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世界遺産の古代遺跡巡りやカリブ海のビーチリゾート

リゾートも遺跡も楽しめる、カリブ海屈指のリゾート地!メキシコ・カンクン

取材・写真・文:

トラベルライター

2018年3月10日更新

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写真:トラベルライター

みなさん、次の長期休暇の予定はもう決まってますか?海外に行きたい!と思っている人も多いと思いますが、ここで一つ、メキシコのカンクンというリゾートを紹介したいと思います。ここで楽しめるのは美しい海だけではありません。世界遺産などの見どころもたくさん!魅力のつまったカンクンを紹介したいと思います。

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カンクンについて

カンクンは、メキシコ・ユカタン半島の先端に位置し、カリブ海に面しています。メキシコというと少し遠いイメージがありますが、最近、ANAが成田〜メキシコシティの直行便の運行を始めたため、以前よりも身近な国になりました。

カンクンは、リゾート地として人気を集めており、年間300万人を超える人々が訪れています。世界のリゾート地の中でも、物価が安いのが人気のひとつの理由としてあげられます。

カリビアンブルーを満喫しよう

カリブ海といえばカリビアンブルーとも呼ばれるほどの、とても綺麗な海が一番の魅力です。カンクンは、そのカリブ海に面する場所の中でも有数のリゾート地です。最近では、ハネムーンにカンクンを選ぶ人も多くなってきています。

カンクンのビーチは、ホテルが立ち並んでいるところに位置しています。ビーチのほとんどが、そこのホテルのプライベートビーチとなっており、それがいくつも並んでいます。

  • 写真:トラベルライター

待っているのは、白い砂浜と青い海。ビーチでのんびりするもよし。海ではしゃぐのもよし。カリブ海を存分に楽しめる場所です。

え!?そのホテルに泊まらないとビーチで遊べないの?

もちろんそんなことはありません。パブリックビーチと呼ばれる、公共のビーチもあります。それに、プライベートビーチとは言いましたが、囲いがあるわけではないので、ビーチゾーンにさえ入ってしまえば、どこのビーチでも楽しむことができます。

  • 写真:トラベルライター

一つ注意しなければならないのが、ホテルに泊まっていない人が、プライベートビーチから直接、外に出ることはできないので、パブリックビーチに戻る必要があります。なので、あまりパブリックビーチから離れすぎると、外に出るのが大変になってしまうので注意しましょう。

カンクン市内からビーチゾーンへの行き方

カンクン市内からビーチまでは、路線バスを使って行くことができます。市内の中心部からP1と書かれたバスに乗ると、ビーチにたどり着きます。

どのバスか心配な人は、「プラヤ 〜」がスペイン語でビーチを表すので、乗る前にバスの運転手に聞くのが一番です。このバスは一回10.5ペソ(約60円)で乗ることができます。

ドルフィンビーチ(パブリックビーチ)
メキシコ / ビーチ / 自然・景勝地
住所:Kilometer 19.5, Blvd. Kukulcan, Zona Hotelera, 77500 Cancún, Q.R., メキシコ地図で見る

セノーテ

セノーテとは、地中にしみ込んだ雨が地下に空洞を造り、その空洞の上が陥没して形成されたものです。ある書物によると、マヤの人々は、疫病などが流行すると、セノーテに生贄や財宝を投げ入れたとされています。

  • 写真:トラベルライター

カンクン周辺には、なんと4,000ほどのセノーテが存在します。その中でも一番有名なのが、グランセノーテです。セノーテの見どころは、神秘的な地底湖の姿、そして光のカーテンと呼ばれる絶景です。

  • 写真:トラベルライター

かなり透明度の高いセノーテに、少しだけ太陽の光が差し込むことによって現れる絶景。特に朝イチで行くと、観光客も少なく、より透明度の高い状態で光のカーテンを見ることができるのでオススメです。

グランセノーテは、実際に水に入って泳いだり、シュノーケリングを楽しむことができます。泳ぎに自信のない人は、ライフジャケットをレンタルすれば安心です。

  • 入場料:180ペソ(約1,000円)
  • シュノーケルレンタル:80ペソ(約480円)
  • ロッカー代:30ペソ(約180円)
  • ライフジャケット:50ペソ(約300円)

グランセノーテへのアクセス

グランセノーテは、カンクン近郊のトゥルムという街の近くにあります。トゥルムまではカンクンから2時間ほど。メキシコのバス会社のADO BUS社が直通バスを運行しており、値段は片道152ペソ(約900円)。

トゥルムの街からセノーテへは、タクシーで向かうのが一番です。値段は片道70ペソ(約420円)。トゥルム周辺の観光地へ向かうタクシーは、場所によって値段が決まっており、料金表がタクシー乗り場にありました。

しかしタクシーの運転手によっては、最初に言ってくる値段が、料金表の値段より高い場合もあるので、しっかりと乗る前に確認することが必要です。

グランセノーテ
メキシコ / 自然・景勝地
住所:Tulum, キンタナ・ロー メキシコ地図で見る

チチェン・イツァ遺跡

  • 写真:トラベルライター

メキシコには多くのマヤ文明の跡が点在しています。その中でも、このチチェン・イツァは、200年以上もの間、宗教や経済の中心だったとされています。今でも壮大な遺跡が多く残り、マヤ文明を支えた遺跡の姿を見ることができます。

チチェン・イツァの遺跡群は、6世紀ごろのマヤ古典期に属する旧チチェン・イツァと、トルテガという中央高原の文化を取り入れた10世紀以降の新チチェン・イツァの2つのエリアに分類されています。

旧チチェン・イツァ

  • 写真:トラベルライター

カラコルと呼ばれる天文台。旧チチェン・イツァを代表する建造物です。ドーム状の建物は、今の天文台と同じような形をしています。

緻密な計算のもと作られた天文台は、マヤの人々が暦を作るうえで、非常に貴重な存在となっていました。

新チチェン・イツァ

  • 写真:トラベルライター

大神殿のエルカスティージョ。このピラミッドは、マヤの暦を表しています。四方にある階段はそれぞれ91段。91×4=364。頂上の1段を加えるとちょうど365になります。

大昔からこんな緻密な計算のもとに、ピラミッドが作られていたなんて驚きです。

また北側にある階段には、ククルカンと呼ばれる蛇頭があります。その階段の側面が、春分と秋分の年2回、影によって蛇の姿が現れるという、不思議な現象を見ることができます。その時期に合わせて訪れるのもいいでしょう。

アクセス

チチェン・イツァへは、カンクンからバスが出ていますが、労力や値段を考えると、ツアーに参加するのが一番です。またバスで向かうよりも、ツアーに参加したほうが安く済むことが多いです。

カンクンには多くのツアー会社があるので、そこで申し込むことができます。日本語ガイドツアーもあるので、マヤの歴史をより知るには、そちらに参加するのもいいかもしれません。

  • 写真:トラベルライター

またツアーのほとんどにランチが付き、近くにあるセノーテにも寄ります。寄るセノーテは、ツアーによってさまざまなので、参加前に確認しましょう。

このように、チチェン・イツァ以外も一緒に楽しめるのも、ツアーをオススメする理由です。ランチ代やセノーテへの立ち寄り料金などは、ツアー代金に含まれている場合がほとんどです。

  • チチェン・イツァ入場料 242ペソ(約1,400円)
チチェン・イッツァ
メキシコ / 遺跡・史跡 / 観光名所
住所:Chichen Itza, Mexico地図で見る

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