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史跡や自然景勝地が豊富な、国内一のメロン生産地

【茨城】無料で1時間のウォーキングができる!牛久自然観察の森

取材・写真・文:

茨城在住
訪問エリア:45都道府県

2021年6月15日更新

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写真:Kikuchi

牛久自然観察の森は、全国10か所にある「自然観察の森」のうちの1つです。園内には1周約3キロメートルのウォーキングコースが整備されており、手軽に大自然を感じることができます。入園料は無料です。この記事では、公園の概要、ネイチャーセンターの様子、園内各ゾーンの様子、アクセス・駐車場・食事事情について、実際に散策した筆者が解説をしています。

この記事の目次表示

牛久自然観察の森とは

森林浴しながらウォーキングが楽しめる

牛久自然観察の森とは、1990年に開園した、面積約21ヘクタールの広さがあるネイチャースポットです。園内はほぼ森林で、一周約3キロメートルのウォーキングコースが整備されており、手軽に雄大な自然を堪能できる空間となっています。入園料は無料です。

  • 写真:Kikuchi牛久自然観察の森/正門

所要時間については、ウォーキングコースをざっと一周するだけであれば、約1時間で散策可能です。じっくりと生き物や風景写真を撮影する場合や、後述するネイチャーセンターで遊ぶ場合は、もう少し時間に余裕を持てるといいと思います。

  • 写真:Kikuchi牛久自然観察の森/園内マップ

実は「自然観察の森」と呼ばれる場所は全国に10か所あります。そのうちの1か所が、本記事でご紹介している牛久市に位置しています。

  • 写真:Kikuchi牛久自然観察の森
  • 写真:Kikuchi牛久自然観察の森

「自然観察の森」は、当時の環境庁により整備されました。目的は、自然の喪失が進む都市とその周辺において、身近な自然と触れ合える場所を整備し、自然観察を通じた自然保護教育推進の拠点とするためであったそうです。

  • 写真:Kikuchi牛久自然観察の森/ネイチャーセンター

木育ひろばが人気の「ネイチャーセンター」

園内にはウォーキングコースだけでなく、ネイチャーセンターなどの屋内施設もあります。自然解説員が常駐しており、虫眼鏡や双眼鏡の貸出、園内マップの配布等を行っています。

  • 写真:Kikuchi牛久自然観察の森/ネイチャーセンター

その他には、水辺の生き物コーナー「HACOBIO」があり、綺麗な水槽の中でメダカやドジョウなど、身近な水辺で見られる生き物が生態展示されています。

  • 写真:Kikuchi牛久自然観察の森/ネイチャーセンター
  • 写真:Kikuchi牛久自然観察の森/ネイチャーセンター

木育ひろば「うっしっし」は、子供たちに大人気の遊び場です。料金を支払い入場すれば、50種類以上の木のおもちゃと触れ合うことができます。雨天時など、森で散策出来ないときはこちらで遊んでもいいですね。

  • 写真:Kikuchi牛久自然観察の森/ネイチャーセンター(木育ひろば「うっしっし」)
【木育ひろば「うっしっし」について】
●体験料金:300円/人(0歳児無料)
●保護者:小学3年生以下は要同伴
●利用時間:3時間まで(時間内再入場可)
●受付時間(2~10月):9:00~16:00
●受付時間(11~1月):9:30~15:15
牛久自然観察の森 ネイチャーセンター
茨城 / 観光案内所・ビジターセンター
住所:茨城県牛久市結束町489-1地図で見る
電話:029-874-6600
Web:https://www.city.ushiku.lg.jp/page/dir000055.html

園内3つのゾーンを紹介

園内には3つのゾーンが設定されていますので、ここではそれぞれどのようなゾーンなのかご紹介していきます!

あらかじめ詳細なイメージを湧かせたい方向けに、市役所のホームページから園内マップがダウンロード可能ですので、ご参照ください。

【1】センターゾーン

センターゾーンは、「森の中へ入るアプローチゾーン」とされています。園内のウォーキングコースへ行くために、まずは駐車場に車を停車しますが、駐車場からネイチャーセンターまでの区間にあたります。

  • 写真:Kikuchi牛久自然観察の森/センターゾーン

具体的には、スギやヒノキなど針葉樹のなかを散策できるエリア、クヌギやコナラなど雑木林を散策できるエリア、バッタの集まる草原を散策できるエリア、ネイチャーセンター、で構成されています。

  • 写真:Kikuchi牛久自然観察の森/センターゾーン
  • 写真:Kikuchi牛久自然観察の森/センターゾーン

入口近くのため、まだ本格的な森林浴ウォーキングエリアには入っていませんが、気持ちの良い自然を感じることができるゾーンです。ネイチャーセンターでは園内マップの配布も行っていますので、後に続くゾーンを散策する前にぜひ手に取っておきましょう。

  • 写真:Kikuchi牛久自然観察の森/センターゾーン
  • 写真:Kikuchi牛久自然観察の森/センターゾーン

【2】セルフガイドゾーン

セルフガイドゾーンは、「継続的な管理により、自然環境の多様性を維持していくゾーン」とされています。歩きやすく整備してあり、解説板を見ながら散策することができます。牛久自然観察の森のメインは、このゾーンになるでしょう。

  • 写真:Kikuchi牛久自然観察の森/セルフガイドゾーン

ネイチャーセンターを出たらこのゾーンに入ったと考えてもらえればいいと思います。ここから本格的な森林浴ウォーキングが始まります

  • 写真:Kikuchi牛久自然観察の森/セルフガイドゾーン

例えば見どころの一例として、一年を通してカワセミやサギの仲間が訪れるという池沼が挙げられます。ハイド(観察用の壁)を覗いて、様子を見てみましょう。

  • 写真:Kikuchi牛久自然観察の森/セルフガイドゾーン
  • 写真:Kikuchi牛久自然観察の森/セルフガイドゾーン

薄暗いスギ林の中を散策できるエリアには「ヒグラシの林」という名前が付いていて、その名の通りお盆の頃にはヒグラシの大合唱が聞こえます。ところどころ解説板もあるので、読みながら歩くと理解が深まります。

  • 写真:Kikuchi牛久自然観察の森/セルフガイドゾーン

途中、「観察舎」と呼ばれる日本家屋が現れます。トイレ休憩に使いましょう。家屋の中に入りゆっくりすることもできます。庭先には実のなる木が植わり、畑では野菜を栽培しています。

  • 写真:Kikuchi牛久自然観察の森/セルフガイドゾーン(観察舎)
  • 写真:Kikuchi牛久自然観察の森/セルフガイドゾーン

綺麗な小川も流れていて、流れは最終的には森に囲まれた静かな沼へと到着します。牛久市は河童と縁が深い町のため、「カッパの沼」と名付けられています。昔は農業用のため池として使われていたそうです。

  • 写真:Kikuchi牛久自然観察の森/セルフガイドゾーン(カッパの沼)

コースはほぼ一本道なので、迷うことなく散策することができます。道順に沿って進み、森林浴とウォーキングを楽しみましょう。

  • 写真:Kikuchi牛久自然観察の森/セルフガイドゾーン

【3】ガイドゾーン(フクロウの森)

ガイドゾーンは、「スギ・シラカシを主体とした現存の自然環境をそのまま保存していくゾーン」とされています。このゾーンは、環境調査やガイド時以外の立ち入りはできず、生き物たちの聖域となっているそうです。

  • 写真:Kikuchi牛久自然観察の森/ガイドゾーン

アクセス・駐車場・食事事情

公共交通機関をご利用の場合、最寄駅はJR常磐線「牛久駅」になります。牛久駅からはコミュニティーバス「かっぱ号」が出ていますので、積極的に利用しましょう。「小坂団地ルート」に乗車し、「牛久自然観察の森正門」で下車します。

お車をご利用の際は、駐車場を利用します。非常に広い駐車場が整備されていますので、停車しやすいです。近くに行けば看板も出ていますので、そちらを参考に向かいます。

  • 写真:Kikuchi牛久自然観察の森/駐車場

食事に関して、園内にはレストランや売店がありません。散策がランチタイムに被る場合は、お弁当を持参するか、近隣の飲食店を利用しましょう。

筆者は、牛久市で人気の観光スポット「牛久シャトー」のレストランでランチを頂きました。牛久シャトーまでは、車にて10分弱で到着です。

  • 写真:Kikuchi牛久自然観察の森から車で10分弱の場所にある「牛久シャトー」
  • 写真:Kikuchi牛久自然観察の森から車で10分弱の場所にある「牛久シャトー」
牛久シャトー
茨城 / 建造物 / 女子旅 / 穴場観光スポット / インスタ映え / 観光名所 / 歴史的建造物
住所:茨城県牛久市中央3-20-1地図で見る
電話:029-873-3151
Web:https://www.oenon.jp/ushiku-chateau/
牛久自然観察の森
茨城 / 自然・景勝地 / ハイキング
住所:茨城県牛久市結束町489−1地図で見る
電話:029-874-6600
Web:http://www.city.ushiku.lg.jp/page/dir000055.html

この記事を書いたトラベルライターから一言

  • 写真:Kikuchi

散策の途中、バス停を見つけました。こちらは本物のバス停ではなく、演出のために用意されたものなのですが、なんと時刻表が動物の足跡になっていました!なんの動物かな?なんの鳥かな?と、想像しながら時刻表を眺めます。メルヘンチックなバス停に、ジブリの世界にやってきた気持ちになりました。(菊地早秋)

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