南北に長い長崎県の中央に位置する西海市にある動物園「長崎バイオパーク」。“見ているだけではつまらない!遊んで、学んで、ふれあって。”をコンセプトに、動物たちが自由に暮らす様子を間近で見られることで人気が高い施設です。
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数ある九州の動物園の中でも人気が高い「長崎バイオパーク」
九州には鳥類センターも含め、動物園にカテゴライズされる施設が13ありますが、そのうち5つが福岡県内にあり、大分県と長崎県に2つずつ、というように北部九州に集中しています。
その中でも高い人気を誇るのが、今回ご紹介する「長崎バイオパーク」です。
2020年の秋に開園40周年を迎えた「長崎バイオパーク」は、総面積約30万平方メートルの敷地内に約200種の動物たちが飼育されています。できるだけ動物たちの本来の生態系に近づけるために、約1,000種、約30,000点の植物なども生育しています。
最大の特色は檻や柵が少なく、動物たちがのびのびと暮らす様子を間近で観察したり触れ合える生態展示方式になっている点です。
入園料は、大人(19〜59歳)1,700円、中高生(13〜18歳)1,100円、子ども(3歳〜小学生)800円、シニア(60歳以上)1,100円です(2021年4月現在)。
広大な敷地をゆっくり巡って楽しもう!
約30万平方メートルある敷地内は、小高い丘や森、小川、池など様々な地形があって意外と起伏もあります。その中に動物たちが点在していますので、順路に沿ってゆっくり見て回ると2〜3時間はかかります。
入ってすぐの石段を登ると見えてくるのがフラワードームです。中は蒸し暑く、熱帯の植物が生い茂っていて、コウモリがぶら下がっていたり、美しい蝶が目の前を飛んだりします。
フラワードームの裏側、クロキツネザルやワオキツネザル、アメリカビーバーなどを見ながら、さらに奥へ順路を進んで行くと、ミーアキャットがいる山です。
体長約30cmほどの小さな身体で動きがユーモラスなので、ずっと見ていても飽きません。
いちばん人気はカピバラ
ここのカピバラは、寒い時期は露天風呂に入ったり、ストーブにあたったりする事で有名で、触ったり直接餌をあげたりすることもできるので、大人から子どもまで幅広い人気があります。
触ってみると毛は硬く、たわしのようです。人に慣れているので、足元にスリスリしてきたりして、ほのぼのした雰囲気が何とも言えません。
他にもたくさんの動物たちをすぐ近くで見たり、触れ合う事ができるので、すっかり時間を忘れて癒されてしまいます。
とっておきは、ミーアキャットの赤ちゃん
筆者が訪れた時は、ミーアキャットの赤ちゃんが生まれたばかりで、アライグマの横の飼育小屋にいました。「確実に見られるとは限りません」とのことでしたが、運良く見ることができました。
かわいい赤ちゃんのキュンキュン動画をどうぞ!
立て看板や説明書きも面白い
「長崎バイオパーク」は、動物を間近に見られて触れ合いが楽しめる場所なのですが、それを盛り上げるための演出として、個々の動物の情報提供が非常に工夫されています。
例えば、それぞれの動物についての説明書きがとてもユニークで楽しく書かれているので、親しみやすくて、「これはどの子かな〜?」なんてつい、探して見てしまいます。
動物の側に餌の自動販売機が設置されているのですが、その注意書きもすごく面白いので、要チェック!
様々なイベントやショップにも注目
隣接している「PAW」では、犬やうさぎ、モルモット、鳥、爬虫類などの小動物と触れ合えるようになっているので、小さなお子様でも楽しめます(入場料別途かかります)。またラマの餌やり体験や昆虫のクイズラリーなど、季節ごとのイベントを定期的に開催しています。
園内のショップでは、カピバラをはじめ、かわいい動物のぬいぐるみなどオリジナルグッズも充実していて、見るだけでも楽しめますよ。
さいごに
かわいい動物たちとの触れ合いは、ちょっとした気分転換には最適です。緑の中をゆっくり歩きながら、動物たちに癒されてストレス解消してみてはいかがでしょう。
- 長崎バイオパーク
- 長崎 / 動物園 / 子供が喜ぶ
- 住所:〒851-3302 長崎県西海市西彼町中山郷2291-1地図で見る
- 電話:0959-27-1090
- Web:http://www.biopark.co.jp/