美しい花が楽しめる奈良県のお寺8選！癒しの旅に出かけよう

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• 1.安倍文殊院
• 2.般若寺
• 3.長谷寺
• 4.薬師寺
• 5.船宿寺
• 6.當麻寺
• 7.岡寺
• 8.霊山寺

1.安倍文殊院

• 写真：ゆきたか

桜井市にある安倍文殊院（あべもんじゅいん）は、大化元年（645年）に創建された、国内最古級の寺院です。境内では、季節の花々が楽しめますが、特に春の桜は美しいです。

• 写真：ゆきたか

広い境内の参道、本堂前、金閣浮御堂のある池の周囲などに、約500本もの桜が咲く様子は、とても素晴らしいものです。本堂の東にある階段から稲荷神社に登れば、一面に咲く桜を眺めることができます。

• 写真：ゆきたか

本堂前には、お寺出生の安倍仲麻呂を偲ぶしだれ桜「仲麻呂望郷しだれ桜」も見られます。濃い桃色の可憐な花を咲かせるので、注目してみてください。

• 写真：ゆきたか

境内ではほかにも、年末から春にかけて、その年の干支を描いた花畑「ジャンボ干支花絵」も登場。これは、参拝者の幸せを祈り、僧侶や職員が手作りしているもので、約8,000株のパンジーが使われているそうです。東側にある展望台に登れば、このジャンボ干支花絵が良く見えます。

この花畑には、秋にはコスモスによって造られた「コスモス迷路」も登場します。こちらは、例年9月中旬から10月下旬頃まで楽しめるそうです。

• 写真：ゆきたか安倍文殊院の本堂

歴史あるお寺なので、貴重な文化財も多いです。高さ7メートルもあるご本尊の文殊菩薩像は、国の特別史跡に指定。ほかにも、内部に入ることもできる「西古墳」など、是非見学してみてください。

2.般若寺

• 写真：ゆきたか

奈良市北部にある般若寺（はんにゃじ）は、飛鳥時代に創建されたとされる古刹です。境内では、四季を通して花が楽しめますが、特に秋のコスモスで有名なため、コスモス寺ともよばれています。江戸時代に再建された本堂の前には、ピンクや白、黄色といった華やかなコスモスが多数咲き、多くの観光客がカメラを向けています。

コスモスの見頃は、通常10月～11月頃ですが、こちらでは、初夏の6月頃にも咲くそうです。ほかにも、早春のスイセン、ロウバイ、春のヤマブキや桜、初夏のアジサイなども楽しめるので、季節ごとに訪れるのも良いでしょう。

• 写真：ゆきたか

お寺の西側には、植村牧場という小さな牧場があります。こちらの直売所では、牧場自慢の瓶入り牛乳・コーヒー牛乳のほか、牛乳の美味しさが存分に味わえるソフトクリームを味わうことができるので、立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

3.長谷寺

• 写真：ゆきたか

長谷寺は、桜井市東部の山間にある真言宗豊山派の寺院です。広い境内では四季折々の花が楽しめるため、花の御寺と呼ばれています。春のボタン、シャクナゲなどが有名ですが、初夏の6月中旬頃から咲き始めるアジサイも美しいものです。

• 写真：ゆきたか

屋根の付いた長い階段「登廊（のぼりろう）」の周辺や本堂周辺など、境内のいたるところに、青や紫、ピンクの鮮やかな花を咲かせます。

• 写真：ゆきたか嵐の坂と呼ばれる階段には、鉢植えのアジサイも飾られる。

なかでも、登廊の途中から開山堂へと続く階段には、鉢植えのアジサイもたくさん並べられているので、とても見ごたえがあり、人気の撮影スポットとなっています。

• 写真：ゆきたか

お花を鑑賞したら、境内や門前町の散策も楽しんでください。国宝の本堂にある舞台に出て、周囲の山々や門前町を眺めると、すがすがしい気分になれるでしょう。門前町では、名物の草餅、にゅうめんが味わえるほか、お土産物を買い求めることもできますよ。

4.薬師寺

• 写真：ゆきたか

薬師寺は、奈良市にある法相宗の寺院です。天武天皇の皇后の病気平癒を願って建立した寺は、697年に完成したとされています。境内に、東塔、西塔の二つの三重塔や、金堂、大講堂などが立ち並ぶ大伽藍が特徴です。

• 写真：ゆきたか

花の寺というイメージはあまりないかもしれませんが、初夏には、美しい蓮の花が境内で楽しめます。約250鉢もの蓮が大講堂周辺に飾られ、薄い桃色の上品な花が訪れた人の目を楽しませます。

• 写真：ゆきたか

壮麗な建築物に囲まれた境内で蓮の花を鑑賞すると、非日常の気分が満喫できます。訪れる観光客の年代も幅広く、若い人の姿も見られます。

• 写真：ゆきたか

この季節には、薬師寺周辺の喜光寺、西大寺、唐招提寺でも蓮の花が楽しめます。これら4つの寺を結ぶ道を「奈良・西ノ京ロータスロード」と呼んでおり、それぞれの寺院で拝観料を支払うよりお得な「共通拝観券」も発売されます。お時間のある方は、蓮の花が咲く寺を巡ってみてはいかがでしょうか。