ネパールの国旗の図柄や意味、ネパールの首都について、またネパールの面積や人口と今後の人口予想、そしてスポーツの試合などでたびたび歌われる国歌の成り立ちまで、ネパールの国の基礎知識をくわしく解説します。
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ネパール国旗とその意味
ネパールの国旗は、世界で唯一長方形ではない国旗です。ふたつの三角形をくっつけたような形をしていますが、これは、ネパール王国の王家と宰相家が使用していた三角旗を組み合わせており、上部の月は王家、下部の太陽は宰相家を表しています。太陽と月のように国家繁栄を末長く願う意味がこめられています。
また赤は、国花であるシャクナゲの色で、国民を象徴し、赤を縁取る青い線はヒマラヤの空を象徴しています。
ネパールの首都はカトマンズ
ネパールの首都は、国内最大の都市であるカトマンズです。標高1,300mに位置しており、周りを東ヒマラヤの山々に囲まれています。面積は600km²で、東京23区の面積より少し小さいぐらいです。世界年間によれば、2015年で人口は推定118.2万人で、これは仙台市と同じぐらいの人口です。
長らく日本からの直行便がありませんでしたが、2019年8月より、関西国際空港からカトマンズへの直行便が運航され、身近になりました。
カトマンズにある盆地一帯は「カトマンズ盆地」として世界遺産に登録されており、旧市街中心の「タルバール広場」や、ネパール最古の仏教寺院である「スワヤンブナート寺院」などが世界遺産に含まれています。
首都らしい近代的な街並みと、レンガ色をした歴史的な街並みが共存し、様々な魅力を感じることができます。
ネパールの面積は147,181km²
インドと中国の大国に挟まれた小国ネパールの面積は147,181km²です。日本の面積が377,915km²なので、日本の約0.39倍で、北海道の約1.8倍の大きさになります。
ネパールの人口は2,809万人
2018年時点の人口は2,809万人です。年々増加しており、今後も増加が予測されていますが、2055年頃からは人口減少が予想されています。
ネパールの国歌は「何百もの花束」
ネパールの国歌の曲名は「何百もの花束」です。作詞は詩人であるビャクル・マイラ、作曲はアンバル・グルン。2005年6月に復活したネパール 議会で、旧国歌の使用停止が認められました。それによって新国歌の公募が行われ、国内外から集まった1,272作品の中から選ばれたのは、ビャクル・マイラの歌詞。2007年正式な国歌として、新しく制定されました。