写真：トラベルライターイタリアにあるメルヘンなとんがり屋根の白い建物。旅行会社のパンフレットなどで一度は見たことがある方も多いのではないのでしょうか？実はあの白い建物、現在でも住居やお店として使用されているんです！世界遺産にも指定され、今では観光客にも人気のアルベロベッロのトゥルッリ♪それではさっそく見ていきましょう！
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アルベロベッロはどこにある？
写真：トラベルライター
アルベロベッロとは、イタリアの南部・プッリャ州バーリにある小さな村です。とても独特な響きを持つ村の名前ですよね。アルベロベッロはイタリア語で、美しい木という意味を持つそうです。その美しい景観から、1996年に世界遺産に登録されました。
そもそもトゥルッリって？
- 写真：トラベルライター
そもそもトゥルッリとはなんなのか？ということですが、これは1つの屋根、1つの部屋という意味を持つ「トゥルッロ」の複数形を指す言葉になります。つまりこのトゥルッロが密集している集合体が、トゥルッリというわけなんです！
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またトゥルッリの周辺では、単体でポツンと建っているトゥルッロを見ることもできます。
- 写真：トラベルライター
集合体から離れたところにこぢんまり建っているトゥルッロ。まるでホビットが住んでそうな雰囲気ですよね♪
トゥルッリについてのエトセトラ
トゥルッリの形状、とても不思議ですよね？この形状にした理由としてあげられるのが、暖かく乾燥している地中海地域のため、三角屋根は雨水を集めるのに便利だったという説。現在も地下には貯水槽があり、実際にみることもできます。
また課税を逃れるため、すぐに壊せるようにあの形にしたという説も有名です。
- 写真：トラベルライター雨の日のアイア・ピッコラ地区
アルベロベッロ付近は無尽蔵に石灰石が手に入ったため、トゥルッリは主に石灰石でできています。壁には厚みがあるので、夏は過ごしやすく、冬も暖かいそうです。人が暮らす世界遺産、その知恵に納得です！
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屋根のマークですが、宗教、信仰、魔除けなどと考えられているそうで、それぞれ違う模様が描かれています。また、何も書かれていないトゥルッリもあります。
- 写真：トラベルライター
ちなみに屋根の石は、ただ積んでいるだけで、50年に1度交換されるようです。また世界遺産のため、改装等はできないとのことです。
おすすめスポット2選
トゥルッリがたくさん見られる場所は、アイア・ピッコラ地区とネーオ・モンテ地区の2ヶ所です。この2つの地区は互いに徒歩で行ける距離なので、半日もあれば充分に観光ができます。
ではここで、おすすめの観光ポイントをご紹介します！
【1】トゥルッリを一望できる！ジャンジローラモ広場
観光地として栄えており、パンフレット等の表紙にも使用されるのは、基本的にアイア・ピッコラ地区になります。それに比べてネーオ・モンテ地区は比較的に静かで、居住されている方々の生活が垣間見れるような場所です。
- 写真：トラベルライター
- 写真：トラベルライター
そのネーオ・モンテ地区の小高い場所に、ジャンジローラモ広場という場所があるのですが、そこから見えるアイア・ピッコラ地区のトゥルッリがとても素晴らしいのです！
- 写真：トラベルライタージャンジローラモ広場
- 写真：トラベルライター
ちょうどいい距離感からアイア・ピッコラ地区のトゥルッリが一望できるので、是非カメラ片手に訪れてみてください！
- ジャンジローラモ広場
- イタリア / 展望・景観
- 住所：Piazza Gian Girolamo, Alberobello地図で見る
【2】久しぶりの日本語にホッとする”陽子の店”
こちらはアイア・ピッコラ地区にあります。
- 写真：トラベルライター
アルベロベッロに嫁がれた日本人妻の陽子さんが経営されているお店なのですが、実はこれ、陽子さんのご自宅でもあるそうです！住居であり、店でもあるなんて驚きですよね！
- 写真：トラベルライター
ここではアルベロベッロに住む方々の生活を知ることができるだけではなく、両替も行ってくれますし、工芸品から食べ物まで、お土産の購入も可能です。まさに至れり尽くせり♪
また、屋上からの景色も素晴らしいので必見です！
- 陽子の店
- イタリア / おみやげ屋
- 住所：Via Monte San Michele, 43-45 70011 Alberobello,Italy地図で見る
- Web：https://laera.jimdo.com
さいごに
いかがでしたでしょうか？かわいい三角屋根のお家、トゥルッリ。住居やお店以外にも、レストランやホテルとして使用されているトゥルッリもあるようです。ぜひ一度、のんびりと散策してみてくださいね！
