ロンドンを訪れたらぜひ挑戦したいのがパブ。子供連れでも、女子一人でも、お酒が飲めなくても、ぜ~んぜん問題なく使えるイギリスのパブは、使わなきゃもったいないほど、便利かつ美味しいのです。お気に入りのパブ、見つけましょ♪
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パブとは?
ロンドンの街のいたるところにあるパブ。英国人の社交場ともいうべきパブは、ビールを楽しむ酒場として16世紀ごろに誕生したと言われています。ロンドンには、200年以上の歴史をもつパブも、たくさんあるというのだから、驚きです。
パブには、トラディショナル・パブやスポーツ・パブなど色々ありますが、大きく分けるとドリンキング・パブと、ガストロ・パブがあり、前者はビールなどを飲むことが主体のパブで、料理もほとんどなく、おつまみ程度。
後者のガストロ・パブは、1990年代初めに登場して以来、どんどん増えているそうで、料理が自慢のパブも多いのが嬉しいところ。早朝から開店しているお店なら朝食もとれるので、旅行者の強い味方です。
両者の見分け方は、ガストロ・パブの場合、店の前にメニューやボードが掲示されているので判断しやすいです。スマートフォンがあれば、店名で検索してみると、ほとんどの店に公式サイトがあるので、お勧めメニューなどもわかります。
ガストロ・パブ入門
今回は、お酒はもちろん、料理も美味しくて、なにかと便利なガストロ・パブについて、ご紹介します。お店によっては、キッズメニューがあるお店も。ただし、14歳以下のお子様がいられるのは、21時前までとなっています。
こんな時に使える!
美味しい料理が食べたいときはもちろん、飲み物だけ、軽食だけ、メインだけでもOK。女子旅はもちろん、子供連れや、家族連れ、一人でも気軽に使えるのがパブ。ベビーカーをひくママも見かけます。コーヒーや紅茶もあります。日本で言うならファミレスの感覚です。大衆的な場所なので、ドレスコードもなく、特にマナーもなし、チップも不要。
それから、街中でトイレに困ったとき、気軽に借りることも可能(その際はコーヒー1杯飲むのがマナー)と、魅力的なことばかり。決められていることと言えば、全面禁煙で、23時には閉店することぐらい。では、さっそく入店してみましょう。
入店から注文までの流れ
まず、お店の人に気軽に挨拶をしながら入店したら、空いている席を探します。席が決まったら、メニューを決めましょう。お店によっては、人数を告げると席に案内してくれることもあります。席が決まったら、次はオーダーです。テーブルにメニューがない場合は、店員さんに頼むと持ってきてくれます。
メニューが決まったら、テーブル番号を確認して、カウンターに行き、注文します。ドリンクはその場で受け取ります。料金はその場で支払うのが一般的です。料理は運んできてくれるので、席で待ちましょう。
イギリスのビール事情
お店によって、扱っているビールの種類は違うようですが、短時間発酵で常温のAle(エール)、炭酸少なめ、度数低めのBitter(ビター)、日本のビールに一番近いLager(ラガー)、黒ビールのStout(スタウト)などが揃っています。イギリスの主流はエールなので、一度は飲んでみたいですね。
カウンターで試飲もさせてくれるので、好みのビールを伝えてみるとよいでしょう。ビールは568mlが1パイント。その半分のハーフパイントと2サイズになります。お代わりの時は、空いたグラスを持参し、その都度支払います。
パブで食べる料理
フィッシュ&チップス
お店によって、お勧め料理が違うので一概には言えませんが、1度は試してみたいのがフィッシュ&チップス。お皿からはみ出すほどに盛り付けられたフィッシュフライに、「こんなに食べられないよぉ~」と言いつつも、食べ始めると、あ~ら不思議!サクッと軽く揚げられているせいか、いつの間にかぺろりと平らげてしまいます。パブの定番メニューでもあるので、ぜひお試しください。
サンデー・ロースト
ガストロ・パブの多くは日曜日にかぎり、サンデー・ローストなるメニューが出現します。これは、日曜日の礼拝後に家族でローストしたお肉を食べたことから始まったとも言われています。
オーブンでローストされるお肉は、ビーフ、ポーク、チキン、ラムと様々。ヨークシャープディングと共にグレイビーソースをかけて頂くのが定番です。イギリスの郷土料理ともいえるサンデー・ロースト、滞在中、日曜日があったら、ぜひパブへ!
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