テルアビブのヒップスターなエリア「フロレンティン」にある団地のようなクラブのようなナイトライフの人気スポット「Derech Yafo 9」。今回はその中でも予約の取れないレストランとして人気の「Romano」を紹介します。
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「Romano」の概要
テルアビブの南エリア「フロレンティン」付近に「Derech Yafo 9」という有名な場所があるのですが、そこにあるモダンなレストラン兼バーのような空間が「Romano」です。
「Romano」がある建物自体は団地のような空間になっており、そこに複数のブティックや飲食店があります。なお一階部分にはラジオ局兼ピザ屋の「TEDER.FM」 があり、 こちらはテルアビブの人気ピザ屋のひとつです。
「Derech Yafo 9」の中でもこの「Romano」というレストランが人気で特に目立っているため、 この空間全体を 「Romano」と呼ぶ人もたまにいます。しかし「Romano」は、あくまでもこの「Derech Yafo 9」の空間の中にあるレストランの一つの名前です。
こういった環境にあるため、クラブ飯のような雰囲気があり(実際に店内にもDJがいる)、それと同時に、予約の取れないかなり人気のレストランでもあります。
「Romano」の様子
「団地」への入り口
「Derech Yafo 9」の団地(厳密には団地ではないですが、この記事では団地という名称で進めます)への入り口自体は、まるでクラブのエントランスのようになっています。
「Romano」への階段
なんとなく小学校の校舎のような雰囲気もある建物ですが、対角部分に階段があります。ここを登ると 「Romano」です。
さりげなく設置された黒い看板には、ヘブライ語で「Romano」と書かれています。
テラス席
「Romano」には分かりやすくエントランスなどがあるわけではなく、 団地の2階エリアに入ると「Romano」のテラス席が広がっています。
2階のテラス席からはだいたいどこからも団地空間が見渡せるので、借景のような感じで、かなり広々とした体感があります。
お店の中の様子
屋内の空間はバースペースのような雰囲気になっており、奥ではDJが音楽を演奏しています。
「Romano」のメニュー
ドリンクメニューはワインやリキュールが各種揃っており、 フードメニューは一枚のプリントにまとめられています。他のレストラン同様、 英語とヘブライ語のメニューがあります。
カニのパスタ(Crab Meat Pasta)
カニの身がセージやバターで和えられたパスタです。
ユダヤ教の食の戒律「カシュルート」では、カニはコーシャ生物ではないので食べてはいけないのですが、テルアビブにはカシュルートの制約に制限されないレストランが多いです。
- 74シェケル(2,220円)
ローストビーフのカルパッチョ
お皿の上にはディジョンマスタードが塗られています。辛味の強いコショウがウリだそうで、文句なしの美味しさです。
- 61シェケル(1,830円)
焼きナス
「メランザーネ」「côte de boeuf(リブステーキ)」など複数の料理にインスパイアされた「Romano」特製の焼きナスです。
焼きナス自体はイスラエルの定番料理です。トマトソース、チーズ、コリアンダーのソースなどが混ざり合い、ナスにしては上等な独特の風味となっています。
- 39シェケル(1,170円)
エリコ・グリーンビーンズ
エリコ(Jericho)とはパレスチナ東部の町のことなのですが、グリーンビーンズをレモンとガーリックで和えた一品です。ずっと食べ続けられる美味しさです。
- 36シェケル(1,080円)
ピスタチオのパン
「Pistachio Roses」という名前のメニューです。シナモンロールのピスタチオバージョンのような一品です。
- 42シェケル(1,260円)
チョコレートムース
このままスイーツ屋を開いてくれると嬉くなるような、文句の無い一品でした。
- 36シェケル(1,080円)
「Romano」のいいところ
席に着くと同時に説明を受けたのですが、「Romano」のメニューはどれもやや小ぶりなお惣菜サイズです。
様々な種類をつまみながら食べたい人など、複数の人と一緒に行ってワイワイ食べるのがおすすめなレストランといえます。
- ロマノ
- イスラエル / 洋食・西洋料理 / 居酒屋・バー
- 住所:בית רומנו, Derech Jaffa 9, Tel Aviv-Yafo地図で見る
- Web:https://ontopo.co.il/romano
※記事内のイスラエル通貨シェケルから日本円への換算は、1シェケル=30円で計算しています。