蕎麦の産地でも有名な、長野の開田高原。その主道路沿いに「総重量1kgのカツ丼」を出すお店があります。でもカツ丼屋さんではなく、なんと、漬物屋さん!知る人ぞ知る?!お客様もひっきりなしに来店するお店をご紹介いたします。
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自然豊かな開田高原
岐阜の下呂温泉あたりから長野県の木曽町までまたがる大きな 御嶽山。2014年に7年ぶりに噴火したことは、記憶に新しい方も多いのではないでしょうか。そんな 御嶽山 の裾野にある 開田高原 は、とっても自然豊か。
標高が1,000m以上という高地にあるので、夏は涼しく、冬は雪がもっさり。周囲にはスキー場もたくさんあり、木曽馬の里という 木曽馬 と触れ合える施設もあります。
- 木曽馬の里・乗馬センター
- 木曽町(木曽郡) / 体験・アクティビティ / 乗馬
- 住所:長野県木曽郡木曽町開田高原末川5596−1地図で見る
- 電話:0264-42-3085
- Web:http://www.kisoumanosato.or.jp/
そんな高原ではたくさんの自然の恵みがあります。蕎麦の花が咲き乱れる9月初旬はとても綺麗で、新そばも美味しいです。また、初夏から9月ごろまでは 開田高原産トウモロコシ がとても美味しく、道の駅などにはトウモロコシを目指してくる人で大賑わい。秋はたくさんの種類の キノコが出回ります。もちろん他にも美味しい自然の恵みがたくさん!
そんな 開田高原 に向かう一本道、県道361号を車で走っていると“総重量1キロ!カツ丼!”という大きな看板が!
「開田高原でカツ丼?!」と思うかもしれませんが、今回はその カツ丼 が美味しいお店をご紹介いたします。
【つけもの茶屋】は「カツ丼」が美味しい漬物屋さん
カツ丼 を目的に来たらびっくりするかもしれません。というのも、お店の名前は「つけもの茶屋」。そうです、漬物屋さんなのです。
- 出典:blog.goo.ne.jp
- 出典:blog.goo.ne.jp
自然豊かな開田高原で育つ野菜たちを、地元で漬物にして販売しています。また、試食コーナーがあり、いろいろな漬物を食べることができます。(2020年12月現在は新型コロナウイルスの感染予防のため休止しています)
また、木曽ならではの「すんき」もあります。木曽の冬は厳しいので、その冬を乗り越えるために生まれた、伝統的な発酵漬物です。
そんな漬物売り場のすぐ隣には、席数は少ないですが、ちょっとした食堂があるんです。
食堂名物「三元豚カツ丼」を食べよう!
キッチンのカウンター上を見ると有名人のサイン色紙がたくさん!食堂では、三角布&エプロン姿の地元のお母さんたちが切り盛りしており、なんだかほっこりします。
メニューは、トンカツ、カツ丼、そば、ラーメン、カレーと、日本人なら誰でも食べたくなる定番料理ばかり。
お目当の カツ丼 がこちら!なお、筆者はさすがに1kgは無理だと思ったので、上記の写真は普通のカツ丼(990円)です。それでもこのボリューム!お味噌汁と漬物も “おふくろの味” のような感じで美味しい〜。
ここでは 三元豚 を使っているので、豚肉自体が美味しいのですが、それだけではありません。出汁の味付けが絶妙!卵のとろとろ具合も絶妙!出汁の染みたしんなり玉ねぎと、とろとろ卵に、トンカツの衣がよく絡んで絶品です。
持ち帰りやデリバリーもOK!
立地は開田高原に向かう一本道、周囲には何も無い場所なのに、知る人ぞ知るお店なのか、お客様がひっきりなしに来ます。席数が少ないので、店内で食べようと思うと待たなければいけないことも。
でも、ご安心ください。カツ丼はテイクアウトもやっています! テイクアウト目当てに来るお客様も多いため、余裕があれば事前に取りに行く時間を電話で伝えておくと、スムーズに受け取れるかと思います。
また、お店から10km圏内であれば、 デリバリーも可能です!夏季と冬季とでは道路状況も変わると思うので、詳細はお店にお問い合わせ下さい。
ラーメンや蕎麦もうまい!
美味しいのは、カツ丼だけではありません。もちろん人気NO.1はカツ丼なのですが、人気NO.2は ラーメン(650円) です。
醤油味というテッパンですが、麺とスープの相性がバッチリ!スープは出汁が効いており、そこらのラーメン屋より美味しいんじゃないか!?という味わい。チャーシューも三元豚で作られているのか、とても上品な味わいで、ボリュームも満点です。これで650円はコストパフォーマンス抜群です。
さらに忘れてはいけないのは、冒頭にも紹介したように、 開田高原は蕎麦の名産地ということ。そのため、蕎麦も間違いなく美味しいです!蕎麦メニューは各種ありますが、上の写真は、秋におすすめななめこがふんだんに入っている なめこ蕎麦(680円)です。
蕎麦も自家製なのでしょうか、生麺を使っているそうです。黒いツブツブがあるのが、まさにこの土地ならではの昔ながらの蕎麦。玄そば という、蕎麦の殻を取らずにそのまま石臼で挽いたそばです。ちょっと太さがバラバラなのはご愛嬌、むしろこの “田舎らしさ” がみんなに人気なのだと思います。
最後に・・・
漬物屋としてはホテルなどにも卸しているようで、売られている漬物は間違いなくプロの味。でも、「つけもの茶屋」で食べられる料理は、まさに「おふくろの味」。素朴なのに、癒される味わいなのです。木曽に旅行に行かれる方は、ぜひ立ち寄ってみてくださいね。
- つけもの茶屋
- 木曽町(木曽郡) / 和食 / ご当地グルメ・名物料理
- 住所:長野県木曽郡木曽町新開黒川5086地図で見る
- 電話:0264-25-2121
- Web:http://www.alpusbussan.co.jp/
- 開田高原
- 木曽町(木曽郡) / 自然・景勝地 / 紅葉 / ハイキング / 高原 / ツーリング
- 住所:長野県木曽郡木曽町開田高原末川1895番地地図で見る
- Web:http://www.kaidakogen.jp