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【ソウル】ただ見学するだけじゃもったいない!定番の観光スポット「景福宮」を楽しむ4つの方法

取材・写真・文:

茨城在住
訪問エリア:4ヶ国

2019年5月28日更新

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【楽しみ方その3】「王宮守門将交代儀式」を見学する

1996年より行われているイベントが「王宮守門将交代儀式(ワングンスムンジャンキョデウィシッ)」です。このイベントは、朝鮮王朝時代に王宮で門の開閉や警備を担っていた「守門軍(スムングン)」の交代の様子を、専門家による歴史考証を通じて再現しています。

  • 写真:あやか「王宮守門将交代儀式」の様子

この交代儀式では、厳鼓(オムゴ)とよばれる太鼓を鳴らし、儀式を進行します。

  • 写真:あやか厳鼓(オムゴ)と呼ばれる太鼓

交代儀式は「景福宮」と「徳寿宮」の2箇所で基本的には毎日行われています。交代儀式というと、イギリスのバッキンガム宮殿で行われている衛兵交代式をイメージする人も多いかと思いますが、お隣の国・韓国でもそれに匹敵する華やかさと格調ある雰囲気を楽しむことができますよ♩

  • 写真:あやか「王宮守門将交代儀式」終了後/光化門の前に立っています

「景福宮」でも十分楽しむことができますが、より交代儀式を楽しみたいという方は「徳寿宮」での見学がおすすめ。「徳寿宮」では、交代儀式に加えて、伝統衣装試着コーナーなど各種体験プログラムが用意されています。興味がある方は「徳寿宮」を訪れてみては?

◎「景福宮」での「王宮守門将交代儀式」の詳細
・開催日/休業日の火曜と雨天時を除く毎日
・開催場所/興礼門前広場
・開催時間/10:00、14:00
・所要時間/約20分間

【楽しみ方その4】2019年版★期間限定のイベントを見学する

イベント1/夜間特別観覧

「夜間特別観覧」は、4月27日(土)~10月31日(木)までの一定期間、ライトアップされた「景福宮」を楽しむことができるイベントです。

  • ライトアップされた「景福宮」

文化財保護のため入場は1日4,500名に限定されていますが、昼間とは異なる幻想的な姿の「景福宮」を見れるとだけあり、ソウル市民にも大変人気のイベントとなっています。観光客でも気軽に参加することができるのも嬉しいポイント♪詳細については、下記をご覧ください。

◎「夜間特別観覧」の詳細
<観覧期間>
・5月19日(日)~6月1日(土)
・6月16日(日)~6月29日(土)
・7月21日(日)~8月3日(土)
・9月12日(木)~9月15日(日)
・9月22日(日)~10月5日(土)
・10月20日(日)~10月31日(木)
<開催時間>
・4月〜5月及び9月〜10月/19:00~21:30
・6月〜7月/19:30~22:00
※ 入場は全て閉館の1時間前まで
<外国人向けチケット購入方法>
・当日券を「景福宮」のチケット販売所にて500名分先着順で販売(外国人登録証又はパスポートを持参すること)※国籍問わずインターネットによる事前予約もありますが、韓国語対応のため当日券をおすすめします。
・入場料/3,000ウォン(約300円)

イベント2/「王家の散策」

王と王妃の散歩の様子を再現したイベントが「王家の散策」です。王や王妃は当時、必ず付き人を従えて行動をしていました。このイベントでも、君主を護衛する侍衛(サウィ)尚宮(サングン)など総勢30名余りの付き人と共に「景福宮」内を散策します。

  • 王家の散策(イメージ)

「王家の散策」は他のイベントよりも開催日数が少ないため、その期間に韓国旅行を予定されている方は是非訪問を!こちらのイベントは、途中で写真撮影時間も設けられていますので、旅行の思い出に是非♩

◎「王家の散策」の詳細
<開催日時>
・春/3月27日(水)、4月24日(水)、5月29日(水)
・秋/9月25日(水)、10月30日(水)
<開催時間>
・春秋共に10:30、14:30の全2回
・景福宮の入場料のみで観覧可

イベント3/国宝「慶会楼」の特別観覧

国宝第244号に指定されているのが「慶会楼(キョンフェル)」です。

  • 国宝「慶会楼」の外観

「慶会楼」は王と臣下が集まって宴を催したり、「景福宮」を訪れた外国の使臣たちを接待した場所。当時は公式的な行事の時以外、誰も入ることができませんでした。この「慶会楼」が2005年に44年ぶりに一般公開されて以来、毎年春から秋にかけて特別観覧が行われています。

2019年も既に公開されていますが、観覧方法など他に比べて少し複雑且つ案内員による解説が韓国語のみとなっていますので、ご理解の上観覧を希望される方は、下記詳細をご確認ください。

◎国宝「慶会楼」観覧方法の詳細
<観覧期間>
・4月~10月の平日(月・水・木・金)及び週末(土・日)
<観覧時間>
・平日/10:00、14:00、16:00
・週末/10:00、11:00、14:00、16:00
・平日週末ともに各回70名
・所要時間/約40分
<観覧方法>
・文化財保護のため案内員の引率及び解説を伴った観覧で個人的な解説は不可(韓国語のみ)
・2階の楼閣は、文化財保護のため靴の上からカバーを履くこと、ヒールの場合は提供されるスリッパに履き替えること
・景福宮の入場料のみで観覧可
<集合時間>
・予約表を印刷又はキャプチャーをし「慶会楼」の「咸弘門(ハモンムン)」に観覧時間の5分前までに集合すること
・入場時間を過ぎた場合は入場不可
<予約方法>
・観覧希望日の6日前の10:00より公式ホームページ(英語)より予約可(当日予約やキャンセルは不可)
・1人あたり1回の予約人数上限は4人まで

その他にもイベント開催中!

上記で紹介した3つ以外にも以下のようなイベントも用意されています。

興味がある方は、これらも合わせてチェックしてみてくださいね。

「景福宮」の基本情報

営業時間

  • 3月〜5月・9月~10月/9:00~18:00
  • 6月~8月/9:00~18:30
  • 11月~2月/9:00~17:00
  • 最終受付は1年通して閉館の1時間前

休業日

  • 火曜日(祝日の場合は営業)

入場料

  • 満19歳以上/3,000ウォン(約300円)
  • 満7歳~18歳/1,500ウォン(約150円)
  • 満6歳以下は無料

アクセス

  • 地下鉄3号線/景福宮駅5番出口よりすぐ
景福宮
仁寺洞 / 観光名所
住所:ソウル市鍾路区世宗路1-1地図で見る
電話:02-3700-3900
Web:http://japanese.visitkorea.or.kr/jpn/TMC/TE_JA_7_1...

「景福宮」と合わせて他の古宮にも!

ソウルには「景福宮」を含めて五大古宮と呼ばれている場所があります。それが以下になります。

  • 昌徳宮(チャンドックン) ※世界遺産
  • 昌慶宮(チャンギョングン)
  • 徳寿宮(トクスグン)
  • 慶煕宮(キョンヒグン)
  • 写真:あやか昌慶宮
  • 写真:あやか世界遺産の昌徳宮

似ているようでそれぞれ特徴がありますので、合わせて他の古宮への訪問も検討してみてはいかがでしょうか。筆者執筆の下記の記事も参考にして頂ければと思います。

昌徳宮
ソウル / 建造物
住所:서울특별시 종로구 율곡로 99地図で見る
Web:http://www.cdg.go.kr/eng/
昌慶宮
ソウル / 建造物
住所:서울특별시 종로구 창경궁로 185地図で見る
Web:https://japanese.visitseoul.net/attractions/changg...

※記事内1,000ウォン=100円で換算しています。

この記事を書いたトラベルライターから一言

  • 写真:あやか様々な方法で「景福宮」を楽しんでみてはいかが?

「景福宮」は、ソウル定番の観光スポットとして、とても有名ですので、筆者が訪れた際も大変混雑していました。こちらへ訪れる前に、「昌徳宮」や「昌慶宮」を訪れており、とても静かだったので人の多さに驚いてしまいました。「景福宮」は王宮に対する知識がない人でも比較的訪れることが多いように思います。せっかく訪問するのではあれば、チラッと見学して終わりなんて絶対にもったいない!イベントを見学したりガイドツアーに参加することをおすすめします。ビギナーさんでも楽しめると思いますよ♩(あやか)

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この記事を書いたトラベルライター

旅する歴女
東京生まれ、東京育ち。
茨城県の県北エリア在住。

田舎暮らしをしながら、
好きなこと(文章を書く)をして、生きています。
旅と読書と人の話を聞くことが好き。

◆経歴

介護職(訪問介護員)
  ▽
歴史編さんの調査員
  ▽
地域おこし協力隊(2021年4月〜現在)

◎2017年1月〜現在:ライター
https://ayaka17blog.com/

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