しあわせ回廊なら瑠璃絵は、例年2月に奈良市の奈良公園一帯で開催されるイルミネーションです。青や紫、水色といった瑠璃色のイルミが奈良公園を鮮やかに彩ります。ライトアップされた古都奈良の文化財とともに鑑賞してみませんか?
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奈良県下最大級のイルミネーション「しあわせ回廊 なら瑠璃絵」
「しあわせ回廊 なら瑠璃絵(るりえ)」は、奈良市の奈良公園一帯で開催されるイルミネーションイベントです。その規模は県下最大級で、奈良の冬の風物詩として定着してきています。
LEDには、主に濃い青や紫といった瑠璃色のものが多く使われており、落ち着きある奈良の雰囲気にマッチしています。また、寺社で見られる「回廊」のように、灯りで各スポットを結んでいるので、奈良公園の寺社や博物館を周遊しながらイルミネーションが楽しめるのも特徴となっています。
また期間中は、奈良公園内にある社寺や博物館では、夜間特別拝観やライトアップが行われます。古都奈良の文化財の昼とは違った姿を眺めたり、博物館の特別陳列を楽しんだりすると、より奈良観光が楽しめますよ。
なら瑠璃絵を楽しもう
近鉄奈良駅などから奈良公園を歩き、なら瑠璃絵を楽しんでみましょう。こちらでは、筆者が訪れた2018年の様子を紹介します。
興福寺エリア
五重塔で有名な興福寺の参道は、なら瑠璃絵のエントランスともいうべきスポットです。こちらから奈良国立博物館、東大寺、春日大社などへと灯りが導いてくれるので、まずはここからスタートすると良いでしょう。
境内では、青と水色の優しい灯りが出迎えてくれます。興福寺では、竹細工に灯りをともした「竹あかり」も飾られており、境内の落ち着いた雰囲気にマッチしています。
興福寺 夜間特別拝観・ライトアップ
興福寺では、五重塔のライトアップが行われます。ライトアップによって浮かび上がる重厚な五重塔をじっくりと鑑賞してみてください。ほかにも、東金堂、国宝館の夜間特別拝観が実施されます。
夜間拝観時間:~20時30分まで、東金堂、国宝館の入館は19時45分まで(閉扉は20時)
- 興福寺
- 奈良 / 寺 / 世界遺産
- 住所:奈良県奈良市登大路町48地図で見る
- 電話:0742-22-7755
- Web:http://www.kohfukuji.com/
奈良国立博物館エリア
奈良国立博物館でも、イルミネーションが見られます。西新館・東新館前にある広場では、青い灯りがツリー状に飾られており、池の水面に映る様子が美しいです。
筆者が訪れたときは、建物裏にある庭園のライトアップも行われていました。
奈良国立博物館 夜間開館
なら瑠璃絵の期間中は、夜間開館が実施されます。奈良に春の訪れを告げる伝統行事「お水取り」に関する特別陳列、名品展「中国青銅器」「珠玉の仏たち」といった展示が行われますので、興味のある方は訪れてみてください。
夜間開館時間:最終入館時間 19時30分(閉館は20時)
※ 展示内容ごとに最終入館時間、開館日が異なります。詳しくは公式サイトをご覧ください。
- 奈良国立博物館
- 奈良 / 観光名所 / 博物館 / 歴史博物館
- 住所:奈良市登大路町50番地地図で見る
- 電話:050-5542-8600
- Web:http://www.narahaku.go.jp/
春日大社・東大寺エリア
春日大社、東大寺では、期間中に光の演出が行われます。灯りによって参道が美しく装飾されるので、歩いてみてはいかがでしょうか。
東大寺 夜間特別拝観・ライトアップ
東大寺では、ライトアップや灯籠の点灯が行われます。大仏殿中門、大仏殿大屋根、南大門は20時30分まで、金剛力士像は21時までライトアップされます。また、大仏殿中門、観相窓の開扉や八角灯籠の点灯も行われます。中門からとなりますが、観相窓から大仏さまのお顔を拝顔することができるので、ぜひ訪れてみてください。
ライトアップ時間:いずれも20時30分まで(金剛力士像は21時まで)
- 東大寺
- 奈良 / 寺 / 世界遺産
- 住所:奈良県奈良市雑司町406-1地図で見る
- 電話:0742-22-5511
- Web:http://www.todaiji.or.jp/
春日大社 夜間特別拝観・ライトアップ
春日大社では、夜間特別拝観や灯籠点灯が行われます。御本殿の夜間拝観は別途拝観料(初穂料)500円が必要です。灯籠点灯は、回廊釣灯籠、一之鳥居から二之鳥居までの仮設灯籠、二之鳥居から南門までの石灯籠で行われます。
夜間拝観時間:閉門 20時30分
- 春日大社
- 奈良 / 神社 / インスタ映え / 世界遺産
- 住所:奈良県奈良市春日野町160地図で見る
- 電話:0742-22-7788
- Web:http://www.kasugataisha.or.jp/