日光
日光観光
世界遺産や関東屈指の紅葉の名所、そして温泉!

日光の世界遺産とグルメと温泉を堪能する日帰り旅

取材・写真・文:

東京在住
訪問エリア:43都道府県

2020年9月10日更新

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写真:熊猫

日光東照宮に代表される日光の社寺は首都圏からのアクセスの良さもあり、人気の観光スポットです。広大な世界遺産群を効率よく巡った後、日光の名産に舌鼓を打ち、更に温泉で癒されるおすすめの日帰りプランをご紹介します。

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世界遺産に登録されている日光の3つの社寺

  • 写真:熊猫日光東照宮の参道。

日光で世界遺産といえば、日光東照宮を真っ先に思い浮かべる人は多いでしょう。しかし日光の世界遺産はそれだけではありません。日光山内にある二荒山神社、輪王寺を含めた二社一寺が世界遺産に登録されています。

そもそも、二荒山神社と輪王寺は奈良時代に創建された歴史ある社寺です。その後、東照宮が江戸時代に建立されますが、これらを包括して日光山、日光三所権現と呼ばれています。

せっかく日光に行くのであれば、東照宮だけでなく、二社一寺を巡りたいものです。パワースポットのご利益は高まるでしょう。かつては二社一寺共通の拝観券が設定されていましたが、令和2年4月以降、販売が停止されています。

最も人気の高い「東照宮」は午前中に行こう

  • 写真:熊猫東照宮の陽明門。聖人賢人など500以上の彫刻が施されています。

日光東照宮については、ここで多くの説明をする必要もないでしょう。江戸幕府初代将軍、徳川家康を祀る神社としてあまりにも有名です。その知名度の高さから、東照宮は平日でも多くの人で賑わいます。そのため、出来うる限りゆっくり回るため、日光東照宮は午前中に拝観することをお勧めします。

オープンの時間は朝9時。日帰りで二社一寺をくまなく回るのであれば、開門に合わせて入場されるのがベストです。東照宮の拝観料は個人(1名~34名)大人が1,300円。小中学生は450円です。

日光東照宮
日光 / 寺 / 観光名所 / 紅葉 / パワースポット / 女子旅 / 一人旅 / 世界遺産
住所:栃木県日光市山内2301地図で見る
電話:0288-54-0560
Web:http://www.toshogu.jp/

電車で東照宮を目指す場合

  • 三角屋根の駅舎が特徴となっている東武日光駅。関東の駅100選にも選ばれています。

東武日光駅から東照宮まで徒歩だと30分以上かかりますので、バスを使うのが現実的です。バスは東武バスの世界遺産巡りバスが便利です。下車するバス停は大猷院・二荒山神社前。そこから徒歩で東照宮を目指します。

なお、東武日光駅発の始発は8時20分。その次は8時45分となっています。大猷院・二荒山神社前までの所要時間は14分程度です。運賃は片道320円ですが、1日に何回でも乗り降り自由の世界遺産巡り手形が500円(小児半額)でお得です。なお、世界遺産巡りバスはJR日光駅も循環しています。(2020年9月現在)

クルマで東照宮を目指す場合

クルマで東照宮を目指す場合は駐車場が問題になってきますね。東照宮の周囲にはいくつもの駐車場がありますが、やはり便利なのは東照宮の大駐車場です。東照宮の宝物殿に近いのが何といっても一番の魅力。1日の駐車料金は普通車で600円。

なるべく駐車料金を安くあげたいと無料の駐車場を探し回って右往左往するよりは、はじめからこの駐車場を目指して行くほうが得策です。神橋を渡り突き当りを右折。道なりに進んで数分、側道に入ってすぐです。

1250年以上の歴史を持つ「二荒山神社」

  • 二荒山神社の大鳥居。

東照宮は江戸時代の建立ですが、二荒山神社(ふたあらやまじんじゃ)の歴史はその比ではありません。諸説ありますが、一般的には勝道上人が767年に創建したといわれており、その歴史は1250年以上。

その二荒山神社は日光三山を含む日光連山8峰と華厳滝、いろは坂なども境内に含み、その圧倒的な広さは伊勢神宮に次ぐ国内二位の面積を有しています。本殿は日光山内最古の建物で、二社一寺のハイライトともいえます。二荒山神社の拝観料は大人200円、小中学生が100円です。

日光二荒山神社
日光 / 観光名所 / 神社 / 紅葉 / パワースポット / 女子旅 / 一人旅 / 縁結びスポット / 世界遺産
住所:栃木県日光市山内2307地図で見る
電話:0288-54-0535
Web:http://www.futarasan.jp/

三代将軍家光を祀る「日光山輪王寺」

  • 輪王寺大猷院の二天門。正面の扁額は108代天皇の後水尾上皇によるものです。

二社一寺の唯一のお寺が日光山輪王寺。開山から1250年が経過した輪王寺は天台宗派のお寺さんです。輪王寺は大きく分けて二荒山神社に隣接する大猷院と東照宮の南側にある輪王寺本堂に大別できます。

大猷院は二荒山神社に隣接しているので、神社を出た足で巡ると便利です。大猷院は三代将軍徳川家光の霊廟が設けられており、豪華絢爛な拝殿は国宝に指定されています。仁王門、二天門、夜叉門、唐門、皇嘉門はいずれも重要文化財に指定されるなど見どころがいっぱい。輪王寺の拝観料は大人が900円。小中学生は400円です。

日光山輪王寺大猷院
日光 / 寺 / パワースポット / 世界遺産
住所:栃木県日光市 山内2300地図で見る
電話:0288-53-1567
Web:https://www.rinnoji.or.jp/temple/taiyuuin/

大猷院仁王門から山を下り、約700mの道のりで徒歩10分程度で輪王寺のご本尊を祀る三仏堂へ。この三仏堂に祀られたご本尊は馬頭観音と阿弥陀如来、そして千手観音の3体です。7m近い大きなご本尊は眩いばかりの黄金色を施し、とにかく圧倒的な迫力に目を奪われます。こちらは重要文化財に指定されています。なお、三仏堂のみの拝観も可能で、その場合は大人が400円、小中学生は200円となっています。

喧騒から離れ心落ち着く「星の宿」でくつろぎの時間

  • 写真:熊猫星の宿の外観。落ち着いた雰囲気に癒されます。

広大な日光二社一寺を数時間で巡ると心身ともにもうくたくたです。その疲れを充分に癒してくれるのが輪王寺から徒歩10分の場所にある星の宿。緑豊かなロケーションに加え、喧騒から離れた静かなたたずまいにきっと心も体も癒されることでしょう。

名産の日光湯波づくしのランチ

  • 写真:熊猫星の宿では本格的な湯波が楽しめます。

日光名産といえば、ゆば。京都の湯葉に対し、日光は湯波と書くそうです。日光を訪れる修験者らが口にしたのがはじまりとか。

さて、星の宿のランチはまさにゆばずくし。名物「ひきあげ湯波」をはじめ、日光刺身湯波、椀物、天ぷら、炊き込みご飯にお香と赤だしがつく充実ぶりです。「湯波御膳」が3,000円。「あざみ膳」は3,500円、超豪華な「やしお膳」は5,000円(いずれも税別)の3コースから選ぶことができます。いずれも本格湯波料理。心落ち着く庭園を眺めながらいただくコース料理は絶対お値打ちです。

  • 写真:熊猫「湯波御膳」のメニューの一部。

風清らかで優しいお湯の温泉でくつろぐ極上の時間

  • 写真:熊猫星の宿の大浴場入口。

ランチでお腹を満たした後は、露天の温泉が待っています。緑豊かな景色を眺めながら、浸かるお風呂は最高です。風清らかでお湯は柔らかく、疲れた体をゆっくりとほぐしてくれます。夏は緑濃く、秋は紅葉が楽しめる、絶景のお風呂です。日帰り入浴の入浴料は1,000円ですが、ランチとセットにすると500円割引にて入浴ができます。

日光星の宿
日光 / ホテル / 温泉旅館 / 日帰り温泉 / 3つ星ホテル
4.5 (238件の口コミ)
料金(目安):19,785円〜48,000円
宿泊時間:15:00〜10:00
住所:栃木県日光市上鉢石町1115地図で見る
電話:0288-54-1105
Web:https://www.hoshinoyado.com/

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この記事を書いたトラベルライター

さすらいびと
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