縁結びで有名な「出雲大社」を始め、島根県の主要観光地を巡るモデルプラン。女子旅や週末旅におすすめです。さらに2泊3日できる方に向けて、近郊の島根・鳥取県おすすめスポットもご紹介しています。ぜひ旅の参考にしてみて下さいね。
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【1日目】出雲大社&宍道湖を巡る
11:30 出雲縁結び空港到着
お昼前到着の飛行機で出雲縁結び空港についたら、さっそく出雲大社へ向かいます。時間が合えば1日2本、空港から出雲大社までの直通バス(出雲一畑交通)が出ています。
12:30 「出雲大社」で縁結び祈願
空港からバスで約45分で出雲大社に到着です。
縁結びの神社で有名な「出雲大社(いずもたいしゃ)」は、世のあらゆる縁を結ぶ神として知られる大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)を祀っています。旅の始まりは出雲大社での御祈願から。
境内の中はとても神聖な雰囲気で、日本屈指のパワースポットと言われるのも頷けます。
日本最大級の注連縄が架けられた「神楽殿」は迫力があります。また、大国主大神が鎮座する「御本殿」は国宝に指定されています。
大国主大神は、縁結びだけでなく、五穀豊穣、病気平癒、商売繁盛、必勝祈願など様々なご利益があるとされています。出雲大社のお参りの仕方は一般的な神社と異なり「二礼四拍手一礼」となっていますので、正しい作法で御祈願しましょう。
うさぎを探してみよう
境内のあちこちに可愛い「うさぎ」がいます。出雲に古くから伝わる神話「因幡の白兎(いなばのしろうさぎ)」に因んで兎像が置かれており、なんと現在46羽もいるとのこと。ぜひ探してみて下さいね。
- 出雲大社
- 島根 / 神社 / 観光名所 / パワースポット / 桜の名所 / 縁結びスポット
- 住所:島根県出雲市大社町杵築東195地図で見る
- 電話:0853-53-3100
- Web:http://www.izumooyashiro.or.jp/
14:00 老舗出雲蕎麦店「荒木屋」でランチ
参拝が終ったら、そろそろお腹も空いてきたところ。日本三大蕎麦の一つ「出雲蕎麦」をいだきましょう。出雲蕎麦は、そばの実と甘皮まで全て挽いた「挽きぐるみ」と呼ばれるそば粉を使用し、香りと風味が強いのが特徴です。
蕎麦屋はいくつかありますが、せっかくなので日本で最も古い出雲蕎麦店「荒木屋」へ。出雲大社正門から歩いて5分ほどの場所にあります。
3段重ねの赤い器が特徴的な「割子蕎麦(810円)」をいただきます。食べ方もちょっと特殊で、薬味とそばつゆを直接かけて食べるスタイル。細めのコシのある麺に、つゆはうるめ鰯から出汁を取ったさっぱりした味わいです。
15:00 ご縁横丁「出雲ぜんざい餅店」でデザート
出雲大社正門傍にある「ご縁横丁」は、飲食店やお土産店などが軒を連ねるエリア。その一角に建つ老舗和菓子屋「出雲ぜんざい餅店」で、お楽しみの食後のデザートです。
様々な種類のぜんざいがありますが、こちらは王道メニューの「出雲ぜんざい(600円)」。上品な甘さの小豆と、もっちりとしたゆで餅がとても美味です。
食後は、ご縁横丁でお土産探しを楽しんで下さいね。
- 出雲ぜんざい餅
- 島根 / ご当地グルメ・名物料理 / カフェ・喫茶店 / 和菓子店
- 住所:島根県出雲市大社町杵築南840−1地図で見る
- 電話:0853-53-5026
- Web:https://www.goenyokocho.com/store.html
17:30 宍道湖で美しい夕日を見る
夕方は、美しい夕日を見るべく移動します。
出雲大社前駅から松江しんじ湖温泉駅まで電車で1時間。駅からは徒歩20分、またはぐるっと松江レイクラインバスで、宍道湖畔に建つ「島根県立美術館」へ向かいます。ここは日本の夕日百選にも選ばれた夕日の絶景スポットです。
宍道湖にキラキラと夕日が照らされ、静かに日が沈んでいきます。幻想的な景色を心行くまで楽しみましょう。
時間があればぜひ島根県立美術館の鑑賞もしてみて下さいね。水との調和がテーマの美術館になっています。
これで1日目が終了です。ホテルは松江駅周辺が便利です。
- 島根県立美術館
- 島根 / 美術館 / 観光名所 / インスタ映え
- 住所:島根県松江市袖師町1-5地図で見る
- 電話:0852-55-4700
- Web:http://www.shimane-art-museum.jp/
【2日目】松江&由志園を巡る
9:30 国宝「松江城」を見学
2日目はまずは国宝「松江城」へ。松江駅からぐるっと松江レイクラインバスを利用して向かいます。
松江城は慶弔16年(1611年)に完成し、日本に12城しか残っていない現存天守閣の一つです。黒を基調とした重厚で威厳のある佇まいは圧巻。
千鳥が羽を広げたように見える三角形が特徴の「入母屋破風」という造りは、桃山時代特有の建築様式で、松江城は別名「千鳥城」と呼ばれています。
天守閣内の階段には敵の侵入時に取り外せるよう、また、防火防腐のために桐が使われています。全国でも桐を使った階段は、松江城のみです。望楼からは松江市街を一望することができます。
- 松江城
- 島根 / 城 / 観光名所 / 紅葉 / 桜の名所
- 住所:島根県松江市殿町1-5地図で見る
- 電話:0852-21-4030
- Web:http://www.matsue-tourism.or.jp/m_castle/
11:00 風情たっぷり「松江堀川巡り」
松江城を取り囲む3.7㎞の堀川。船に乗って堀川巡りをすることができます。
「ぐるっと松江堀川めぐり(1,230円)」の乗船場は三ヶ所あり、当日中は乗り降り自由なのも嬉しいです。
船からは松江城はもちろんのこと、江戸時代にタイムスリップしたような町並みを眺められ、風情たっぷりのクルーズを楽しめます。低い橋を通る際は、船の屋根を下げるユニークな仕掛けも見どころです。
- ぐるっと松江堀川めぐり
- 島根 / クルーズ / 観光名所 / 紅葉
- 住所:島根県松江市黒田町507-1地図で見る
- 電話:0852-27-0417
- Web:http://www.matsue-horikawameguri.jp/
12:30 城下町「塩見縄手」を散策
クルーズの後は、船から見えた城下町「塩見縄手(しおみなわて)」の散策です。
塩見縄手は、松江藩の上級・中流武士がかつて住んでいた武家屋敷が並びます。「松江市伝統美観指定地区」や「日本の道100選」にも選ばれている趣のある通りで、町並みを歩くだけでも楽しめます。
お食事処もありますので、ここでランチ休憩をしても良いでしょう。
おすすめスポット「小泉八雲旧居」
塩見縄手観光で時間があったら、ぜひ立ち寄っていただきたいのが「小泉八雲旧居(ヘルン旧式)」です。
『耳なし芳一』や『雪女』などの『怪談』で知られる小泉八雲が、夫人と共に約5か月間住んでいた旧居。屋敷は江戸時代中後期に建てられた武家屋敷で、侍の家に住みたいという八雲の強い希望だったそうです。
邸内には、八雲のお気に入りの日本庭園が当時の姿のまま残されており、とても美しいので必見です。隣には「小泉八雲記念館」もありますので、興味のある方は立ち寄ってみて下さいね。
- 小泉八雲旧居
- 島根 / 建造物 / 一人旅 / 歴史的建造物
- 住所:松江市北堀町315地図で見る
- 電話:0852-23-0714
- Web:http://www.matsue-tourism.or.jp/kyukyo/
- 小泉八雲記念館
- 島根 / 博物館 / 雨の日観光
- 住所:島根県松江市奥谷町322地図で見る
- 電話:0852-21-2147
- Web:https://www.hearn-museum-matsue.jp/
15:00 花の楽園「由志園」を堪能
松江駅または松江しんじ湖温泉駅から松江境港シャトルバスで約30~40分、最後は花の楽園「由志園(ゆうしえん)」へ。
1年を通して牡丹の花を愛でることができる、回遊式日本庭園です。
池の上に浮かぶ鮮やかな牡丹は大変美しいです。牡丹の他にも四季折々様々なお花を楽しめます。庭園内には風情ある橋や滝などもあり、ゆったりとした時間が流れています。
- 由志園
- 島根 / 庭園 / 絶景 / インスタ映え / 紅葉 / 花畑(4月) / 花畑(5月) / 花畑(6月) / 花畑(7月) / 花畑(8月)
- 住所:島根県松江市八束町波入1260-2地図で見る
- 電話:0852-76-2255
- Web:https://www.yuushien.com/
16:30 帰路へ
帰りは松江境港シャトルバス、または時間が合わなければ松江市営バス第4路線で松江駅へ、そこからまたバス(松江一畑交通)に乗り換え出雲縁結び空港へ。
米子鬼太郎空港の方が近いのですが、この時間は残念ながらバスの運行がなくなってしまいます。米子鬼太郎空港利用の場合は、由志園からタクシーで約20分です。
これで充実した2日間が終了です。お疲れ様でした。夕方または夜の便で帰路に着きましょう。