兵庫県養父(やぶ)市の八鹿(ようか)町はとっても自然豊か。その自然の恵みの直売所として旅行客が訪れやすいのが「道の駅」。高速道路のIC近くにあり、アクセス便利な立地の【道の駅ようか 但馬蔵】をご紹介いたします。
この記事の目次表示
【道の駅ようか 但馬蔵】の「但馬」「ようか」とは?
兵庫県は、南は瀬戸内海から、北は日本海までつながっている県。その兵庫県の中央より少し北寄りに【道の駅ようか 但馬蔵】はあります。温暖な南部とは異なり、中央から日本海までは海あり山ありで、冬は大雪が降る厳しい寒さになりますが、自然がとても豊かです。
例えば、城崎温泉などが含まれる 山陰海岸ジオパーク では、日本海の美しさだけではなく、かつて中国大陸と繋がっていた地形がとっても素晴らしいです。
少し内陸に入れば、とても緑豊か。写真は 但馬大仏(長楽寺)のある香美町です。日本のマチュピチュと呼ばれる 竹田城跡 も近くにあります。冬になればたくさん雪が降るため、雪解け水の流れる美しい川もあちこちに流れているので、お米が美味しいですし、広い牧場もたくさんあります。
今でも親しまれている地名「但馬」
そんな自然が豊かな兵庫県の中〜北部は、昔から「但馬」と呼ばれています。現代では市町村合併などもあり、今では住所としての表記はなくなってしまったのですが、地元の方にとっても「但馬」の方が親しみがあるのですね。
「但馬」と言えば、 但馬牛(たじまうし)を知っている方も多いのでは? 神戸が誇るブランド牛の中でも有名な 神戸牛、実はこれは 但馬牛 なのです。但馬牛が全て神戸牛になるのではなく、牛肉として加工され出荷する時に、厳しい基準をクリアした但馬牛が「神戸牛」と謳えるわけなのです。
「八鹿」と書いて「ようか」
さて、そんな但馬にある【道の駅ようか 但馬蔵】の住所は「養父市八鹿町」。地元以外の方で、これが一発で読めたらすごいです(笑)。
「養父」と書いて「やぶ」、「八鹿」と書いて「ようか」と読みます。読めない人が多いから、【道の駅ようか】と平仮名表記になったのではないかと思います。
ここ八鹿は食べ物がとても美味しいんです。旬の野菜はもちろん、八鹿豚や、但馬牛、蛇紋岩米(じゃもんがんまい)、朝倉山椒など名産物がたくさん。
そんな美味しいものが一挙に集い、いろいろ物色できて嬉しいのが、まさに「道の駅」。それでは、【道の駅ようか 但馬蔵】の施設や楽しみ方をご紹介いたします。
【道の駅ようか 但馬蔵】はとにかく広い!
駐車場も広大ながら、建物もとても大きいです。いくつかの建物が連なっているような感じに見える通り、トイレと観光案内所とバスターミナル以外の建物の中は繋がっています。
この道の駅のサブタイトルが【但馬蔵】なのは、この建物の造りを見たらわかると思います。屋根は瓦で「蔵」のような造りですね。
ほかほか温まる 足湯 もあります。ここから徒歩7分ほど北には「とがやま温泉 天女の湯」という天然温泉もあるのですが、この辺りは炭酸水素イオン(いわゆる重曹)をとても多く含んでいる泉質なんだそう。もしタオルがなかったら、中のショップでタオルを購入することができます。
【野菜蔵】地元産の “ぼりたて” 野菜がいっぱい
【道の駅ようか 但馬蔵】での見どころNo.1は、何と言っても【野菜蔵】!徹底的に産地にこだわっている野菜の直売所で、養父市内で栽培された新鮮な野菜が豊富に取り揃えられています。
驚くのは、いつ行っても “ぼりたて野菜” があること。方言で「ぼりたて」とは「採れたて」という意味なのですが、ただ単に「朝採れ」という意味ではないのです。
どいういうことかと言うと、朝だけでなく、いつ来ても“ぼりたて”の野菜があるんです。というのも、システムがすごい!【野菜蔵】に会員登録している農家さんは約180名もいるのですが、農家さんが携帯電話で販売数などのリアルタイムな情報を確認し、売れ筋の野菜をすぐに収穫して持って来てくれるんだそう。
建物の外にはもちろん、中にもずら〜りと野菜が並びます。徹底的に産地にこだわっているということで、産地、生産者の名前、出荷日もちゃんと値札に書いてあります。
そして、何と言っても嬉しいのは、都会にはないボリューム大の野菜が、とっても安いこと!上記写真は筆者が購入したものですが、例えば、この大きな白菜は丸ごとで250円。土深く生えて育ったから甘みがあるという大根一本は150円。ながーい白ネギは3本入って180円…などなど、思わず買いだめしてしまいたくなってしまいます。
お土産もいっぱい【お土産処】
野菜だけではなく、産地の特産品を生かした加工品や、調味料、お米、地酒などもたくさんあります。特に八鹿産の「蛇紋岩米(じゃもんがんまい)」が人気。八鹿には「蛇紋岩」から得られるミネラルたっぷりな土壌があり、そこで育つお米も、もちろんミネラルたっぷり。詳細は 「JAたじま」のホームページ にもあるので、是非ご参照ください。
「朝倉山椒」も伝統的な名産品です。生産地は八鹿町の朝倉地区で、江戸時代から珍重されていたんだそう。朝倉さんしょカレーや、朝倉山椒ソフトクリーム、朝倉山椒を使ったお菓子などもたくさんあります。
お土産にぴったりなスイーツやお菓子も、広々とした売り場に豊富に揃っています。
八鹿豚が美味しい【お食事処】
八鹿で美味しい特産物の料理を食べたいという方は、ぜひ【お食事処】へ。入口の外には料理のサンプルがたくさんあり、分かりやすいです。中でも、多く目に入るのが 八鹿豚 を使ったメニュー。
八鹿豚の鍋焼きうどん(1,100円)、八鹿豚カツカレー(1,470円)、八鹿豚の山椒みそカツ定食(1,470円)、八鹿豚ソーセージ(560円)、八鹿豚ロースト(700円)などなど。
中でも、 八鹿豚まぶし(1,680) は数量限定で大人気! 薬味には先ほどご紹介した 朝倉山椒、お米は 蛇紋岩米 です。八鹿豚は、広々とした自然豊かな牧場でストレスフリーで育っているので、お肉がとても柔らかいんです。
他にも、但馬牛 や 但馬どり を使ったメニューもあります。何を食べようか迷ってしまいますね♪
最後に・・・
野菜の直売所では、季節により野菜が変わり、生産状況により価格も変わると思いますが、どれもツヤツヤで新鮮!日持ちする商品もオススメです。とにかく広くて商品数も多いので、時間を目一杯使って楽しんでくださいね。
- 道の駅ようか 但馬蔵
- 養父市 / 道の駅・サービスエリア / 足湯・手湯 / おみやげ屋さん / ご当地グルメ・名物料理 / おみやげ屋 / ツーリング
- 住所:兵庫県養父市八鹿町高柳241-1地図で見る
- 電話:079-662-3200
- Web:http://www.michinoekiyouka.co.jp/index.php