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【茨城】100円でサツマイモ詰め放題!蔵出し焼き芋かいつか・かすみがうら本店工場直売所の魅力に迫る

取材・写真・文:

茨城在住
訪問エリア:45都道府県

2020年11月25日更新

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写真:Sosyu Kikuchi

まるでスイートポテトのような、クリーミー感とジューシー感。こんな焼き芋があったんだ!と、一口食べれば誰もが感じる焼き芋を販売しているお店、それが「かいつか」です。2020年現在、茨城県内に5店舗を展開しているほか、全国各地のスーパーやコンビニの焼き芋コーナーでも「かいつか」の焼き芋を見かけるようになりました。この記事では、茨城県かすみがうら市にあり、2020年8月に移転&リニューアルオープンしカフェも併設した、「本店」の様子をお伝えします。

この記事の目次表示

焼き芋「かいつか」とは

どこにあるの?

茨城県かすみがうら市に本店を置き、サツマイモ関連の食品(焼き芋、スイーツ等)を販売しています。株式会社ポテトかいつかが運営元です。

2020年11月現在、茨城県内に5店舗(かすみがうら本店、つくば店、イオン土浦店、流山おおたかの森店、プレイアトレ土浦店)を展開しています。

  • 写真:Sosyu Kikuchi焼き芋かいつか・かすみがうら本店/2020年移転&リニューアルオープンしたばかり

かすみがうら本店までのアクセスには、お車が便利です。最寄駅はJR常磐線・神立駅もしくは土浦駅で、そこから車で約20~30分走ると本店へ到着します。駐車場も広いので、停車しやすく安心です。

  • 写真:Sosyu Kikuchi焼き芋かいつか・かすみがうら本店/広々した駐車場

茨城県のシンボルであるハート型の湖・霞ヶ浦(かすみがうら)まで目と鼻の先ですので、霞ヶ浦観光と合わせて訪問するのもおすすめです。

何がすごいの?

茨城県は、耕地面積が全国第二位と広く、農業に最適な土地柄です。平成27年には、サツマイモの農業産出額が全国第一位に輝きました。

このようにサツマイモがたくさん採れる茨城で、焼き芋革命を起こしたのが「かいつか」です。ほくほく感を超え、まさにスイートポテトのようなクリーミーさとジューシーな甘さを焼き芋で表現しました。

  • 写真:Sosyu Kikuchi焼き芋かいつか・かすみがうら本店/2020年移転&リニューアルオープンしたばかり

これには焼き芋の貯蔵技術が深く関係しているといいます。専用の貯蔵庫で熱処理を行い、数か月ものあいだ適温でじっくり寝かせることで、驚くほどのしっとり食感と甘味を引き出しています。

  • 写真:Sosyu Kikuchi焼き芋かいつか・かすみがうら本店/紅天使

特に、かいつかオリジナル商標のサツマイモ「紅天使(べにてんし)」はぜひ一度は食べて欲しいおすすめのお芋です。紅天使とはつまり紅はるか(品種名)のことですが、かいつかを経由すると、紅天使として売り出されます。

  • 写真:Sosyu Kikuchi焼き芋かいつか・かすみがうら本店/紅天使

かすみがうら本店の様子

以下から、2020年8月に移転したばかりの、かすみがうら本店現地の様子を詳しくご紹介していきます!

  • 写真:Sosyu Kikuchi焼き芋かいつか・かすみがうら本店/カフェスペース

本店には、ショップのほかカフェもありますので、ランチやティータイムで訪問して楽しむのもおすすめ。地元民の筆者がイチオシするおすすめ商品も、あわせてご紹介します。

ショップ

店内は、木のデザインが可愛らしい雰囲気です。移転したばかりのこともあって、清潔感があり、お洒落な空間となっています。ショップには、サツマイモに関連する商品がずらっと並んでいます。

  • 写真:Sosyu Kikuchi焼き芋かいつか・かすみがうら本店/ショップ

焼き芋は、冷蔵箱売り(810円~/500g~)、冷凍箱売り(1,620円/箱)、冷凍袋売り(810円/500g)、焼きたてばら売り(162円/100g)、などがあり、目的別や食べられる量を考慮して買うのがおすすめ。最近では、甘みが少ないシックなむらさき芋も仲間入りしました。

  • 写真:Sosyu Kikuchi焼き芋かいつか・かすみがうら本店/ショップ
  • 写真:Sosyu Kikuchi焼き芋かいつか・かすみがうら本店/ショップ

干し芋は、入れ物いっぱいに用意されています。薄く切られた一般的な干し芋(680円~/100g~)のほか、そのまま干した丸干し芋もあります。

  • 写真:Sosyu Kikuchi焼き芋かいつか・かすみがうら本店/ショップ

ショーケースのなかには、ポテトアップルパイ(570円/切)、焼き芋プリン(500円/個)、スイートポテト(272円/100g)などサツマイモを使った生菓子があります。

  • 写真:Sosyu Kikuchi焼き芋かいつか・かすみがうら本店/ショップ
  • 写真:Sosyu Kikuchi焼き芋かいつか・かすみがうら本店/ショップ
  • 写真:Sosyu Kikuchi焼き芋かいつか・かすみがうら本店/ショップ

カフェ

かすみがうら本店にはカフェスペースがあり、サツマイモを使った軽食やデザートを頂くことができます。店舗入ってすぐ右側の窓際に座席が用意されています。

  • 写真:Sosyu Kikuchi焼き芋かいつか・かすみがうら本店/カフェスペース

フードメニューの一部をご紹介します。「焼き芋ボート」は、お腹にしっかり溜まる内容で、大ぶりの焼き芋を縦半分に切り、その上にお惣菜が乗せられたメニューです。プレートには、サラダ、塩味のサツマイモチップスも付いてきます。

  • 写真:Sosyu Kikuchi焼き芋かいつか・かすみがうら本店/カフェ(焼き芋ボート)
  • 写真:Sosyu Kikuchi焼き芋かいつか・かすみがうら本店/カフェ(焼き芋ボート)

焼き芋ボートには4種類あり、筆者は「れんこんのチキンチーズ(602円)」を注文しました。地元産のれんこんにチーズがかかっていて、甘い焼き芋と合わせて頂くという贅沢なメニューです。

  • 写真:Sosyu Kikuchi焼き芋かいつか・かすみがうら本店/カフェ(焼き芋ボート)

スイーツメニューには、焼き芋の上にアイスクリームやフルーツがのった「焼き芋バルケッタ(463円~)」などがあります。華やかなので、見た目も楽しめますよ。

  • 写真:Sosyu Kikuchi焼き芋かいつか・かすみがうら本店/カフェスペースメニュー表
  • 写真:Sosyu Kikuchi焼き芋かいつか・かすみがうら本店/カフェスペースメニュー表

ドリンクメニューで注目したいのは、「焼き芋ラテ(325円)」。砂糖を使用しておらず、焼き芋と牛乳のみで作られたヘルシーな一品です。専用の機械で作ってくれるので、泡立ちがよく舌触りも抜群。「紫芋ラテ(325円)」は色が可愛いパープルですが、紫芋には甘みがあまりないので、甜菜糖で味付けをしているそうです。

  • 写真:Sosyu Kikuchi焼き芋かいつか・かすみがうら本店/カフェ(焼き芋ラテ)

地元民おすすめの商品

本店に行くと商品が多く、どれを買おうか迷ってしまうと思います。そこで、選び方のポイントおすすめの商品を簡単にご紹介しておきます!

まず選び方のポイント一つ目は、サツマイモの種類(かいつかオリジナル商標名)を比較することです。かいつかで販売されている商品には、主に以下3種類の芋が使われています(季節により変動します)。それぞれ味の違い、食感の違いがあります。

●紅天使(ベニテンシ)…強い甘みと、滑らかな舌触り。ねっとり系の代表。
●夢ひらく(ユメヒラク)…上品な甘さと、程よい食感。
●華むらさき(ハナムラサキ)…控えめな甘みと歯ごたえが感じられる紫芋。カカオのような大人な風味。

選び方のポイント二つ目は、自宅用かギフト用かで判断することです。箱の色で見分けましょう。

自宅用に向いているのは、茶色い箱に入った「紅小芋(1,100円/箱)」です。小ぶりでサイズ不揃いのためお手頃価格になっていますが、品質にはなんら問題ありません。1箱に10~20本も焼き芋が詰まったお得な商品です。

  • 写真:Sosyu Kikuchi焼き芋かいつか・かすみがうら本店/「紅小芋」
  • 写真:Sosyu Kikuchi焼き芋かいつか・かすみがうら本店/「紅小芋」
  • 写真:Sosyu Kikuchi焼き芋かいつか・かすみがうら本店/「紅小芋」

もし食べきれなかったら、1本ずつラップにくるんで冷凍すればOKです。

  • 写真:Sosyu Kikuchi焼き芋かいつか・かすみがうら本店/食べきれない分は冷凍してもOK

続いてギフト用に向いているのは、黒い箱に入った「熟成焼き芋・蔵(810円~)」です。サイズが整っていて、焼き芋の先端部分がきちんとカットされているので、ベタベタしにくく食べやすいです。レジでお願いすれば、無料で箱にリボンをかけてもらうこともできます。

  • 写真:Sosyu Kikuchi焼き芋かいつか・かすみがうら本店/「熟成焼き芋・蔵」

訪問に際しての注意点

訪問に際してご注意頂きたいのは、混雑についてです。特に土日祝は大変な混雑となり、入店制限がかかって、行列がお店の外まであふれていることもあります。できれば平日に訪問するようにしましょう。

続いてご注意頂きたいのが、郵送についてです。本店では全国各地への郵送手配を受け付けていますが、発送までに時間がかかることがあります。というのは、たとえ本店で代金を支払ったとしても、実際に発送業務を行ってくれるのは出荷工場になるからなのだそう。

筆者が訪問した際も、発送までに1~2週間かかると教えて頂きました。もし早めに郵送したい場合は、かいつかで商品を入手し、自分でクール宅急便を手配した方が早く準備が進みます。

訪問が難しい場合は、ネット通販でもショッピングが可能です。

100円でサツマイモ詰め放題に挑戦!

本店では、不定期に生のサツマイモ詰め放題を実施しています。一袋100円と大変お得です!焼き芋にするためのサツマイモとしては選ばれなかったものを「はねだし品」として、詰め放題を行っているとか。

  • 写真:Sosyu Kikuchi
  • 写真:Sosyu Kikuchi

店員さんによると、実施は不定期ですが、お天気が晴れの日はだいたい行っているそうです。念のため詰め放題開催の有無は、事前確認がおすすめです(開店前の9時より電話は繋がります)。

  • 本店フリーダイヤル:0120-98-8763(携帯からでも繋がる番号です)
蔵出・焼き芋かいつか「かすみがうら本店」
茨城 / その他グルメ
住所:茨城県かすみがうら市大和田字地蔵前517地図で見る
電話:029-879-8077
Web:https://www.kuradashi-yakiimo.com/shop/pages/shopl...

「かいつか」の焼き芋はスーパーでも買える?

以上本店の様子をお伝えしてきましたが、実は「かいつか」の焼き芋は、スーパーの焼き芋コーナーなどでも出会える可能性があります。

スーパーでワゴンのような、焼き芋販売を見つけたことはないでしょうか?よく見てみると、「かいつか」ブランドの焼き芋(紅天使)だった!ということがあるかもしれません。

  • 写真:Sosyu Kikuchi
  • 写真:Sosyu Kikuchi

筆者は以前、神奈川県南部に住んでいましたが、冬場になるとスーパーで見かけることがありました。また、東京都新橋駅近くのコンビニでも見かけたことがあります。茨城県外でも出会える可能性は十分あるかと思います。

  • 写真:Sosyu Kikuchiスーパーで買った焼き芋は約20cmと大ぶり
  • 写真:Sosyu Kikuchi輪切りにして冷凍するとアイスになる

スーパーで販売している焼き芋は大ぶりなことが多く、ずっしりしています。家族みんなで分け合ってもよし、一人で夕飯代わりにしてもよし、輪切りにして冷凍するとアイスにもなります。お好きな方法で「かいつか」の焼き芋を味わってみてはいかがでしょうか!

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この記事を書いたトラベルライター

大自然に魅せられて
江ノ島出身、現在は霞ヶ浦湖畔で暮らしています。自然に触れる旅が好きで、これまで国内45県、海外13か国を訪問。地域に根付く食と文化を探るのも楽しみの一つです。

▶よくある執筆ネタ
・湧き水、ネイチャースポット
・焼き芋、食文化、町の飲食店

▶Awards
・H30.10 環境保全茨城県民会議主催「いばらき自然環境フォトコンテスト」部門賞
・H31.01 羽田空港主催「私の旅する日本語2018」大塚製薬賞
・R01.08 tripnote主催「トラベルライターアワード2019上半期」審査員特別賞
・R03.08 tripnote主催「トラベルライターアワード2021上半期」SNSシェアトップ賞

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