みなさん、次の長期休暇の予定はもう決まってますか?海外に行きたい!と思っている人も多いと思いますが、ここで一つ、メキシコのカンクンというリゾートを紹介したいと思います。ここで楽しめるのは美しい海だけではありません。世界遺産などの見どころもたくさん!魅力のつまったカンクンを紹介したいと思います。
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カンクンについて
カンクンは、メキシコ・ユカタン半島の先端に位置し、カリブ海に面しています。メキシコというと少し遠いイメージがありますが、最近、ANAが成田〜メキシコシティの直行便の運行を始めたため、以前よりも身近な国になりました。
カンクンは、リゾート地として人気を集めており、年間300万人を超える人々が訪れています。世界のリゾート地の中でも、物価が安いのが人気のひとつの理由としてあげられます。
カリビアンブルーを満喫しよう
カリブ海といえばカリビアンブルーとも呼ばれるほどの、とても綺麗な海が一番の魅力です。カンクンは、そのカリブ海に面する場所の中でも有数のリゾート地です。最近では、ハネムーンにカンクンを選ぶ人も多くなってきています。
カンクンのビーチは、ホテルが立ち並んでいるところに位置しています。ビーチのほとんどが、そこのホテルのプライベートビーチとなっており、それがいくつも並んでいます。
待っているのは、白い砂浜と青い海。ビーチでのんびりするもよし。海ではしゃぐのもよし。カリブ海を存分に楽しめる場所です。
え!?そのホテルに泊まらないとビーチで遊べないの?
もちろんそんなことはありません。パブリックビーチと呼ばれる、公共のビーチもあります。それに、プライベートビーチとは言いましたが、囲いがあるわけではないので、ビーチゾーンにさえ入ってしまえば、どこのビーチでも楽しむことができます。
一つ注意しなければならないのが、ホテルに泊まっていない人が、プライベートビーチから直接、外に出ることはできないので、パブリックビーチに戻る必要があります。なので、あまりパブリックビーチから離れすぎると、外に出るのが大変になってしまうので注意しましょう。
カンクン市内からビーチゾーンへの行き方
カンクン市内からビーチまでは、路線バスを使って行くことができます。市内の中心部からP1と書かれたバスに乗ると、ビーチにたどり着きます。
どのバスか心配な人は、「プラヤ 〜」がスペイン語でビーチを表すので、乗る前にバスの運転手に聞くのが一番です。このバスは一回10.5ペソ(約60円)で乗ることができます。
- ドルフィンビーチ(パブリックビーチ)
- メキシコ / ビーチ / 自然・景勝地
- 住所:Kilometer 19.5, Blvd. Kukulcan, Zona Hotelera, 77500 Cancún, Q.R., メキシコ地図で見る
セノーテ
セノーテとは、地中にしみ込んだ雨が地下に空洞を造り、その空洞の上が陥没して形成されたものです。ある書物によると、マヤの人々は、疫病などが流行すると、セノーテに生贄や財宝を投げ入れたとされています。
カンクン周辺には、なんと4,000ほどのセノーテが存在します。その中でも一番有名なのが、グランセノーテです。セノーテの見どころは、神秘的な地底湖の姿、そして光のカーテンと呼ばれる絶景です。
かなり透明度の高いセノーテに、少しだけ太陽の光が差し込むことによって現れる絶景。特に朝イチで行くと、観光客も少なく、より透明度の高い状態で光のカーテンを見ることができるのでオススメです。
グランセノーテは、実際に水に入って泳いだり、シュノーケリングを楽しむことができます。泳ぎに自信のない人は、ライフジャケットをレンタルすれば安心です。
- 入場料:180ペソ(約1,000円)
- シュノーケルレンタル:80ペソ(約480円)
- ロッカー代:30ペソ(約180円)
- ライフジャケット:50ペソ(約300円)
グランセノーテへのアクセス
グランセノーテは、カンクン近郊のトゥルムという街の近くにあります。トゥルムまではカンクンから2時間ほど。メキシコのバス会社のADO BUS社が直通バスを運行しており、値段は片道152ペソ(約900円)。
トゥルムの街からセノーテへは、タクシーで向かうのが一番です。値段は片道70ペソ(約420円)。トゥルム周辺の観光地へ向かうタクシーは、場所によって値段が決まっており、料金表がタクシー乗り場にありました。
しかしタクシーの運転手によっては、最初に言ってくる値段が、料金表の値段より高い場合もあるので、しっかりと乗る前に確認することが必要です。
チチェン・イツァ遺跡
メキシコには多くのマヤ文明の跡が点在しています。その中でも、このチチェン・イツァは、200年以上もの間、宗教や経済の中心だったとされています。今でも壮大な遺跡が多く残り、マヤ文明を支えた遺跡の姿を見ることができます。
チチェン・イツァの遺跡群は、6世紀ごろのマヤ古典期に属する旧チチェン・イツァと、トルテガという中央高原の文化を取り入れた10世紀以降の新チチェン・イツァの2つのエリアに分類されています。
旧チチェン・イツァ
カラコルと呼ばれる天文台。旧チチェン・イツァを代表する建造物です。ドーム状の建物は、今の天文台と同じような形をしています。
緻密な計算のもと作られた天文台は、マヤの人々が暦を作るうえで、非常に貴重な存在となっていました。
新チチェン・イツァ
大神殿のエルカスティージョ。このピラミッドは、マヤの暦を表しています。四方にある階段はそれぞれ91段。91×4=364。頂上の1段を加えるとちょうど365になります。
大昔からこんな緻密な計算のもとに、ピラミッドが作られていたなんて驚きです。
また北側にある階段には、ククルカンと呼ばれる蛇頭があります。その階段の側面が、春分と秋分の年2回、影によって蛇の姿が現れるという、不思議な現象を見ることができます。その時期に合わせて訪れるのもいいでしょう。
アクセス
チチェン・イツァへは、カンクンからバスが出ていますが、労力や値段を考えると、ツアーに参加するのが一番です。またバスで向かうよりも、ツアーに参加したほうが安く済むことが多いです。
カンクンには多くのツアー会社があるので、そこで申し込むことができます。日本語ガイドツアーもあるので、マヤの歴史をより知るには、そちらに参加するのもいいかもしれません。
またツアーのほとんどにランチが付き、近くにあるセノーテにも寄ります。寄るセノーテは、ツアーによってさまざまなので、参加前に確認しましょう。
このように、チチェン・イツァ以外も一緒に楽しめるのも、ツアーをオススメする理由です。ランチ代やセノーテへの立ち寄り料金などは、ツアー代金に含まれている場合がほとんどです。
- チチェン・イツァ入場料 242ペソ(約1,400円)
さいごに
カンクンは、1年の3分の2が晴天と言われているので、1年中リゾート気分を味わうことができます。リゾートでのんびりしつつ、少し足を運べばマヤの歴史にも触れられます。
世界のリゾート地の中では、かなり物価も安く治安もいいので、海外のリゾート地へ行きたい方、カンクンはかなりオススメです。
カリビアンブルー、そしてロマンあふれる古代遺跡をぜひ満喫してみてはいかがでしょうか。