カンクンやチチェン・イッツァ、ティオティワカン遺跡などメキシコの数ある観光スポットを、トリップノートの9万人を超えるトラベラー会員(2023年8月現在)が実際に行っている順に、人気ランキング形式でご紹介します!
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1位:カンクン
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カンクンは、メキシコ・ユカタン半島の先端に位置し、カリブ海に面している世界有数のリゾート地です。カリブ海の青く美しいビーチが魅力で、年間300万人を超える人々が訪れています。
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市街地は、珊瑚礁の周辺にある100軒を超えるホテルが立ち並ぶホテルゾーンと、ダウンタウンに分かれていますが、どちらのエリアも基本的なことに注意をしていれば十分に治安も良く、また世界のリゾート地の中では物価が安いという点でも過ごしやすい街です。
近郊には、以下でご紹介するチェチェン・イッツァやトゥルム遺跡などもあるため、リゾートと遺跡をセットでも訪れやすいです。
2位:チチェン・イッツァ
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チチェン・イッツァは、3世紀〜6世紀のマヤ文明の特色が一番顕著に現れていると言われる遺跡で、かつてはこの地の宗教、経済、芸術の中心となった場所でした。1988年には世界遺産にも登録されています。遺跡は、6世紀ごろのマヤ文明の特色が顕著な「旧チチェン・イッツァ」エリアと、10世紀ごろの中央高原の文化を取り入れた「新チチェン・イッツァ」エリアに分かれています。
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以下で紹介するエル・カスティーリョや戦士の神殿をはじめ、マヤ文明の特徴である「生贄」を選抜する際に使われていた球戯場や、生贄となった人々の頭蓋骨をかたどった壁、生贄を捧げたセノーテなどがとくに見どころです。
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エル・カスティーリョ
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マヤの最高神となる羽のあるヘビ、ククルカンを祀った「エル・カスティーリョ」と呼ばれるピラミッドは、チチェン・イッツァで必見の見どころです。内部にはもう一つ、国王の棺が置かれている小さなピラミッドがあり、それを覆うように外側のピラミッドが作られています。
このピラミッドは、春分と秋分の日の年に2回だけ、ピラミッドの正面にあるククルカンの頭に、ピラミッド階段部分の影がまるで胴体のようになって合体することで有名です。4面ある階段の数は合計365段、ピラミッド内部にある階段は月暦に沿った段数で作られていることから「暦のピラミッド」としても知られています。
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春分や秋分の日に訪ねられなくても、毎晩行われるライトアップでどのように蛇が姿を現すか、疑似的に再現した様子を眺められます。
- エル・カスティーリョ
- メキシコ / 遺跡・史跡
- 住所:Chichen Itza, Mexico地図で見る
戦士の神殿
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神殿の入口にはククルカンの石柱やチャック・モール像があり、ここで生贄の儀式が行われていたとされています。
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チャック・モールは生贄の心臓を置いた場所といわれ、常に血塗られていたそう。いっときは、生贄をし過ぎて、若い人間がいなくなったともいわれています。
3位:カンクンビーチ
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カンクンビーチの魅力はなんと言っても、その青く透き通った美しい海と真っ白な砂浜。25kmにもわたって続くカンクンビーチ沿いには、ラグジュアリーなホテルが立ち並び、各ホテルのプライベートビーチでのんびりと過ごすことができます。
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またホテルに宿泊せずとも、誰でも入ることができるパブリックビーチもあります。
4位:ティオティワカン遺跡
- 出典:tripnote.jp月のピラミッドから眺める死者の道
紀元前2世紀頃から6世紀まで繁栄し、今も遺跡として姿を残すティオティワカンの都市。当時のアメリカ大陸では最大規模の、約20平方キロメートルにもわたる宗教都市です。都市はティオティワカン人の宇宙観・宗教観を表すように設計されており、さまざまな神が祀られています。
- 出典:tripnote.jp太陽のピラミッドからまっすぐ続く入場門
最盛期には10万から20万人が生活していたという巨大都市ですが、人口集中に伴い、下水道などのインフラが機能しなくなったり、干ばつなどの災害、治安悪化などにより、7世紀頃から急激に衰退したんだそう。
ティオティワカン遺跡の見どころは、南北5kmにわたる「死者の道」の周囲に立ち並んでいます。詳しくは以下でご紹介します。
- ティオティワカン遺跡
- メキシコ / 遺跡・史跡
- 住所:テオティワカン Ecatepec Pirámides Km. 22 600, 55800 San Juan Teotihuacan de Arista, Méx., メキシコ地図で見る
太陽のピラミッド
- 出典:tripnote.jp太陽のピラミッド
テオティワカン遺跡の中でもひときわ大きく、アイコン的存在となっているのがこちらの太陽のピラミッド。実際に高さ60mもあるピラミッドの頂上まで登ることができますが、階段の1段1段の幅が大きく登りにくいため、手すりにつかまって注意しながら登りましょう。頂上からは目の前を横切る「死者の道」と右の突き当たりにある「月のピラミッド」を眺めることができます。
月のピラミッド
- 出典:tripnote.jp月のピラミッド
太陽のピラミッドの目の前を南北に横切る大きな通り「死者の道」を左に曲がって突き当たりにあるのが、こちらの月のピラミッド。太陽のピラミッドと同様に、頂上まで階段で登ることができます。勾配が急で登るのは大変ですが、僅か47段しかないため数分で登り切ることができ、頂上からは遺跡全体を見渡せます。遺跡内で一番景観が良いスポットなので、ここでの記念撮影をお忘れなく!
ジャガーの宮殿
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紀元前350年ごろに造られた、ジャガー神を崇拝する場だったと考えられている建物。ここでの見どころはジャガーの壁画です。頭が羽毛、背中と尾が巻き貝で装飾されたジャガーが、ホラ貝を吹いて雨を呼ぶ様子を描いた壁画だそうで、宗教的に重要なものとされています。当時のティオティワカン人の信仰を身近に感じることができるスポットです。
ケツァルパパトルの宮殿
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ジャガーの宮殿に隣接する建物で、テオティワカンでもエリートの官僚が住んでいたとされる宮殿です。ケツァルパパトルとは、頭が鶏(ケツァル)で胴が蝶(パパトル)の聖獣のことで、回廊の柱にはそれをモチーフにした繊細な彫刻が残されています。
こちらは遺跡内でも数少ない日陰エリアなので、遺跡巡りの途中に休憩がてら寄るのにもおすすめです。
- ケツァルパパトルの宮殿
- メキシコ / 遺跡・史跡
- 住所:テオティワカン ケツァルパパロトル宮殿 Estado de México, メキシコ地図で見る