住所:茨城県久慈郡大子町大子705地図で見る
- 電話:0295-76-8777
- Web:http://reijunkan.com/
デートの締めは、レトロカフェで
こじんまりとした大子の町ですが、隠れ家的なレトロカフェもありますので、立ち寄ってみては?!
古い民家をリノベーションした「daigo cafe」は、落ち着いた雰囲気。古い家具に囲まれて、休憩にぴったりのほっこりできるカフェです。
大子町文化福祉会館「まいん」の駐車場が利用可能です。