ニュージーランドを訪れる人は、大自然に魅了され、空の青さに惹かれ、美味しいお料理を食べたいなど様々な理由があると思います。中でもマタマタにある映画『ロード・オブ・ザ・リング』『ホビット』の撮影セット「ホビトン」は映画好きにはもちろん、そうでなくても楽しめる、絶対外せないスポットです。国内外問わず多くの映画ファンや観光客が集まります。ニュージーランドへ今すぐ行きたくなる、または映画を見たくなってしまうような、映画中にあった!ここ見た事ある!!なスポットや豆知識を含め、ご紹介したいと思います。
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ホビトンへの行き方
日本からニュージーランドへ向かう便は、今の所ニュージーランド航空だけ。ANAもありますが結局ニュージーランド航空との共同便となっております。
直行便で約10時間程で、ニュージーランドの玄関口、オークランドへ到着します。ニュージーランドの他の都市への旅行は、そこから各方面へ向けて飛行機を乗り継ぐというスタイルです。
オークランド市内からホビトンへ向かう手段として、車があげられます。日本と同じ左側通行なので、国際運転免許証をもって行き、車を借りればすぐに運転できてしまいます。オークランドから約2時間で到着します。
ですがホビトンへの入場は予約制なので、現地にコンタクトをする必要があります。他にもしないといけない事が沢山あるのに面倒くさい、という方にホテルからDoor to Doorでいけるツアーがおススメです。
実際、ホビトンの公式サイトでも様々なツアー会社を紹介しています。出発地にもよりますが、多くはホビトン+αのツアーで、色々目移りしてしまいます。
ツアーを探していてツアー料金が高い?と思われるかもしれませんが、ホビトンへの入場料自体が約80NZDと、お高めなので、プラマイ計算するとレンタカーを借りて、食事代と、とするのと大差ないと思います。運転する必要ないので、緑竜館でビールも飲めますよ。個人的にとてもおススメです。
ちなみに筆者は、オークランド発のホビトン見学と土ボタルの洞窟のツアーを選びました。
いざ、映画の世界へ
入場券(79NZD:日本円で約6,200円)には、ガイドさん付のツアーが必ずついてきます。ここでのガイドさんは英語オンリーですが、もしホビトンへ行くツアーを日本の会社で予約すれば、日本語のガイドさんが一緒に同行などの選択もできるので、英語力がなくても楽しめます。説明なんてそっちのけで、写真を撮りまくってしまうのは間違いないのですが。
もともとは牧場だった土地を借りて作られたセット、なのでキチンと管理されています。休憩所兼管理所から順番に他の参加者さんたちとマイクロバスに乗り込み、村の入り口までいきます。牧場地帯の一角にあるので、羊が道中わらわらいます。まさしくニュージーランドという景色を眺めながらワクワクしましょう。
ホビット村探索
スタートしてからすぐにみえる石垣、そうです、『ホビット』の冒頭でビルボが冒険へ出発する時に駆け抜けた道です。(写真撮り忘れてしまいました。)
そこを抜けると目の前に広がるのは、映画でみた可愛い、丸いドアが付いた家々、手入れの行き届いた草花たち、まさしくホビット村(小人族の村)です。この感動は写真だけではなかなか伝わらないと思いますが、映画に出てくる主人公たちが住んでいるのではないかと錯覚してしまいそうです。
ガイドさんの後を追いながら、写真を撮りながら、大忙しです。ですがメインスポットを押さえておけば、他はウロウロしながらこの家はどんなホビットの設定なんだろう、と寄り道しながらついて行けば大丈夫です。
大事なのは、映画の主人公であるフロド&ビルボのお家、その友人のサムのお家、ビルボのお誕生日パーティーをする会場、緑竜館の4つでしょうか。その他にも、細かい映画のシーンはガイドさんが説明してくれます。
4つの押さえどころ
1:フロド&ビルボのお家
そう、ホビトンといえばここ!という一枚が撮れること間違いなしです。ポストカードのような1枚が撮れます。
2:ビルボのお誕生日パーティーをする会場
『ロード・オブ・ザ・リング』でメリーとピピンが悪戯する、あのシーンを思い出します。会場のセットはまだパーティーの準備をする最初の段階、という感じで竹馬があったり、ちょっとした遊び場になっています。そこからの景色がまたきれいなのでおススメです。
3:サムのお家
『ロード・オブ・ザ・リング』でのサムの役どころといったら、とても忠誠心が強くついホロリとしてしまいます。そんな彼が彼女と住んでいるお家もあります。ちなみにサムの家、映画を何度も見ている人にはわかるらしく、2つあるらしいですよ。探してみてくださいね。
4:緑竜館
あのパブの楽しそうなシーン、本当に映画そのままです。可愛くってワクワクが止まりません。ツアーに含まれる1ドリンクを黒ビール(そこで作っている)、ジンジャービール、アップルサイダーから選び、頂くことができます。
写真で見る豆知識
このセットで撮られた映画は、小人族のホビットと魔法使いのガンダルフの共演シーン。もちろんガンダルフを演じる役者が大きい人な訳ではなく、ホビットを演じる役者が小さい訳でもないです。そのため、ここにある家々は大小様々、これをホビット用、人間用と使い分け、遠近法を駆使して作られています。
生き生きとした緑にも秘密があります。それもそのはず、ここにある草花は全て自然のもので、今でも4~5人の従業員が毎日お手入れをしているんです。野菜も当然本物ですよ。そんな村に唯一人工の緑があります。そうです、袋小路にあるフロドとビルボの家の丘の上に生えている一本の木。
この木は全部人工で、時々葉っぱを取り換える作業をしないといけないんだそう。まったく気づきませんでした。村に踏み入れて一番最初に見える景色のアクセントがまさか人工とは。他の木々と比べても全く見分けが付きません。
また、各お家のセットには色々な家具や、小道具が。そこから推測して、そこに住んでいるであろうホビットの職業がわかりますよ。ホントに細かいところまで、リアルに作り込まれているので、楽しいの一言です。時間の許す限り、色々みて発見してもらえたらと思います。
最後に
いかがでしたでしょうか、駆け足でご紹介しましたがホビトンには、まだまだご紹介しきれない魅力がいっぱいです。自分の目でみたほうが早いと思いますので、機会があればぜひ訪れてみてください。
- ホビトンFacebook Page
- ホビトン
- ニュージーランド / テーマパーク・レジャー
- 住所:501 Buckland Road Hinuera Matamata 3472 New Zealand地図で見る
- Web:http://www.hobbitontours.com/en/